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interview

"FREEDOM NAGOYA 2021 -EXPO-" CROSS TALK Vol.2

text by 柴山順次(2YOU MAGAZINE)


名古屋発大型無料フェス「FREEDOM NAGOYA」。11回目の開催となる今年は大高緑地公園よりAichi Sky Expo(愛知国際展示場)に会場を移し「FREEDOM NAGOYA 2021 –EXPO-」としての開催。今対談ではdaipon(ENTH)、TAKE(FLOW)、林萌々子(Hump Back)、タクマ(SPARK!!SOUND!!SHOW!!)にFREEDOM実行委員長である綿谷氏を交えクロストークを展開。この状況下におけるフェス開催においての意見、各々のFREEDOM NAGOYAに対する想いなど語ってもらった。

[参加者]

daipon(ENTH
TAKE(FLOW
林萌々子(Hump Back
タクマ(SPARK!!SOUND!!SHOW!!
FREEDOM NAGOYA実行委員長 / 綿谷"wata"剛

対談3


皆さん、フリーダムにはどんな印象がありますか?

TAKE:FLOWは今年初出場なんですよ。でもRAD CREATIONがFREEDOMを毎年やっていることは7、8年くらい前からずっと知っていて。何度もお誘い頂いていたんですけどちょうどその時期は毎年地球の裏側にいることが多くて。それで中々関わることが出来なかったんですけどこの状況で外に出れないこともあって、やっと念願のFREEDOMに参加出来ることになりました。これまでRADCREATIONの皆さんが培ってきたステージに立たせてもらえることは非常に嬉しいですね。乾杯!!

タクマ:ちょっと、これZOOM飲み会じゃないですよ(笑)。

TAKE:あれ?そういう会じゃないの?当日打ち上げ出来ないから今日は飲む気満々なんですけど。(一同笑)

綿谷さんとFLOWの出会いは?

タクマ:そうですねえ。あれは…。

TAKE:おい、お前関係ないよな。

タクマ:そうでしたっけ?じゃあ続けてください。

TAKE:そういう小ボケやめてもらっていい?じゃあ続けるけど、綿さんと出会ったのは僕らが対バンツアーで名古屋に行ったとき、その当時綿さんが担当していたTHREE LIGHTS DOWN KINGSをイベンターさんに紹介してもらって。それで対バンしたんだけど意気投合しちゃって3次会か4次会くらいまで打ち上げしたんですよ。朝まで阿保みたいに飲むっていう。それからの付き合いなので今回FREEDOMに出れるのは嬉しいですよ。いつもブラジルにいて出れなかったので。

綿谷さんとしてもFLOWのFREEDOM出演は念願だったと。

綿谷:本当にそうですね。その後もEVERLONGが対バンさせてもらったり、下北沢ギタリスト会をRAD HALLでやって頂いたり、仲良くさせて頂いていたので。

TAKE:綿さんからは「FLOWはまだFREEDOMに出るのは早い」って言われてましたから。

綿谷:言ってないです(笑)。

タクマ:いや、それは綿さんの言う通りだと思いますよ。FLOWにはまだ早いです。(一同笑)

TAKE:お前ちょいちょい入ってくるんじゃねえよ(笑)。タクマのFREEDOMの思い出はどうなんだよ。

タクマ:俺ですか?無料が凄いなって。

daipon:それだけ?(笑)。

タクマ:はい。

TAKE:何かもっとあるでしょ。ほら。

タクマ:あ、ありますね。面倒くさい先輩がいるけど仲良い友達もいるので楽しいです。

TAKE:面倒臭い先輩って誰だよ(笑)。

綿谷:スサシは今年で3回目だよね?

タクマ:ユーキが木を登ったのって2019年ですか?

綿谷:いや、多分2018年だね。

daipon:スサシが初めて出た年、ユーキがバックヤードでベロベロになっててSTANCE PUNKSの欣ちゃん(勝田欣也)やBUZZ THE BEARSの越智さん(越智健太)に絡みまくっていて(笑)。

TAKE:それだけFREEDOMが楽しかったんだね(笑)。

タクマ:でも今年は酒も飲めないし大丈夫ですよ。俺も今禁酒してますし。

TAKE:どの口が言ってんだよ。今も飲みながら話しとるやないか。

タクマ:TAKEさん、いちいち拾ってくれてありがとうございます。そういうとこ好きです(笑)。

daiponさんはFREEDOMにはENTHとしてもスタッフとしても初期からずっと関わってきてると思うのですが。

daipon:名古屋港でやった1年目は行ってないんですけど、大高緑地に移動してからの2回目以降のFREEEDOMはバンドとしてもスタッフとしても毎年参加していますね。2016年ぐらいまではRAD CREATIONの社員としても関わっていたので。

ENTHが最多出演なんじゃないですか?

綿谷:おそらく最多出演ですね。

daipon:もはやENTHのフェスと言ってもいいんじゃないかな。

綿谷:やってくれるならいいよ(笑)

daipon:いいんかーい。

綿谷:ENTHで感動したことがあって。daiponは出演者でありながらスタッフでもあったから出番ギリギリまで働いてるんですよ。それで2015年かな?梅林ステージのトリがENTHだったんですけど、daiponがスタッフTシャツを着てライブをしてくれてたって聞いて。ボランティアスタッフとか手伝ってくれてた若手バンドマンの気持ちを背負ってステージに立ってくれたんだと勝手に思い込んで、やっぱめっちゃ熱い奴だなって感動して。
まぁあとから聞いたらただ時間がなくて着替えることができなかっただけみたいなんですけど。

daipon


daipon:あれはおいしかったですね(笑)。全然そんなつもりなかったんですけど(笑)。でも本当にボランティアスタッフって大変なんですよ。好きなバンドも観れないし、炎天下でずっと仕事しなきゃいけなくて。だからそういう人達の気持ちを全部背負ってスタッフでもある俺がステージに立って音を鳴らすぞっていう、そういうテイの写真が撮れてたのでラッキーでした(笑)。でもマジで自分の出番ギリギリまでバタバタしていて、メンバーから「サウンドチェックやってるよ」って電話がかかってきていて。それで急いでステージに行ったら着替えを忘れちゃったんです。それが結果、エモエピソードに繋がるっていう(笑)。

Hump Backと綿谷さんはどのように出会ったのですか?

林萌々子:いつかは覚えてないんですけど、何かのイベントの打ち上げでベロベロの人がいるなと思っていて。なんかバンドマンも周りに集まってるし、誰かの肩を借りながらベロベロで歩いてる人がいて「あの人誰なんやろう」って思っていたら、それが綿さんでした(笑)。

綿谷:いつものこと過ぎていつなのか全然分からない(笑)。Hump BackがParty’zやR.A.Dでライブをやってくれていた時期って俺はレーベルやマネジメントに力を入れていた頃だったから、ライブハウスは長尾(RAD CREATION)や当時うちの社員だったまこっちゃん(長崎慎:BUNS RECORDS)が回してくれていて、なかなかゆっくり話したり飲んだりとかは出来てなかったかも。なので、俺からするとHump Backはただのファンなんですよ。

タクマ:どうせみんなに同じこと言ってるんだろ。

綿谷:俺スサシのファンって言ったことないやん。(笑)

タクマ:ない!(一同笑)

綿谷:スサシ、好きだし、カッコいいとは言うけどファンとは言ったことはない(笑)。そう言えばSATANIC CARNIVALは出てどうだった?

タクマ:事前に俺達だけめっちゃ注意されました(笑)。「ステージは降りちゃ駄目です」「脱いだら駄目です」って。他にも色々。

綿谷:それくらい言っておかないとスサシは危険だからなあ。

タクマ:本当に不安だったら事前に禁止事項を全部言っておいて下さい。それに書いてあることはやらないので。

綿谷:思いつく限り全部言うわ(笑)。

タクマ:あと「ステージで髪を切ったら駄目」って言われましたね。千葉LOOKでユーキが髪をバリカンで刈ったことがあるんですよ。

TAKE:床屋でやれ(笑)。

daipon:的確な突っ込み(笑)。

TAKE:でも昔うちのボーカルもライブ中にバリカンで刈ったことがあるんですよ。日比谷野音で。薄い坊主だったのをスキンヘッドにしたんだけど。

タクマ:坊主からスキンヘッドにしてもパンチないっすね。

TAKE:でもうちの方が先だから。(一同笑)
そういう意味では刈り甲斐のある髪をしている人がいますよね。daiponさん。

daipon:いやいやいやいや。

タクマ:そこはやっぱりFREEDOM最多出演のバンドがいかないと。

daipon:ずっとロン毛だから頭皮真っ白ですよ。(一同笑)

しかしここまで本当にどうでもいい話が続きましたが(笑)。

タクマ:みんな、そろそろ真面目に話そうよ。

TAKE:お前だよ!お前が一番ちゃんとしてないよ!

今年のFREEDOMはいつもとは違う状況下での開催なので、演者もお客さんもそれぞれがどういう意識で参加するかが大事になってくると思うのですが。

綿谷:ガイドラインやルールは守りつつ、その中で最大限に楽しんでもらいたいからこそ出演者のみんなにはちゃんと伝えているんですけど、結構「フリですか?」って言われることがあって。全然フリじゃないんだけど(笑)。

TAKE:だから今日は対談という名の公開厳重注意っていう(笑)。

綿谷:勿論信頼関係があると思ってるから、本番は何も心配はしてないんですけどね。Hump Backはライブとかどう?

林萌々子:私たちは何も変わってないですね。なんならコロナ前よりライブは楽しいです。

綿谷:Hump BackもFLOWもライブで大合唱が起きるじゃないですか。そこはどうしてます?

林萌々子:みんなで歌えなくなって、自分の歌を改めて考えるようになりましたね。そこをもっと強くしていかないとなって。

TAKE:うちは伝家の宝刀的な「GO!!!」っていう曲があっていつもはみんなで大合唱が起きるんですけどコロナ以降は歌えなくて。でも「みんなの声が聞こえてるよ!」とか「届いてるよ!」みたいなことも正直言い飽きていて。あのくだりはもういいだろうっていう。だから大合唱は今は出来ないけど、だったら身体を動かしたり拳を上げたり、表現の仕方は色々あるはずだし、今ライブの現場で出来ることを俺達もお客さんもみんなで考えて模索している状況ですね。この前スサシのライブを観に行ったけど、やっぱり表現方法が変わってきてるなって感じて。昔はステージで殴り合ってたり、何処かによじ登ったりしていたけど、そうじゃない手段でエンターテイメントしていたから「ちゃんと進んでいるんだな」って思ったんですよ。だからみんな、この状況の中で成長してるんですよね。前に戻るんじゃなくて前に進む。それが大事だなって。今、ここ太字の見出しを狙って喋りました。(一同笑)

綿谷:戻るんじゃなくて進む。メッチャいい言葉っすね。

タクマ:俺達は俺達で進んでるし、FREEDOMでも今の俺達のライブをするだけなんで。だからギリギリのところを狙っていきますよ。

TAKE:なんで人様のフェスでギリギリを狙うんだよ(笑)。

タクマ:いや、きっと綿さんだって言葉には出来ないけどそれを期待してくれてるはずだから。だからアウトのことはしないけどギリギリなとこまでやります。

綿谷:そこは信頼してるから。ギリギリアウトは駄目だけどギリギリセーフのところで最大限やってもらえたら。

TAKE:ENTHはいつもお酒を飲んでライブしてるんだよね?

daipon:そうですね。色々試した結果、ドラムはシラフ、俺とギターはガンガン飲んでやるっていう結果に落ち着きました。飲んだほうがやり易いので。だからFREEDOMはどうしよっかなって感じです。

TAKE:ENTHとHump Backは初めてライブを観るから楽しみなんだよね。

FREEDOMの良いところってジャンルやシーンで固まっていないので新しい出会いがあるところだと思っていて。今日の対談の組み合わせのような出会いがあるのはFREEDOMならではですよね。

綿谷:そこは結構考えていますね。
FREEDOMにはFREEDOMしか出来ないブッキングをしたいなと。

タクマ:嘘つけ。

綿谷:考えてるわ(笑)。

タクマ:嘘つけ。何も考えてないやろ。

綿谷:別の対談で猪狩君(HEY-SMITH)もNOBUYAさん(ROTTENGRAFFTY)も同じこと言ってくれてたよ。

タクマ:綿谷さん、俺も同じこと思ってます。

綿谷:急に手のひら返すやん(笑)。

TAKE:でもやっとその御眼鏡に我々もかなったということで、当日は精いっぱい初めましてさせて頂きます。

綿谷:ありがとうございます。あとHump Backに期待してることがありまして。

林萌々子:お!なんでしょう?

綿谷:先日SATANIC CARNIVALに行ってきたんですけど、朝一のPaleduskからずっと盛り上がってるんだけど、でもちゃんとみんなしっかり約束は守ってて。そうやってみんなで何か目には見えない大切なものを絶対に守ろう!!って気持ちが1日を通して沢山観れて。そんな良い空気感の中、イベント終盤に観たハルカミライのライブに物凄く感動して。本当に音楽って良いな、ライブって良いな、仲間っていいなって思ったんです。その場にいるみんなは名前も知らない他人同士ですけど、音楽やライブが好きという共通点だけで沢山の人達の思いが1つになるって本当に心を揺さぶるなと。それがFREEDOMではHump Backの時間帯になりそうだなって勝手に思っているんですよ。

林萌々子:ありがとうございます。FREEDOMってライブハウスの延長線上にあるフェスじゃないですか。この前Party’zでライブしたときも名古屋の若手のバンドのみんなが音源を持って挨拶に来てくれて「今年は出れなかったんですけどスタッフで行きます」とか「いつかFREEDOMに出るので」って話してくれて。そうやってライブハウスの延長線上にあって、みんなの目標になっているフェスがある名古屋が羨ましくなったんです。今は守らなきゃいけないことが沢山あるけど。ルールを守るとか決まりを守るっていうよりライブハウスを守る、FREEDOMを守るっていう意識でライブが出来たらいいなって思っています。

タクマ:全く同じことを思っています。

TAKE:みんな、どうやらこれが太字の見出しだったね。(一同笑)

戻るんじゃなくて進む。ルールを守る意識より大切なものを守る意識。それを出演者もお客さんも全員持っていれば最高のフェスになると思います。そして最後の最後でdaiponさんがステージで頭を刈って大団円を迎えたら完璧ですね。

daipon:ないないないない。(一同笑)

FREEDOM NAGOYA 2021 -EXPO-

2021年6月19日(土)
Aichi Sky Expo(愛知県国際展示場)
8:30引換開始/ 9:00開場/ 10:00開演/ 20:00終演予定
料金:入場無料ただし1drinkとして¥600必要
入場方法:入場には「1ドリンク付き入場引換券」の事前購入が必要です。

第1弾アーティスト
ammo / Hakubi / KUZIRA / Maki / Paledusk / TETORA / Track's / カネヨリマサル / ヤングオオハラ

第2弾アーティスト
Hump Back / POT / SHANK / SHE'll SLEEP / SPARK!!SOUND!!SHOW!! / WOMCADOLE / コールスロー

第3弾アーティスト
ENTH / HEY-SMITH / reGretGirl / See You Smile / This is LAST / アイビーカラー / ザ・モアイズユー / バックドロップシンデレラ / 豆柴の大群 / Goodbye Mozart(2020年オーディション勝者) / CROWSALIVE(4/29オーディション勝者)

最終アーティスト
Dizzy Sunfist / FLOW / LEODRAT / ROTTENGRAFFTY / Unblock / ハンブレッダーズ / プッシュプルポット / amplest(5/8オーディション勝者) / ねぐせ。(5/15オーディション勝者) / GEREN(5/16オーディション勝者) / King of Roar(5/21オーディション勝者) / フラワード(NSMオーディション勝者)

FREEDOM NAGOYA 2021 -EXPO-