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AIR JAM 2016 ー時空を超えて繋いで、未来へー

AIR JAM 2016 ー時空を超えて繋いで、未来へー
MAGAZINE

AIR JAM 2016 ー時空を超えて繋いで、未来へー

Report by Ryo Tajima[edit, intro], Takao Ookubo[Hi-STANDARD rep]
Photo by SATANIC ENT., Yuji Honda[WANIMA], 瀧本JON...行秀[The BONEZ, HAWAIIAN6, MAN WITH A MISSION], 半田“H.and.A”安政[TOKYO SKA PARADISE ORCHESTRA, ONE OK ROCK], 青木 カズロー[Crossfaith, BRAHMAN, 10-FEET]



2016.12.23 AIR JAM 2016 @ 福岡ヤフオク!ドーム


AIR JAM世代の更新。時代が新たな出発点に立ち、その先に歩きはじめた日

Hi-STANDARDによるフェス「AIR JAM 2016」が12月23日に福岡ヤフオク!ドームで開催された。
ーーってことをサラッと記述できるだけで気分の高揚が隠しきれない。AIR JAMが今のアーティスト主催ロックフェスのオリジネーターであることは、本サイト読者の皆さんであればご存知の通りだ。「3.11」を経て2011年、2012年とスペシャルな形で開催されてきたが、こうしてHi-STANDARDが新たな作品『ANOTHER STARTING LINE』とカバーシングル『Vintage & New, Gift Shits』を発表し、バンドとして再び胎動し始めたタイミングでのAIR JAM開催。こんな日が来るんだってことを10年前の自分が知ったら卒倒する。さて……そんな個人的な思いはさておき、ここでは36,000人が参加した完全無敵のパンクロックの祭典をHi-STANDARDのライブレポを中心にお届けする。

AIRJAM世代更新、次に向かいたいと思うんだ ーー難波章浩

ゲートを越えて目の前に広がったスタンディングゾーン、後方に設置された巨大なスケートランプとスケーター達。アリーナ席はザワザワとオーディエンスがひしめいている。過度な装飾などはなく、それがリアルな雰囲気を生み出している。目の前にはAIR JAMと言えばの「AIR STAGE」と「JAM STAGE」の2ステージが構えている。「ああ……。確かにAIR JAMだ。またこのイベントに来ているんだな(来れたんだな)」と、2011や2012のことではなく、16年前の千葉マリンを支配していた熱を脳裏に思い浮かべながらシートに足を運んだ。

福岡ヤフオク!ドーム屋外には、各バンドのロゴが刻印されたフラッグが国旗さながらに掲げられていた。それは「ジャパニーズ・エクストリームミュージックシーンの中心が確かにここにあること」を威風堂々伝えているような光景だ。驚かされたのは集ったキッズ&オールドキッズの年齢的な幅広さ。今回のAIR JAMにもキッズエリアが設けられており、98、00年の開催時にダイブにモッシュを繰り広げていた最前線のキッズが子供を連れて大勢集っていたのだろう。また、このシーンの音楽を自らの初期衝動として受け止めるユースも当然ながら臨戦態勢で集結している。年齢を越えて共通しているのは、溢れんばかりの期待感とHi-STANDARDへのリスペクト。それはライブが進むにつれ、場内を不思議にシンクロさせる一体感に繋がる原動力となっていく。

ステージ後ろの大型ビジョンに出演バンド名が野球の電光掲示板然として略称で点灯される。これも2000以来続くAIR JAMらしいポイント、オールドキッズにとっては、胸アツポイントの1つである。正午を迎え「ワニマ」の名前が灯されると同時に割れるような大歓声。そこからはノンストップで、The BONEZ、スカパラ、Crossfaith…とバトンを繋いでいく。出演バンドも新旧/ジャンルを越えたラインナップが、それぞれらしいステージを展開していたが、それでも確かな統一感を感じさせるのがAIR JAMだ。2度に渡るスケートデモンストレーションを挟み、「AIR JAMのHi-STANDARD」のステージを迎えた。



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こうしてロックンロールの可能性が無限に広がっていく ーー横山健

トリ前の10-FEETのライブが終わる頃、トップバッターのWANIMAから始まり8時間以上の時間が経ったにも関わらず観客の熱気は冷めるどころか、高まるばかり。気合いをおさえきれないオーディエンスがAIR STAGEの前線に集まり始める。待望のHi-STANDARDのライブが始まるからだ。オーディエンスの熱量がピークを迎えた頃、3人が登場。「今日楽しかったよ。楽しんでくれたかな? ご機嫌かな? じゃあハイスタのライブ始めます! 最大級に行っちゃおうかな!!」の難波章浩(Vo&B)のMCから『Maximum Overdrive』でライブはスタート。ファンにはお馴染みのハードなギターリフで待ちに待った観客のボルテージは一気にMAXに。そして『Dear My friend』、『Close To Me』へ。

「ドーム、ヤバイね、ドーム。涙止まんねえよな!」と感情を露にする難波章浩。そこへすかさず「泣いている場合じゃないんズラよ。よく見るんズラよ!」と横山健(G&Vo)がツッコム。今ではすっかり定番の横山健の語尾に「ズラ」をつける喋りは、TVアニメ『妖怪ウォッチ』のコマさんの口癖である。この日は会場にコマさんも来ている。「オレ、まだ会ってないんズラよ、コマさん。あ~九州に何しに来たんズラよ。業務連絡です。コマさん大至急ステージサイドに来てください。」と横山健が会場の笑いを誘う。続いて難波章浩が「AIR JAM 2016、世代がなんだとか時代がなんだとか飛び越えてさ、またここにHi-STANDARDが立っているっていう。”ハイスタ世代”とか”AIR JAM世代”とか。そういう世代みたいなの突破していいですか!! ”AIR JAM世代”っていうのを更新しちゃっていいですか、今日!!」と語り出すと恒岡章(Dr)のドラムをきっかけに新曲『ANOTHER STARTING LINE』を披露。歌詞でも歌っているように、”戻って来た”そして”新しいスタートライン”をきったことを伝えるように歌う。ここに立っているのはレジェンドではなく、今、活動中のハイスタという生のバンドなのだ。

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