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Ken Yokoyama pre. “The Rags To Riches Tour Ⅵ” Tour Final LIVE REPORT!!

Ken Yokoyama pre. “The Rags To Riches Tour Ⅵ” Tour Final LIVE REPORT!!
MAGAZINE

Ken Yokoyama pre. “The Rags To Riches Tour Ⅵ” Tour Final LIVE REPORT!!

Report by Shintaro Kumihashi
Photo by Teppei Kishida

2017.03.15 The Rags To Riches Tour Ⅵ @新木場 STUDIO COAST


with KEMURI




Ken Yokoyamaがゲストを迎えて東名阪に東北をプラスした各地を巡る“The Rags To Riches Tour Ⅵ”。大小それぞれの会場でThe Birthday、ROTTENGRAFFTY、04 Limited Sazabysと熱戦を繰り広げ、ファイナルとなる東京公演ではKEMURIを招いた。90年代からの盟友でありながら、2マンでのライブは今回が初めて。スカとパンク、それぞれのシーンの最前線で走り続ける両者が交わった奇跡的なステージは、強く前進し続ける圧倒的な力を見せつけるものだった。

人間は実年齢ではなく心の年齢だ!


2017年3月15日(水)、前日には新代田FEVERを熱気で埋め尽くした彼らが、ツアーの締めくくりの舞台とした新木場 STUDIO COASTもライブハウスに変えてしまう。しかしながら、大きい会場では家族連れも楽しめるので、小さな子どもがタオルを掲げてステージの開演を待つ姿が多く見られる。今回のツアーの醍醐味のひとつだろう。
そして、開演時間の19時を少し過ぎたところで、先攻のKEMURIが登場する。メンバーが一斉に音を出すと一気に会場はゴキゲンな雰囲気が充満。新曲「THUMBS UP!」を投入すると会場から巻き起こる盛大なシンガロング。続いて「GO! GO! GO! GO! GLOW!」を投下すると、オーディエンスは会場が揺れるほど飛び跳ね熱気はぐんぐんと高まる。その様子を見た伊藤ふみお(Vo)が「いいんじゃないのー! 最後まで楽しもうぜー!」と一言発し、「Knockin' On The Door」、「PMA (Positive Mental Attitude)」と繰り出す。
一瞬のステージの暗転を挟みながらも、手を休めることなくホーンセクションの力強さが一層光る「DIAMOND」をプレイ。「New Generation」へと続くが、この2曲は最新のものと最も初期のもの。全く色あせず、むしろ「俺たちが新しい時代の音を作るんだ!」という強いメッセージはより説得力を帯び心に刺さる。この日のステージもそうであったが、MCをそぎ落とし、楽曲とパフォーマンスで魅せ、その場にいるオーディエンスと密な関係を築き続けてきた彼らだからできることなのだろう。
続けて「CHOCOLATE」を披露し、「Ohichyo」ではKen YokoyamaのMinami(G, Cho)がサプライズで登場。伊藤曰く「チェンジは一回までならいい」らしい(笑)。懐かしくも新鮮さも感じるプレイに大きな歓声があがる。サプライズで湧き上がった会場だったが、余韻に浸る間もなく「Ato-Ichinen」、「白いばら」で畳みかける。
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熱量が凝縮した濃厚なプレイで一気に駆け抜け、あっという間にラストとなる。会場のすべての人に感謝の気持ちを述べる伊藤。再結成のきっかけについて触れながら、「そういう思いをいつまでも忘れずに、KEMURIの音楽をひとつひとつ作っていきたいと思います!」との言葉に会場からは大きな拍手が送られる。そして「サラバ アタエラレン」を盛大に披露。「人間は実年齢ではなく心の年齢だ!」との言葉通り、終始みずみずしいパワーにあふれたステージを見せつけてくれたKEMURI。最高の形でKen Yokoyamaへと繋いだ。

今日は最初から仕留めにいきます!


そして、後攻のKen Yokoyama。登場するや「さっきのKEMURI、素晴らしかったね。君らのことを仕留めに来てたぜ! だから、KEN BANDも今日は、最初から仕留めにいきます!」と横山健(Vo,G)。その言葉通り、はじめから全開で、この日はいつにも増してストイックなステージで圧倒していく。
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オープニングから「Let The Beat Carry On」。KEN BANDのテーマソングとする象徴的なナンバーにオーディエンスの熱気も全開。マイクが投げ入れられたフロアは激しいモッシュで荒れ狂う。矢継ぎ早に「Your Safe Rock」、「Kill For You」、「Last Train Home」とハードで切り付けられるような楽曲を一気に演奏。冒頭の言葉通り、ものの10分で完全に仕留められた。
「KEMURIとの2マンはこれが初めてで、これが嬉しかったりして。昔から知ってる顔だから、楽屋にいても居心地がよかったりして」と今回の対バンへの思いを語り一息。ここでリクエストをプレイする流れに。リクエストを聞いてコミュニケーションを取りながら、普段のライブでは頻度が少ない曲を披露することも今回のツアーの楽しみのひとつ。
前日からツイッター上で募集した結果は、Jun Gray(B)とMatchan(Dr)によると「Popcorn Love」と「タイ国歌」が同率1位。しかしながら、「ポップコーンはどこで売ってるかな? うーん、コンビニですよね」とやや強引ながらも横山の提案で「Daydream Bliever」を披露。全体を通してストイックな印象が強いステージだったが、緩めるところは緩めるからこそ力強さが一層際立つのだろう。
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その後もリクエストされた「WHY」や「Popcorn Love」を披露しながらも、本編では、バリエーションに富んだ楽曲をプレイ。「Mama, Let Me Come Home」や「Save Us」などシリアスな曲の間に、至高のラブソング「If You Love Me (Really Love Me)」やストレートでポップな「Cherry Blossoms」があり、また、SNUFFのカヴァーである「What Kind Of Love」を含め、「My Day」、「My Shoes」のコンピレーション3作品なども披露。さらには、KEMURIからホーンセクションがゲストとして登場し、贅沢極まりないバージョンでの「Can't Take My Eyes Off Of You」でフロアを大いに沸かせる一幕も。一部ではあるがこれまでのバンドが辿った道を全身で感じてぐっとくる。

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