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Crossfaith Pre. “ACROSS THE FUTURE” LIVE REPORT!!

Crossfaith Pre. “ACROSS THE FUTURE” LIVE REPORT!!
MAGAZINE

Crossfaith Pre. “ACROSS THE FUTURE” LIVE REPORT!!

特別無料公開中!

Report by Megumi Hamura
Photo by 青木カズロー


2017.12.03
Crossfaith Pre. “ACROSS THE FUTURE”
@新木場STUDIO COAST


これが、俺たちが信じる最高の音楽—。

Crossfaith自主企画イベント“ACROSS THE FUTURE”。
このイベントは「ACROSS THE FUTUREというモノをCrossfaithにとっての1つのプラットフォームに」というオーガナイザーの意思のもと、タイムテーブルの事前発表が一切ない。「家やホテルから出発して会場に行くまでの時間、入った瞬間の空気感、もちろん出演バンドのすべて、そして帰った後の余韻までを含めて1つのイベントだと思って作り上げてます。」と、Koie(Vo.)はTwitterに記した。自らのブログや楽曲配信サイトのプレイリストを活用して、リスナーたちに共演するバンドの紹介や代表曲をアナウンスしていた。そういったこだわりを徹底してきた本イベント、通算5回目となるこの日は“10th ANNIVERSARY SPECIAL EDITION”と称した10周年特別版だ。

本日のイベントはチケットソールドアウト。Survive Said The Prophet、 a crowd of rebellion、 Miss May I、 coldrain、I See Starsという激アツなバンドたちが会場を温めてきたところで、いよいよCrossfaithの出番に。開幕するや否や、ステージのバックには近未来を示唆するかのようなメカニカルな街並みのイラストが描かれていて、左右には大量のMarshallのアンプがギラギラと光を放ち、ド派手な演出にたちまち目を奪われた。カウントダウンが始まると、このバンドの登場をうずうずと待ち構えていたロックキッズたちが一斉にフロアの前列へと押し寄せ、戦闘態勢に入る。

Teru(Pr.)がガッツポーズで登場すると、純白の衣装に身を包んだTatsuya(Dr.)がバック転を見せつけ、Hiro(Ba.)とKazuki(Gt.)が各々の楽器を背に担いで現れた。最後に姿を現したKoieがバンドのシンボルマークが刻まれた大きな旗を掲げて「待たせたな新木場!!」と第一声を上げると、会場全体が一気にジャンプしたことで客席に振動が伝わる。ドスの効いたドラム音により地響きが鳴り止まない“Freedom”。
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ヘビーなサウンドと勢いのあるライブパフォ−マンスに加え、壮大なスケールを感じる1曲だ。早速モッシュピットで乱れまくるキッズたちにKoieは「行くぞ、お前ら!かかってこい!」とさらに感情を掻き立てる。「We are Crossfaith!俺たちのファンが一番アツいってこと見したれ!拳上げろ!遊ぼうぜ!」と煽るとフロアには3つの大きな円が完成し、サークルモッシュの渦が巻き起こった。
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“Rx Overdrive”、“Jägerbomb”を披露すると「調子はどうよ?新木場!“ACROSS THE FUTURE”は、心の底から思えるホームです。この旗のもとに集まってくれたことに乾杯!」と言って、バンド結成10周年記念を祝いシャンパンを豪快に呑み始めた。
そこで注入されたのは“Wildfire”。今日というめでたい日の祝杯にぴったりなアッパーチューンだ。原曲ではSKINDREDのBenji Webbe(Vo.)がゲストボーカルとして参加しているだけに、レゲエロックの陽気なムードが漂う。「でっかいダンスフロア作れ!」というKoieの掛け声でキッズたちは各々のタオルを振り回し、旋風を巻き起こした。辺りは紫色の照明に変わり、先ほどとはガラりと雰囲気を変えて“Revolution”を歌い上げて妖艶な一面を見せたと思うと、その後はミラーボールをギンギンに光らせて再びダンスフロアと化し、ツーステップ祭りになった。
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「アドレナリンを感じます。マジで嬉しいです。ありがとう!」とKoieは感謝を述べ、「ヨーロッパ、UKツアーを廻って、夢と現実を味わってきた。日本の音楽の素晴らしさも分かって。10年続けてきて、ようやくカタチにできた。俺たちをもっと大きくしていきたい。やっぱりロックが最強っしょ!俺たちは止まりません。」と語った。Crossfaithの情熱的な姿勢とKoieの誇り高き言葉が、心に響く。

Linkin Park“Faint”のイントロが流れると、coldrainのMasato(Vo.)をゲストボーカルに招いてのコラボレーションが始まった。「声出せ新木場!!」とMasatoが開場を煽る。
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仲間であり、良きライバルである二人の息のあったパフォーマンスは圧巻で、二人に少しでも近づこうとするダイバーたちが人の海をかき分けて頭上を泳いでゆく。ライブは終盤に差し掛かり“Omen”へ。待ってました!と言わんばかりの大歓声を浴びながら、ボルテージは最高潮に達したところで“Monolith”。「俺たちの音楽が一番。世界中、どこにおっても負けへん!」明るさマックスのピンライトが、メンバー一人一人をフォーカスして照らし出し、最高の演出を見せた。
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「全ての人に感謝しています。ありがとう!」と、Koieは再び感謝の意を述べてステージを後にした。

興奮冷めやらぬファンたちのアンコールに応えて再び登場したメンバー。MCで、2018年にニューシングルを発売すること、来春に「ACROSS THE FUTURE」を開催することが発表された。会場で沸き起こる歓喜の声に包まれながら、最後に“Countdown To Hell”をお見舞いした。その後のオールラインナップでKoieは、それぞれのバンドに対する想いを添えながら全バンドを呼び込んだ。
Crossfaithと同年代かつ、海外経験ありという共通点を持ったSurvive Said The Prophet、新潟でのライブがきっかけで出会った通称「コシヒカリーモ 」の新潟発a crowd of rebellion、そして国内外でツアーを共に廻り3年ぶりの再会を果たしたMiss May Iのメンバーとは抱擁を交わし、親友でありライバルでもあるcoldrainに次いでアメリカで一目惚れしたというI See Starsが揃うと、会場BGMにQueen“We Are The Champions”が流れる中でKoieは「これが、俺たちが信じる最高の音楽です。デカくしてこうぜ!」と声を大にして言い放った。

今宵、Crossfaithのライブの完成度に終始圧倒された。
凄まじい迫力とキレのあるパフォーマンスはもちろん、重圧感たっぷりの漆黒なサウンドに艶のある電子音楽は、強烈にライブ映えしていた。バンド歴10年の中で濃厚な海外経験を培ってきたにも関わらず、良い意味で海外の色に染まることなく、しっかりと国産の自負を胸に日本に舞い戻った彼ら。『逆輸入』と一言では片付けられない、和と洋の良いところを吸収した音作りやステージングは唯一無二である。決して自己満足では終わらせないオーガナイザーの“こだわり”と“野心”が詰め込まれたイベント“ACROSS THE FUTURE”。“俺たちが作った曲は残り続ける”と宣言する堂々たる姿勢から、シーンを築き広げてゆく強い意志を、ひしと感じた。Koieが言う「自分の夢のフェスティバル」が実現している今、その先に描く未来とはー。Crossfaithが発信するロックが、共通言語となって全世界と日本とのパイプを強める重要な存在だと再認識した一夜だった。
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[SETLIST]
01. System X
02. Freedom
03. Rx Overdrive
04. Jägerbomb
05. Wildfire
06. Revolution
07. Diavolos
08. Faint
09. Omen
10. Monolith

en01. Countdown To Hell


▼▼▼Crossfaith HP




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