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COUNTRY YARD Pre.“TOUR 2017-THIS IS COUNTRY YARD-”LIVE REPORT!!

COUNTRY YARD Pre.“TOUR 2017-THIS IS COUNTRY YARD-”LIVE REPORT!!
MAGAZINE

COUNTRY YARD Pre.“TOUR 2017-THIS IS COUNTRY YARD-”LIVE REPORT!!

Report by Oh-mori
Photo by Takashi “TAKA” Konuma



2017.12.8
COUNTRY YARD Pre.“TOUR 2017-THIS IS COUNTRY YARD- TOUR FINAL ONEMAN”
@渋谷TSUTAYA O-EAST


冒頭でKeisaku “Sit” Matsu-ura(Vo, B)が「小さいところでも大きいところでもやることは変わらない」と話していたが、この日のCOUNTRY YARDは、その言葉をそのまま体現したライブを見せてくれた。彼らは1年前の10月にも同じ会場でワンマンライブを行っている。そのときは「バンドにとって最大キャパシティでのワンマンライブ」「Taihei Sakagami(Dr)のラストライブ」という肩書きがあり、正直、メンバーも集まったファンもどこかそわそわしていたように思う。対して今年は「セルフタイトルアルバムを提げたツアー『TOUR 2017-THIS IS COUNTRY YARD-』の最終公演」それだけ。結成10周年を前にして完成したアルバムにバンド名を乗せ、「これがCOUNTRY YARDだ」と各地を回ってきた自信に満ちあふれたライブだ。

暗転する前、BGMが流れている段階で4人はふらりとステージに登場。各々の楽器をかき鳴らし、場内が暗転するとSitが「遊ぼうぜ!」と声を上げる。その音と言葉でギアの入ったオーディエンスの怒号のような歓声に迎えられるように、バンドはアルバムの1曲目"Orb"でライブの口火を切った。Masayuki Yamazaki(Dr)のパワフルなドラミングに乗せ、Hayato Mochizuki(Vo, G)とYu-ki Miyamoto(G, Cho)はメロディアスかつエッジーなギターフレーズを弾きまくり、Sitは力強い歌声を届ける。
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続けて「あのときロックバンドがいなかったらみんなに会えてなかった」と一言述べてから「The broken star I looked up at(ロックバンドは物語を変えてくれた)」と歌う“Alternative Hearts”を届けると、おそらく同じようにロックバンドに、COUNTRY YARDに物語を変えてもらったであろうオーディエンスの拳がいくつも上がった。

"In Your Room"、"Tenderness Felt"と高速ツービートのナンバー演奏時には客電が点き、場内は明るくなる。ファンは笑顔で暴れ回り、全力でシンガロング。その様子を見て、Sitも「のっけから最高だな!」とうれしそうに笑顔を見せた。Sitが「いいツアー回ってきました」「もうやるしかねえって感じです」と前のめりな心境を明かしたのち、バンドは"You're My Fire"、"Not Afraid"とアルバムから特に哀愁の漂う楽曲を連投。Sitの伸びやかな歌声と、2本のギターの絶妙なアンサンブルで、場内をエモーショナルなムードで染め上げた。
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感傷に浸っていると、Sitがフロアを見渡して「セキュリティの皆さん、多めに見てください」とセキュリティスタッフへ声をかける。そして「みんなの力が必要だ!」と叫んでから"Universal Hour"をプレイすると、先ほどの声に滾ったオーディエンスは一層激しく暴れ回った。

それまでタイトな演奏を見せてきた彼らだが、中盤、"The Same Old Dream"の入りをMochizukiが間違えてしまうというアクシデントに見舞われ、それまで張り詰めていた場内の空気を緩ませる。笑顔を見せた4人が改めて"The Same Old Dream"を演奏し始め、冒頭でSitがフロアにマイクを向けると、フロアから盛大なシンガロングが広がった。その直後のMCでMiyamotoは「もうカッコ付かないね(笑)。COUNTRY YARDらしくライブさせてもらってます」と笑い、「今までツアー嫌いだったんですけど、好きになりました」と明かす。その理由をセルフタイトルを冠したアルバム「COUNTRY YARD」が自信作であること、そのアルバムを持って「胸を張って」各地を回れることができたからと話した。またSitは「もっともっと越えていきたい」「今日もたくさんの人に見てもらってるけど、もっともっと大きいところに持っていきたい」と、自信が芽生えたがゆえのさらなる目標を掲げた。

後半、演奏はより熱を帯び、グルーヴィーに。Mochizukiが静かに奏でるアルペジオから始まった"First Day Alone"では、間奏でSitが「初めて立った町田SDRのステージを思い出してました。出発点が見えて、もっともっとライブハウスで音を鳴らしたいと思ってます。シンプルなところに行き着いてます」と心境を明かす。「大事な曲」だと言う"Believe It, Face It"ではSitがマイクスタンドを握りしめて熱のこもった歌声を聴かせた。

"Always Be Here"の歌唱前にSitは「ここで歌ったこの曲を覚えています」と1年前のワンマンライブを回想する。そのライブではアンコールの最後、Sakagamiがいた前体制でのラストナンバーとして演奏された同曲。歌い出しのパートをSakagamiがファンと合唱してから入るという印象深い演奏がなされた。頭の中で、当時からこれまでを巡らせたであろうSitは「作ったときはこんな曲になると思わなかった。みんなに育ててもらったと思ってます」と話すと、今度は冒頭のパートを自身で丁寧に歌う。そして「みんなの歌だー!」と叫び、Yamazakiの繰り出す高速でかつ正確なドラミングに乗せて、バンドは勢いよく演奏を続けた。
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