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TOTALFAT pre. “PUNISHER’S NIGHT 2018” INTERVIEW!!!

TOTALFAT pre. “PUNISHER’S NIGHT 2018” INTERVIEW!!!
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TOTALFAT pre. “PUNISHER’S NIGHT 2018” INTERVIEW!!!

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INTERVIEW by SUNEO
Photo by AYUMI SARUYA



PUNISHER'S NIGHTに関してはこれからの10年を背負っている感じはあると思う。/Shun

メロディックを基盤として持ちながらも、独自の感性であらゆる音楽を飲み込み、どの分野のフェスでも引っ張りだこのTOTALFAT。楽曲もライブも、常に挑戦をやめないスタンスのルーツとも言えるような自主企画“PUNISHER’S NIGHT”について、Vo/BaのShun、Dr/ChoのBuntaに語ってもらった。

——PUNISHER'S NIGHTの初回は?

Shun:2009年ですね。BEAT CRUSADERSとGLORY HILLと。それまで自分たちの自主イベントで大々的にやったことってなかったんです。地元の八王子で小さく。

Bunta: “PUNK ROCK SHOW”ってのをやってました。

Shun:そう。“PUNK ROCK SHOW”の話をちょっとすると、6バンドくらいでやってて。出演者から、その当日に音源をもらって、ミックステープをカセットで作っていたんです。オムニバスみたいにしてお客さんに配ってました。音楽を広げたいという気持ちが強くて、ディストリビューション根性みたいなのがあったんですよね。その気持ちを持ち続けて八王子でイベントをやっていたし、TOTALFATの中に秘めていたんじゃないかな? コンセプトとして。普段じゃ対バン出来ないような先輩、リスペクトしている先輩、もう一つは同世代で頑張っている人ないし後輩なんです。

Bunta:フックアップじゃないけど、すげえ先輩と一緒にやれる機会というか。

Shun:同世代や後輩と肩組んで、先輩に向かって行こうぜっていう。

Bunta:3ジェネレーションみたいなコンセプトあったよね。その最初がまさにBEAT CRUSADERSとGLORY HILLとなんです。しかも当時のBEAT CRUSADERSなんて、もうハンパないって時だったんですよね。

Shun:でも、出演が決まった時、ヨッシャーって感じだった。ビークル(BEAT CRUSADERS)が出てくれるのもそうだけど、それ以上に、ビークルと対バン出来るっていうのが何より嬉しくて。そもそも俺らにとってハードル高いことだったんですよね。
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Bunta:そもそも、世代だもんね。POPCATCHERとスプリット出していたりしててさ、高校時代に結構なファンとして聴いていたから。当時の初企画としては、大金星というかよくやった感だったんだよね。言っても、グロヒル(GLORY HILL)も大いに盛り上がってきてた時だったもんね。結局、俺らがプレッシャーという。

Shun:でも、自分たちで自分らのケツ叩いて頑張れたから、いいスターターになったかなって。2009年でしょ?俺らがリキッドルームのワンマンをやる年の年始なんだよね。自分たちの潜在的な可能性としてはロフトくらいの感覚しか持ってなかったから。あのクアトロというサイズ感が全然自分の身の丈に合ってない感じがして、そこに挑戦しているバンドが自分たちよりも全然格が上だと思っていたんです。パンクバンドとしてやっていくしかねえなという、自分たちでステージを設定出来たのが良かったです。

——“PUNK ROCK SHOW”から“PUNISHER'S NIGHT”って改名しましたが、イベント名の由来は?

Shun:元々、Punishmentという言葉を、当時のグッズデザインで俺がデザインしてたんですけど、よく使っていたワードだったんです。自分のブランドじゃないけどお遊びでTシャツ作ったり、服を作っていたんです。それがお客さん始め、周りのバンドマンとか着てくれたりして浸透し始めていたんです。その言葉のインスピレーションだけで名づけました。

Bunta:当時さ、Good CharlotteとかTravis(Landon Barker / BLINK 182 )とかもそうだし、みんなそういうドメスティックブランドというかそういう服作ってたんですよね。

Shun:1バンド、1ブランドみたいな。

Bunta:そのノリでShunさんが付けたんですよね。それが始まりかな。

Shun:そうだね。でも、俺がなんで元々Punishmentという言葉がかっこいいかと思った理由は、BOUNTY HUNTERの影響なんです。光さんがすごく好きで、中学からずっと “光狂”だったんですよね。光さんが出てる雑誌とかを読んでいたんですけど、俺もBuntaも埼玉出身だから、東京にわざわざ行かないと最先端のものが見れないという状況の中、ネットもなく、warp magazineとか当時のHANG-OUTを見て、光さんが『アメコミがやばい』と言っていたのを見て、なんです。BOUNTY HUNTERの真ん中の骸骨のロゴもThe Punisherのだったりして、音楽とアメコミってこうデザインでリンクするんだって、その時、感覚的に覚えました。Punishmentという言葉がなんかピンと来たんです。自分でバンドやるならこれかなっていうザックリとしてますが、確信がありました。
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Bunta:言葉としてもパンク要素ありますしね。罰を受けるのじゃないけど、何かに対する・・・パンク要素ありますよね。雰囲気としても、PUNISHER'S NIGHTって響きがいいよね。

Shun:そう。で、当時作っていたTシャツもデカくPunishmentって書いてあって、下に“Benefit for Street”って書いたんです。「ストリートに有益なものをという意味」なんですが、そういう言葉もあの時の俺にしちゃ、よく出て来た言葉だなと。

——逆に、そういうPunishmentの話が出て来ると、また欲しくなるファンもいるのでは?

Shun:ああ。もう一回刷る(笑)?

——復刻とかも、そういうタイミングでやるじゃないですか?

Bunta:あれ、今その話でピンと来たんですけど、Simple Planがあのアルバム『NO PADS NO HELMETS...JUST BALLS』を15周年かでリバイバルして、あいつらも“ROLL MODEL”のTシャツを着てて超懐かしいと思ったんだよね。最後、それ投げてた。復刻でしょ絶対(笑)。

Shun:やるか、まだ実家になら実物あるから。

——10年経った今、感じるものは何ですか?

Shun:PUNISHER'S NIGHTに関しては、これからの10年を背負っている感じはあると思う。

Bunta:バンドを10年続けるのも大変だし。

Shun:もっとやれることあると思うんです、通過点に過ぎなくて。新しい気持ちどころか、もっと背負っていかないといけないという気持ちが強いんです。今、つらつらと日程を見ても全部覚えているし、ライブの本数でいうと20本弱だけど。

Bunta:10年という括りではあるんですけど、バンドの年齢を含めてストーリーがあったなと感じています。後輩のこととかいろんな、あ〜っていうのがあります。思い出もあるし、その時の先輩や後輩のライブを考えながらやってきたから、それがハマってきた感じがあったんですよね。スカったことがなくて。それに自信もあって、今でこそイベントやフェスも増えてきているので、その中で食っていくわけで、結構ぶれずにやってきているなと思った。3バンドでやるっていうのも貫いてきました。1回もしくじったことないし、Win-Winな関係で、いい空気で続けられたんです。例えば、普通だったら絶対に共演する事がなかったであろう、ORANGE RANGEとBut by Fallがやっちゃったりね。今回は逆にテッパンなのかもしれないけど、そういうテッパンに盛り上げる方向性でいってもすごい。。。
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Shun:当初は意外性でってことで組んだのも、そういう意味でいうと、10年経ってそれが意外性なんかじゃないんだよというので、本物へと回帰してきて、Northern19とdustboxを呼べたのが大きかったですね。

Bunta:形的にはNorthern19が同世代で、dustboxが先輩でしょ?全く同じメロコアが揃ったというね。もう10年以上の付き合いのところだしガチンコ勝負でさ。Northern19とdustboxとの思い出なんて死ぬほどあるじゃん、大体が打ち上げだけどさ。酔いすぎて泣いてるとか。



自分たちのライブをするという視野を持ちたい。/Bunta

——今回は、ライブに呼ぶだけでなく、シングルも一緒に制作しリリースしますね。

Shun:来月の頭に録ります。この曲は既にライブで披露済みだし、俺らバージョンではいつでも出来るので、レコーディングも『せーの!』で録っちゃいます。そこにダブリングでゲスト参加してもらう感じです。結構、ライブ感が次のTOTALFATのテーマのひとつになってくると思うんです。対バンをすることの意味とか、その日に組むセットリスト、喋ることとかもそうですけど、そういう一手になるのがPUNISHER'S NIGHTになってくると思うんです。

Bunta:俺ら、今年ずっとワンマンだったんです。ワンマンツアーになると、対バンライブが出来なかったから結構溜まってきちゃうんですよ。対バンしてーって。対バンしないのもストレスになってきて。よく分からないんですけどね。バンドマンなんで、やっぱり対バンもしたいんですよ。

Shun:対バンしてないのに、会う時あるじゃん、打ち上げとか。もう『やろうよ』ってなるよね。

Bunta:で、出来なくてちょっと寂しくなってくるんです。『ああ最近、ワンマンしかしてないな〜』って。対バンだと一日の一連の流れが全ていいんですよ。空気感がお互いにいいライブ感を生んでるし、ストーリーとかがドラマを作っているというシーンが、ロックにはあると思うんです。そこに憧れていたとこがあって。AIR JAM世代とかに。ジャンルの垣根を越えて仲良くてどんちゃん騒ぎしているというのがね。あのシーンに憧れていたから、PUNISHER'S NIGHTで、俺らのやり方で、発信できたらいいなと思っています。

——今年溜めた、ワンマンでのパワーをPUNISHER'S NIGHTで爆発するというイメージですか?

Bunta:それが言いたかったんです!

Shun:横との繋がり含めてのライブ感。生活そのものをセッションにしていきたいんです。

Bunta:昨日も、dustboxと飲んでて楽しかったもんな。

——ワンマンツアーのライブ音源、ファイナルの新木場のライブ収録が入るんですよね。

Shun:これも楽しみですね、俺らもまだミックス上がったの聴いてないので。

Bunta:これからは、ライブがいいバンドが、いい音源を出していくというのが大事ですよね。みんなやっていると思うんだけど。
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——今、演奏でそのクオリティー出せないだろという音源を出すことが正とされている中で、個人的にはPUNK ROCKにはそれは必要ないと感じています。味というか、『この時、こいつマジで演奏悪いな、、、でも、ノリいいな!』とか、そういうのが良かった世代で、全然ズレてるのでさえ、良かったんです。でも、今はPC上で録音し、エディットして、ミックス、トラックダウンまでやって、しまいには、盤(CD/EPなどのフィジカル)にもしなくなって、デジタルでどこの空気にも触れぬまま、いきなり耳に届くものも出現してますよね。そういう流れの中で、ライブ音源って、アティチュードとしていいなと思いました。

Bunta:ライブのテイクや映像を撮って作品にする時って、色々な整合性をとる為にエディットってするじゃないですか?それがまさかの、(今回のライブ音源は)ノーエディットという。自分の中のテーマで、ライン音源(スピーカーを通さず録音した生の音)がカッコイイバンドでありたいんです。例えば、ライブが終わってPAの人からその日のラインをもらって、次の日、それを聴きながら走るのをツアー中の日課にしていて、ラインがいい日って走ったりしてる時とかも気持ちいいんですよ。「めっちゃいいじゃん俺」とか、「めっちゃいいじゃんみんなの演奏」って思えた時に嬉しくて。ライブっていいなって思えるんです。ライブで演奏している楽曲の、そういうスピード感って音源にすると無くなっちゃうじゃないですか。そういうのが(今回のライブ音源には)表れているはず。ワンマンツアーで積み上げた、全てが100%良いライブだったか?って、それは違うところがあったかもしれないけど・・・ちゃんと俺らが積み上げた年輪が演奏となってCDの中に入るのは、俺たちにとっては(すごく良いことだった)。むしろ、今後もやっていきたいなと思っています。俺らの世代ってBLINK 182とか、Strung Outとか、No Use for a Nameだと思うけど、あのライブ音源とか大好きなんですよね。

Shun:FAT系のライブ音源って最高だよね、グダグダの凡ミスから何から何まで入ってて(笑)。
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Bunta:HIPHOPのJAY- Zのとかもさ、良かったんだけど、ああいうのって、あのライブでやったのをそのまま音源にしないと出来ないんですよね。

Shun: MuseのHAARPのライブDVDとCDセットになってるやつ買って、それ聴いたら、もうアルバム聴けなくなっちゃった。ライブ音源が良すぎて(笑)。そういうところにいきたいです。

——お客さんの予想は、また古い曲をやるんじゃないかって、身構えてると思いますが?

Shun:それは、うるせえ(笑)。でも、古いのもやりたいもんね。

Bunta:その古い曲っていう感覚が違うくて、、、昔の曲から日本語になって、ちょっとPOPになりつつある中で、ここ最近のTOTALFATって、もう一度海外でやりたいとか、英語とか日本語を抜きにして海外でも響かせられる音楽というか。ライブの作り方も日本人に向けてというよりかは、外国人がいようが誰がいようが、もうちょっと自分たちのライブをするという視野を持ちたくて。当時憧れていたパンクの人たちがいて、そこだけ見てやってきたけど、長くやりすぎるとそこからズレてた時期もあったのかなと、今だから思えるのもあるんですが。もう1回“モード”に戻れたら、結構やばいライブが出来るんじゃないかなと思っています。過去曲で昔のパワーを引き戻して、さらに今だから出来るアレンジをして演奏したりしています。その昔の曲を練習し直す時、例えば、当時やらなかったメトロノームを使って練習してみるとか。すると、ちょっと制度が上がって『あれ、こんないい曲だったっけ?』ってなるんです(笑)。

Shun:今更になって、昔の曲を音楽的に、理解し直すんです。まさか新木場で1stの曲をやると思わなかったよね。意外とテイクがいいじゃんって思えたりするんです。

Bunta:そういうのが出来るのがバンドとしてはいいのかなと思ってて、昔の曲っていう表現よりか、今でも昔でも強い曲を鳴らすことが出来て、そこで、視野を広げたいと思っています。演奏感をよりストロングにしていって、ライブの作り方を変えたいなって。

Shun:あとは、新曲はマジで楽しみにしてて欲しいです!!

Bunta:世の中のCOOLな感じをね、もう、COOLってのが違う感じがしていて・・・HOTでしょ!!って、思ってます。

——PUNK ROCKとして、CDじゃなく舞台上で表現して欲しいというのが昔から強くて、ライブ感が出て欲しいなと思います。さて、最後になりますが、来られる方、もしくはこれを読まれてる方にメッセージは?

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Bunta:読者に言うとしたら、とりあえず『体力作っとけよ!』って言いたい。

Shun:俺たちがその場に提供していくというか、作っていく時間と音に楽しむだけの体力は必要だと思う。

Bunta:疲れて後ろで休んでんじゃねえぞって思う。昔、dustboxと対バンした時に、人生でトップ3に入る辛い日がありましたね。(滋賀)B-FLATでやったんですけど、俺らの前にdustboxが半端ないライブをやっちゃったんです。それで会場の酸素がなくなって、外でグデってなってる人がいて・・・俺らその後そのまま機材を持ちながら入っていったら、もう避難所みたいになってて。俺らが搬入している時に、『もうTOTALFAT観れなくない?』って俺らに聞こえるくらいの声で言われていて・・・『おいおいおい!俺らのツアーだよ』って。でも、その日のライブは俺らもいいの出来たんだけどさ。やっぱ熱量とかさ、感じ取れるだけの体力はさ、、、あった方がいいよね。

Shun:音楽もアートもフィジカルがすごい大事なので、表現する側もそうですが、受け取る側もその器を用意して、どんどん広げていって欲しいなと。

Bunta:無理には言わないけど、その方が楽しいよっていうね。そして、そういう時代になっているんじゃないかなと。東京オリンピックもあるしね、ボクササイズとかも流行っているわけだし、いいことだと思うんです。汗をかきながらっていうのは。

Shun:トータサイズ(笑)。※<TOTALFAT × Exercise>

Bunta:フレッシュな気持ちで仕事に行けるような、デトックス的なものとして参加してもらえたら嬉しいです(笑)。



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