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Northern19 "FUTURES" INTERVIEW!!

Northern19 "FUTURES" INTERVIEW!!
MAGAZINE

Northern19 "FUTURES" INTERVIEW!!

Interview by BONE$
Photo by 半田安政(SHOWCASE)




活動のすべてを紡ぐ、渾身の再録コンプリートアルバム“FUTURES”をリリースしたNorthern19。結成15年イヤーを終え、16年目に際して掲げられたアンセムについて、Vo&Gt/笠原に語ってもらった。


ーー完成おめでとうございます。まずタイトルなんですが、ベスト盤なのに「FUTURES」(未来)というのは意味深ですね。

笠原(以下、K): あえてですね。実は今回は「再録ベスト」とは銘打ってないんです。「ベスト」という言葉は使いたくない。ベスト盤特有の「区切り」はないんです。自分らはこれからもやっていくつもりだし、最初は「再録ベスト」に対して俺自身もいいイメージなかったんですけど、このタイミングでやることは意味があるかなと思ったんです。
ただ、やるからには次に繋がるようにという意味も持たせたくて、こういうタイトルにしました。だから「再録コンプリートアルバム」と呼んでいるんです。

ーー曲を選ぶ基準はあったんですか?

K: これも色々あったんですが、例えば、ライブであまりやっていない曲なんだけど、自分達的には入れていきたい曲も割と多めに入れるのか、それとも本当の意味でのベストにするのか、迷ったんですがこういう形になりました。
結局かなりライブを意識した内容にはなったんですが、その中にも意外な曲も少し入れました。さらに1曲目に新曲も入れてバンド名とかかって全19曲です。 ただかなり悩ましい作業だったので、人によって感想は違うかもしれませんね。

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ーーだいぶ3人で話しました?

K: そうですね。まぁ最終的には俺がジャッジしました。

ーー通常のレコーディングだとまだ馴染んでいない曲を演奏すると思うのですが、今回は慣れ親しんだ曲を演奏しているわけで、そこは新鮮でしたか?

K: 例えば1stの曲は12年前に録ってるわけで、かなりどれも新鮮な作業に感じました。驚いたのは、古い曲以上に新しめの曲の再録をした時の方が勢いが増すと思いましたね。「最近の曲めちゃめちゃかっこいいな」と自画自賛しました。例えば2年前にレコーディングした曲でも感触が全然違った。
今回もアンドリューさんでレコーディングしたんですが、メチャメチャ音は良くなったので、昔の曲であればあるほどクッキリした印象です。

ーーレコーディング中は思い出が蘇ったりしましたか?

K: ありましたね(笑)。 でもそれ以上に「ここってシンコペだったっけ?」「いやちがうよ」とかメンバー間で確認しあったりしましたね(笑)。

ーーやってるうちに変わっちゃったりしてるんですね。

K: それもあるし、「このギターフレーズいらないよね?」とか言って取り除いたところもありますね。

ーーマイナスする作業もあったんですね。

K: プラスの作業ももちろんあるんですが、マイナスは結構ありました。だから印象としてはすっきりしたものもあるかもしれないですね。
あとは、音源では馬場(Dr&Cho)のコーラスがあるのに、ライブだとそれをはしょったりしてるんです。 レコーディングの時に「あれ?なんか足りなくない?」とか言って気付いて(笑)、そのまま削っちゃったりとかですね。

ーーじゃあ曲が成長したということですか?

K: それは大いにありますね。

ーー特に1stの曲に関してですが、当時の自分を未熟に感じたりしましたか?

K: それは本当にありました。だって当時は1週間もかけずに録り終えたんですもん。しかも物凄い低予算でした。クリックも使わず録ってますしね。
どの曲か忘れましたが、レコーディング中に弦が切れちゃったのに代えがなくて、2弦に3弦の太さの弦を張ったりしてそのまま録ったり。

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ーーそれはすごい話ですね(笑)。

K: かなりラフでしたね。若いからできる勢いって感じでした。 昔の曲を改めて文字に起こして歌おうとすると、文法に間違いがあったりして、正直そういうのは照れました。でも、そこはあえて直さなかった部分ですね。

ーー直さなかったのはなぜ?

K: 最初は直したかったんですが、曲の印象もガラッと変わってしまうので間違いも残したりしました。そういう照れは古ければ古いほどありますね。

ーー曲ごとに思い出されることって違いましたか?

K: 違います。それに「あの時俺こう考えてたな~」とかそういうのはありますね。やたらコード進行詰めたり、変に肩に力が入ってたりしたなと思い返しました。でも周りと違うことがやりたくて模索した結果なんですよね。

ーー思いつめていた時期を今俯瞰で見て、自分は成長したと思えましたか?

K: う~んどうかな。でもその時はそうするしかなかったと思うんです。別の考えを持つことができなかった。前作を受けて新作は新しいことに挑戦するということの連続だったし。
1stは結成からのベスト。1stはいろんな人に評価してもらえた分、2ndは色々わからなくなってしまったんです。燃え尽きちゃったんですよね。プレッシャーもあって考えすぎた。色々背伸びした時期でした。 「1stのほうがいいね」という人も確かにいたんですが、自分たちは2ndのほうがいいに決まってる!と思ってました。当時のツアーは動員も増えたり、全国ツアーもしたので夢が叶った時期でした。でも段々いっぱいいっぱいになる自分もいたんですよ。
そして3rdを作る時は迷うことをやめました。コードや展開が他の曲とたとえかぶっていても良しとしたんです。
4thはその揺り返し。NORTHERN19の枠が広がった時期で、新しい曲調にたくさんトライした作品でした。そしてCATCH ALL RECORDSを離れて今のWIRED ReCORDSを立ち上げて…という風にどんどん転がっていったんです。

ーー裏ジャケの写真は今までの作品の全てですか?

K: まぁそうなんですが、正確に言うとこれより前にデモCDがあるので完全に全てではないですね。

ーー僕の実家にはあるかも(笑)。

K: そういうのは各々皆あるでしょうね(笑)。

ーー2枚目のディスクは、友達のバンドにNORTHERN19の曲をカバーしてもらったんですよね?4バンドの選抜にも基準はありました?

K: 実は他にも頼みたいバンドはいたんですが、スケジュールの都合などもありました。でも嬉しい4バンドが揃ったと思ってます。それぞれ大好きな人たちですね。選曲もそれぞれ個性がある。

ーー初めて出来上がった音源を聴いた感想は?

K: 本当に嬉しかったですね。感動しました。 自分たちの楽曲なんだけど、それぞれのバンドの曲のように聴こえるところがあって。それが本当に新鮮でした。

ーー原曲に忠実なカバーというより、がっつり編曲されてますか?

K:GOOD4NOTHINGとSHANKは割とそうかもしれないですね。ただ所々にらしさが出てます。COUNTRY YARDが選んだ曲はそもそもアコギの曲なので、選曲の時点から彼ららしさがありますね。

ーーまたNorthern19の話に戻りますが、12年のキャリアのうちにお客さんの入れ替わりはありましたか?

K: そうですね。ただかなり昔からずっと来てくれている人も多くて、本当に嬉しいですね。

ーー20歳で出会っても、今や32歳ってことですもんね。

K: それってすごいことですよ。生まれた子が中学校に入るってことですもんね。高校の頃から聴いてるなんて人もいっぱいいるし、初めてダイブしたのがNorthern19です、なんて人もいるんです。

ーー12年の間に苦労もありましたか?

K: バンド存続の危機もありましたしね~。まぁ色々シビアな局面もあったんですが、それを乗り越えて来ましたし。
あと曲ごとに思い出が蘇ります。「THE NIGHT WITHOUT A STAR」は初めてのMVだったし、「GO」はレーベルが変わるタイミングで今から行くぞ!っていう気合いもある。
「SUMMER」なんてNorthern19で初めて書いた曲なんです。スタジオで30分でできた曲なんですよ。1番なんの邪念もない曲かもしれないですね。

ーーLIQUIDROOMでのレコ発イベントはHAWAIIAN6とツーマンですが、その意味は?

K: HAWAIIAN6はめちゃめちゃリスペクトしていて、それ以外に考えられなかったんです。

ーーそれはなぜ?

K: 唯一無二のバンドだし。自分たち的にも逃げ場がなくなるというか、やるぞ!となるんです。
初めて対バンしたのは2012年あたりで、その時期は俺たちもレーベルを離れる時期だった。その葛藤していた時期に助けてもらったのがHAWAIIAN6なんですよね。フックアップしてもらって自信をもらったんです。いつ対バンしても何かをもらいます。だからこのブッキングには大きな意味がありますね。

ーーさらにその後、“JMS presents BODY and SOUL TOUR”への出演なんてとても新しい風を感じます。それは12年を超えてのこれからの変化ですか?

K: メンバーとも話すんですが、音楽性は本当に関係なくて自分たちがかっこいいと思えるバンドとやりたいとは常に思います。相手もそう感じてると思うんです。だからすごく自然な変化ですね。
純粋にライブしたいし、お客さんにもそれを見てもらって、楽しい!ってなるでしょ!って思いますね。

ーーワンマンライブもありますが、それはここまでの総括になりますか?

K: FUTURESに入っていない曲もプレーするかもしれないです。そういう曲もプレーすることで今作の意味がより出てくると思う。
今作を聴いて、やっぱり原曲を聴きたくなったり、入っていない曲を遡って聴いてもらったり、今まで知らなかった曲を知ってもらったり色んなチャンスになってほしい。
再録ではあるんですが、今でしか出せないものが詰まっていると思うんで、ただのベストではないです。

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ーーでは最後に、これからのNorthern19はどうなっていくんでしょうか?

K:1曲目の新曲「HOLY DIVERS」に集約されています。これからのことが詰まっている。変わらず新譜もどんどん出したいです。今回過去を振り返るいい機会になって、新しい発見や、やり残したことを見つけたので挑戦していきたいと思えた。まだ見せれていない自分たちの良さもあると思えたんです。
周りのバンドをみても頑張って続けてるバンドばかりだし、これからどんどんそうなっていくでしょう。だから自分たち自身もそうありたい。
これからのNorthern19にも期待してほしいです!!





“FUTURES”
01. HOLY DIVERS
02. MESSAGE
03. TRUTH
04. GO
05. RED FLOWER
06. MORATORIUM
07. SUMMER
08. BELIEVER
09. CRAVE YOU
10. YES, I CAN FLY
11. I'M SORRY
12. THE NIGHT WITHOUT A STAR
13. WISH
14. FIREWORKS
15. TONIGHT, TONIGHT
16. SMILE FOR PEACE
17. NEVER ENDING STORY
18. NOW IS FOREVER
19. STAY YOUTH FOREVER

初回限定盤2CD WRIN-019 19songs + 4songs / ¥3,000 + tax WIRED ReCORDS
- DISC2 -
01. STOP THE TIME by COUNTRY YARD
02. MESSAGE by GOOD4NOTHING
03. MORATORIUM by SHANK
04. STAY YOUTH FOREVER by Dizzy Sunfist

通常盤 WRIN-020 19songs / ¥2,700 + tax WIRED ReCORDS



>>Northern19 OFFICIAL HP




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