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Dizzy Sunfist “DREAMS NEVER END” TOUR 2018 FINAL SERIES LIVE REPORT!!!

Dizzy Sunfist “DREAMS NEVER END” TOUR 2018 FINAL SERIES LIVE REPORT!!!
MAGAZINE

Dizzy Sunfist “DREAMS NEVER END” TOUR 2018 FINAL SERIES LIVE REPORT!!!

Report by SUNEO
Photo by HayachiN


2018.10.12
“DREAMS NEVER END” TOUR 2018-FINAL SERIES-
@東京 マイナビBLITZ赤坂


ボクは、今年の2月2日にツアーを始めたばかりのDizzy SunfistをTSUTAYA O-WESTで目撃している。その時のレポを読んでもらうとわかるが、既に「仕上がってる」ライブをしていた。47都道府県を回り、どんなライブを展開するのか、MCの噛み具合(笑)も含めて期待しかない。

全て対バンで回ってきたツアーの東京編ファイナル。同郷?といってもいい、同じ関西からの刺客キュウソネコカミとのツーマン。これが初のガチンコ対決と言う。ボーカルのセイヤがフロア中央までダイブして、オーディエンスの上で歌う場面では、「少ない人数ですっごい安定感がある!」と驚き、Dizzy Sunfistのオーディエンスの屈強さを証明していた。関西在住のキュウソネコカミを持ってしても、「オカンより、弟の彼女より関西人!本当に東京に住んでいるのか!?逆に安心するわ!」と発するほど、関西感が抜けきらないと揶揄されるDizzy Sunfistは、この大都会東京・赤坂でどんなライブをしてくるのか(笑)。

「Let’s go Dizzy Sunfist! Alright!」このSEにオーディエンスも勝手に体が反応するようにセットされているのか、ハンドクラップが自然におき、ギューっとステージに詰めていく波がフロアにあらわれる。「始めよか!」とあやぺたが放つと、アルバム1曲目“No Answer”からスタート。フロアの波を乗りこなすかのようにクラウドサーフがバチバチに起こる。続けて、問題作のMVが話題をさらった“Life Is A Suspense”を投下すると、今度はOiOi!と野生的な声がフロアを埋める。力強い演奏と、突き抜ける歌声はTSUTAYA O-WESTで感じたそれを大きく凌駕していた。“Dizzy Beat”から「もっと笑顔にさせたるわー!」と“SULLEY”へ流れ、一転、スカダンス溢れるフロアに変えた。「凹むことがあっても全て上手くいく!これがあれば!」と渾身のポジティブソング“The Magic Word”を投下し、スカダンスがどこにいったのか、、、またエグいダイブでフロアが荒れに荒れた。もちろん、良い意味で、だ。

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「おおきにー!」この挨拶が、関西人っぽさを助長しているに違いない(笑)。間違いない。「ヤーマン!」いつも通りの叫びから、「西ノ宮のちょ、じん、超人?じゅちゅ?重鎮?」とそこまで噛むか?ってほど噛み倒した上に、キュウソネコカミへの感謝を語った。「今日は何の日?」とあやぺた(Vo/G)が自ら問い掛けて、「ツアーファイナルって言ったわ。。。」とボケ倒す様は、47都道府県を1周しただけでは治らない真の関西人を見た気がした(笑)。「8ヶ月間、ツアー回って来ました。なんか変わってないとおかしいやろー!なんか成長してないとおかしいやろー!確認して帰ってくれー!!」と“Summer Never Ends”からの“Genius”へとアルバム通りにつなぎ、オーディエンスを自身の世界に引き込むと、ビートダウンからの三拍子、そこから一気に2ビートでフロアを指揮するかのように盛り上げる。「不安と戦ってるやつらへ」と“No One Knows”では盛り上がった熱を一気に吸収し、優しく還元するように歌い上げるあやぺた。この瞬間の空気感はまさにオカンのようでもあり、包み込みそして背中をそっと押す優しさで溢れていた。「目の前のお客さんを楽しませたい」とツアーが始まる前にインタビューで語っていたが、今は楽しませながらも、しっかりと渡すものを持っているんだなと感じた。いやま(B/Cho)からの歌い出しで始まる“NEVERLAND”を投下し、キラーチューン“SUPERHERO”へ。演奏し終わると「最高です!」と叫んだ、あやぺた。オーディエンスも最高だよな!と思っていたに違いない。

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「今日、朝気付いとってねんけど、あのさ、あんな、えっと、、、」と、話し方を選ぶあやぺた。「今日って10月12日やん?19年前、赤坂BLITZで何があったか知ってる人いますか?」と問いかける。「Hi-STANDARDのMAKING THE ROADのファイナルが、、、19年前の1999年10月12日のここ!」と息を詰まらせながらも「移転したけど、、、ここって言わせて。。。ここで行われてるんやって!」と絶叫。これにはオーディエンスも大盛り上がり。Hi-STANDARDを知ったのも、MAKING THE ROADで、MAKING THE ROADのツアーファイナルで赤坂BLITZも知ったという思い出を語る顔は、少女のそれそのものだった。少女というには歳も重ねている(笑)が、その純真さは見るものに嘘がないことを証明しているとも思う。狙ってか、図らずもか、それはうかがい知ることはできないが、19年の歳月をここで、3ピースのバンドが新たに塗り替えていく。(シーンは)死なへん。終わらへん。本当にそうだな、と感じた。もしかしたら、Dizzy Sunfistでなければ、ボクもそう感じなかったかもしれない。誰にバトンを託すような人たちでもないが、勝手にバトンを託されたのは彼女(moAi(Dr/Cho)さん、男でした)たちなんじゃないかな?と思ってしまう。いつもMCをしない いやまをしても「絶好調」と発した声にエコーが掛かるほどの、良いライブを見せられてる。オーディエンスの中にも少なからず共感している方もいただろうと思う。そこからの“Fly To The Moon”では小刻みなバウンスを起こしたり、“Fall Song”で会場を落ち着かせたり、“To True”ではしっかりと躍らせる。ライブハウスだけの経験値ではない部分もしっかりと蓄積されていることがうかがえる。“119”まで一気に駆け抜けると、一瞬の静寂へ。

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moAiタイムに突入。女性2名のフロントマンに目が行きがちだが、実はmoAiがすごいことも忘れてはならない。演奏中にドラムを見ることはほとんどない人が多いと思うが。。。しっかりしたドラムのテクニックがある上で、キメで打ち込むクラッシュの前に細かい休符を入れていたり、時には演芸のように手の平でスティックを乗せたままリズムキープしたり、変顔入れてみたりと多彩に演出が組み込まれているのだ。是非、moAiにも注目して欲しい。そんなスーパードラマーのテクニックにOiOi!と掛け声が上がり、“Haribo”に流れ込む。特別ゲストにORESKABANDからトランペットのSAKIが登場し“Paradise”を演奏。アダルトな雰囲気にミラーボールも回る回る。インタビューでもツッコミを入れてさせてもらった「チョコレイトはmeiji!」をはっきり歌っていたことも明記しておく(笑)。
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「バリ、ヤーマン!」からの“Hope Is Like The Sun”は高速ビートでフロアを一気にヒートアップさせた。“Honestly” で弾けるビートにチェンジしたかと思えば、“Someday”で、またエグい位のダイバーを増産。上がるリフトの数に心配になる程だ。

改めて、対バンを受けてくれたキュウソネコカミに「合コン行ってて、やっとデートいけるみたい」と、ラブコールを送り続けて叶った喜びと感謝を述べた。「ここから見えるみんなの笑顔、笑顔、笑顔、笑顔、バリ笑顔。やってて気持ちいいです、ありがとー!」と今度はオーディエンスにも感謝を伝える。「最初、東京来た時なんかは、お客さん3人しか呼べなくて、、、今日はこんなにたくさんの人に来てもらえて、ほんまに嬉しいです。ありがとー!まじ、バンド最高。続けてきてよかった!」と終わらへん節を炸裂させ、「もっとみんなのことをワクワクさせたいし、ドキドキさせたいし。どんどん、夢を更新していきたいと思います!」と決意表明でMCを締めくくり、“The Dream Is Not Dead”へ。OiOi!の声がフロア中に響き渡り、一緒に歌うオーディエンスの声もデカい。楽曲が会場みんなのものになっていることがわかる。「夢がない奴は、うちらについてきて」その言葉が具現化されたような光景だった。“Into The Future”“Joking”を続けざまに放ち、“SHOOTING STAR”ではスピーカーの上に飛び乗り、髪を振り乱しながらギターを弾く姿が印象的だった。
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いよいよ終盤。そこでも、生粋の関西人であるDizzy Sunfistはステージに転がった靴が気になってしまい、MCを〆られない(笑)。なぜか、PANのMCの件を再現し、その上、「東京に染まってます」という謎のMCまで繰り出し、Dizzy Sunfistらしいというか、あやぺたらしいMCを最後まで聞かせてくれたな、と、なぜだかほっこりもした。“Bless You Too”を歌い上げるあやぺたは、終盤とは思えない力強い歌声とその立ち姿に、8ヶ月間の集大成が詰まっているように見えた。確実に成長している。成長に、使命感が乗っている感じもある。最後、マイクも通さずに放った「おおきにー!」はフロアの最奥まで届き、本編の終わりを告げた。もちろん、アンコールが起こる。アンコールの一曲目“Tonight,Tonight,Tonight”では巨大なサークルも出現し、続けた“Yahman!”では高速サークルピットが2つに。ラストは、ショートチューン“FIST BUMP”で一気に駆け抜けた。最後までDizzy Sunfistのオーディエンスは屈強さを証明したアンコールだった。最後に記念撮影をし、「また会いましょう!バイバイキーン」と言ってステージを去った。

推測になってしまうが、ライブの最中に、言おうとしたのでなく漏れた「メロデイックパンク最高!」という言葉。決め打ちされたMCではない、心の中から湧き上がる衝動が音葉になったんだなと思った。「昔は良かったなんて言わせない」とMCでも語っていたが、19年前のその日から経った歳月を思うよりも、現在進行形でメロディックパンクを打ちつけてくるDizzy Sunfistの存在の如何に意味があるのか。メロディックパンクは思い出の中にあるものでなく、間違いなく、今、そこで鳴らされているものだ、と改めて思い返す機会をくれたDizzy Sunfistに感謝したい。
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[SETLIST]
01.No Answer
02.Life Is A Suspense
03.Dizzy Beat
04.SULLEY
05.The Magic Word

06.Summer Never Ends
07.Genius
08.No One Knows
09.NEVERLAND
10.SUPERHERO

11.Fly To The Moon
12.Fall Song
13.To True
14.119

15.Haribo
16.Paradise
17.Hope Is Like The Sun
18.Honestly
19.Someday

20.The Dream Is Not Dead
21.Into The Future
22.Joking
23.SHOOTING STAR

24.Bless You Too

en1.Tonight,Tonight,Tonight
en2.Yahman!
en3.FIST BUMP



>>> Dizzy Sunfist OFFICIAL HP




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