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NOISEMAKER "RARA" INTERVIEW!!

NOISEMAKER "RARA" INTERVIEW!!
MAGAZINE

NOISEMAKER "RARA" INTERVIEW!!

Interview by SUNEO
Photo by TAIYO KONISHI




パンク、ロックに留まらず、HIPHOPやR&B、、、様々な音楽を貪欲にインプットし、自らの音楽として吐き出してきた正真正銘のオルタナティブバンドNOISEMAKER。前作、JESSE (RIZE / The BONEZ) を招いてRECされたシングル“Wings”から半年でリリースされた渾身のセルフプロデュースミニアルバム“RARA”について語ってもらった。

プロデュースもRECも、、、MIXも俺も一緒にやりました。/HIDE

ーー今回のアルバムが“RARA”っていうタイトルなんですが、1曲目の“RARA AVIS”の意味を教えてもらってもいいですか?

AG:元々は特別な人とか、最も綺麗な人みたいな意味があって、その“RARA”っていうだけでも最近スラングで最も綺麗な人とかそういう意味があるらしくて。あとは、特別な人とか。で、今回“THIS IS ME”とか“Name”とかそういう曲書いた後にそれがぴったりだなと思って。そのタイトルを付けました。

ーーでは、先に書いたのは“Name”と“THIS IS ME”ですか?

AG:そうですね。あとは“To Live Is”とか。そういうアルバムに入れたい元案があって、その中にラテン語の“RARA”っていうタイトルの自分の中でメモがあって、ぴったりなタイトルだなと思ってそれ付けましたね。

ーー“RARA”はラテン語なんですね。日本語に対する考え方って前回のアルバムから出てきていると思うんですが、今回のアルバムでは要点要点で日本語を採用してますね。特に1曲目のSEという形ですが、単語の羅列の中に日本語も入れてる事は意図したものがありますか?

AG:key(鍵)、なるだけkeyとして日本語を入れたいなっていうのが今あって。前はどっちかっていうと、日本でやっぱりやってて目の前にいる人たちにダイレクトに伝わればいいなと思って書いてたんですけど。今もそういう同じ思いなんですけど、今どっちかっていうと海外に目がいった時に、日本語入れるっていうのが逆に武器になるんじゃないかなってすごい思ってて。だからなるべく目の前の人たちに伝えるプラス、海外に行くっていうのもあったんで、そういう意味でもなるべく日本語入れたいなっていうのが今逆にあるんですよね。
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ーー世界に出て行くためというか、自分たちのアイデンティティを持った上で、何かと勝負するときに日本語が重要になってくると?

AG:そうですね。クラブシーンとか、HIP HOPとか海外での日本語の捉え方って、また違ってて。他の国、アメリカとかヨーロッパ以外だったら、自国の言語と英語を混ぜてるアーティストもいるし。それすげぇ日本のバンドとして世界に勝負するって時に、それって逆にカッコイイんじゃないかな、みたいな。自分の血だったりとか、ルーツがちゃんと入ってるっていう。

ーーその世界をめがけてそういうのを考えてくという時に、もう「こう出て行こう!」っていうアイデアとか、道のりが見えてるとか、、、?

AG:いや、そこまでハッキリこういったらこうっていうのは無いんですけど、まずはやっぱり日本で基盤作らないといけないと思うし。ただ行きたいって言って行くのはアリだと思うんですけど、、、少しずつ。。。中国には今年も行こうかっていう話はあるんですけど、ワンモアツアーみたいな。アメリカ、ヨーロッパはまだ、、、1回フェスは誘われたんですけど、今年ちょうど自分たちのツアーがかぶってて。無理だなぁみたいな。。。世界中の音楽を聴いた時に「自分たちの武器になるの何かなぁ」って思った時にそういう風になってきたみたいな。考え方が。

ーー自然にそこにハマってくっていうような感じで入れているということですか?

AG:そうですね。だから“NAME”とかも最初2番目のAメロとかも全部英語で書いて、で、入れたんですけど、逆にそれがなんか普通に感じちゃって。そうやっていって日本語をパッて入れたらもっと新しいんじゃないかな、みたいな。

ーー“NAME”と“THIS IS ME”って2曲目、3曲目って割と同じようなテーマに向かって書いているような気がするんですが、アルバム全体の歌詞の世界観はそういう風に向けてるのか、ある一定のテーマを設けて進んでっているのか、それとも全部曲が出来ていって集まったら同じような方向性だった、とか。

AG:あぁ~そうですね、後半の方が近いかもしれないです。

ーーもう1個1個作ってったら、思ってること一貫してた?

AG:そうですね。どちらかというと僕は1曲1曲なんか、、、言いたいこと言うっていう感じなんで。1個アルバムでテーマ決めてからそれについて書くっていうスタイルとったことなくて。気づいたらこうだったっていう方が近いかもしれないですね。

ーー 一貫して思うのは「光と闇」その対比を自分の中に持っていてるのは強く感じますね。次のタイトル“THIS IS ME”って聞いてしまうと、どうしても映画のグレイテストショーマンを、、、言われるでしょう?

HIDE:(笑)。いやこれ、ギリギリまで悩んでましたよ。

ーータイトル自体を?

AG:タイトル自体を悩んでて。「そうかーそっちあったなー」と思って。でも「自分からパッて出てきた言葉だから、「まぁいいかな」みたいな。あの映画に影響受けた訳では全然ないんですけど。自分のことでもあり、周りの友達とか、あとよく物販とかで来るファンとか、言う言葉だったりとか、そういうところからすごい重なる部分があったっていうか。まぁ死んじゃうヤツもいたし。自分の弱いところとか汚いところとか、うまく出来ないところとか、隠してみんな生きているような感じするんですけど、人に見えないように。でも絶対みんな何かもって、何か抱えてるし、不得意得意あるだろうし、っていうところで、なんか全員そういうの持った上で特別なんだっていうのを歌いたくて書いたアルバムですね。

ーー曲と歌詞、いつもどっちから作ってますか?

AG:曲からですね。ざっくり言葉ではアイデアはバァーって書いているんですけど、やっぱメロディとリズムはこう後から付けていくんで、そこでそのメッセージとメロディに合うキーワードっていうか言葉を探して作っている感じですね。

ーー4曲目“To Live Is”では、「らしからぬ」って言い方悪いですが、爽やかなカッティングが入ってるっていう。

AG:そうそうそう、スタジアムロックみたいなのをやってみたくて。

ーーこれはどういう心境の変化が(笑)?

HIDE:まぁまぁまぁ。それ一番最後に作った曲か。

AG:そうだね。

HIDE:気楽にやったんですけど。

ーー開放感。

HIDE:そうそうそう。

ーー最後に作った開放感から生まれた曲ですか?

HIDE:なんか毎回そんな感じするけどな。

AG:あぁ型にはまらないって感じの。

HIDE:そうそうそう。“THE NEW ERA”とかも一番最後に作った曲だしね、アルバムの中で。

AG:“Nothing to Lose”とかもそうか。

HIDE:最後に作る曲はなかなかあの、、、名曲になる(笑)。開放感がある。「あと1曲だ~」っていって。なんか気張らないっていうか。他にもうリードっぽい曲もあるし、対比の曲もあるから、「じゃあ、あと好きな曲作ってみるか」っていう気持ちがそういうちょっと違うアプローチに気持ちが移るんじゃないですか?

ーーだいぶ新鮮だったなと思いました。

HIDE:いや俺もメンバーとかに聴かせたときに「え、大丈夫?」って(笑)。

ーー(笑)。大丈夫ってどういうことですか?

HIDE:「めっちゃ良いんだけど、、、大丈夫?」みたいな。

ーーバンドとして?

HIDE:そうそうそう。

AG:そういうウチあんま固定のアレがないから。固定の「こうだ!」って決められたものっていうのが、縛りが、あんまり他のバンドと違って広いと思うんですよね。だから作りやすいのかなっていうのはあるし。だって今回その意識がやっぱギターもストラト買いだしたりとか。

ーーギター変えたんですね!

HIDE:変えました。全部ストラトで録ってますね。

AG:もうヘビーの方から離れていきます(笑)。「古臭い音出したい古臭い音出したい」って何年前からか言ってて。

HIDE:なんかもう結構苦しいですよね、作ってて。なんっていうんだろ、、、今の流行りとかやっぱり聴いたりするじゃないですか。やっぱみんなそこに向かうじゃないですか。

AG:ハイブリッドな音っていう。

HIDE:みんなそこに向かって、曲もそこに向かって、みんなジャスティンビーバーみたいな。ポップもロックもHIP HOPもジャスティンビーバーみたいな。それ「なんでだろうな」みたいな。みんな同じプロデューサーで。

AG:ギターとかもね。

ーー時代のニーズに合っていくものが良しとされて、元々持ってたものがある売れているプロデューサーが同じ音だったら、プロデュースされたものも全部同じ音だよねっていうことにやっぱりなってきてて、それを知らずに受け入れてる部分はありますよね。

HIDE:例えばレイジ(Rage against The Machine)がカッコ良かったって俺が思ったりとか、スクラッチギターであったりとか、変なディストーションサウンドみたいに変な歌い方したりとか。ああいうのってあの人じゃないと多分出来ないと思う。プロデューサーがガッて固められたらあんなプレイも出来ないし、あんなジャンルも生まれなかっただろうし。HIP HOPとロックが混ざってるとか。あれはどんどん普通になったけど。だから「今新しいことって何かな」って考えた時にこういうちょっと昔のサウンドとエレクトロの要素がちょっと混ざれば、ちょっと差別化出来るかなと。4曲目とかは昔のU2とか聴いて書いた曲だから。
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ーー今回もプロデューサーを立てずに、DIYでここまでのサウンドメイクを?

HIDE:プロデュースもRECも、、MIXも俺も一緒にやりました。

ーーすごいですね!MIXまで立ち会うとは。

HIDE:気になって気になって(笑)。

ーー(笑)。今回逆に音作りでこだわったところってあります?ギター変えたっていうのはもちろんデカイと思いますが、例えば、全体的な音の作りとして。

HIDE:例えばギターはストラト買って、パーツ使って。セッティングがもうジミ・ヘンドリックスと同じもの使ってたっていう、結果。なんかそこまで60年代、70年代、80年代のヴィンテージみたいな音の曲もあるし。あとは左右に歌があって、センターに歌ない時もあるし。

ーー左右に振ったままにしてるってことですか?

HIDE:そう。わざと。MIXしていくと「なんで真ん中にドラムがあって、ギターが右左に振ってなきゃいけないの?」みたいな。「それもみんな同じじゃん」みたいな(笑)。

ーー(笑)。セオリーはセオリーだから(笑)。でも、それを打ち崩すのに挑戦したいなっていう気持ちと挑戦出来るポジションにいるっていうことはいいことですよね。

HIDE:そういう風に受け入れてもらおうっていう考えよりもそっち先行しちゃった。「いやもっとなんかあるでしょ」みたいな。ギター、ベース、ドラム、ボーカル、これが基本じゃないですか、バンドって。バンドもこうギターいなくて、ピアノのバンドもあるし。音にももっとこう色んなグシャグシャじゃないけどあっても良いんじゃないかなっていう。歌もガンガン歪ませたりとか。歪ませてモノラルのステレオ掛けるとちょっと古臭く聞こえるんですよね。

AG:“Dharma Light”とかでしょ?

HIDE:そう。“One Day”とか。




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