このサイトはJavaScriptがオンになっていないと正常に表示されません

Crystal Lake "HELIX" INTERVIEW!!!

Crystal Lake "HELIX" INTERVIEW!!!
MAGAZINE

Crystal Lake "HELIX" INTERVIEW!!!

Interview by SUNEO
Photo by John Gyllhamn




ヘヴィーでラウド。この言葉が安っぽく聴こえてしまうほどの楽曲クオリティや圧倒的な音圧、それを超えていくライブパフォーマンスでシーンを切り裂いているCrystal Lake。国内だけに留まらず、世界を巻き込みつつある彼らの新作に迫る。本人たちによる全曲解説もお見逃しなく。

(海外のFesで)メインステージのオファー来たからね。

ーー“True North”のアルバムから約2年、今回のアルバムは前作からの2年間をどう活かして制作されましたか?

RYO:前回のアルバムが出てから相当な本数のツアーをやって、、、でも、結局、キッカケになったのは“Apollo”をリリースしてからだとは思うんですよね。あれは世界中で凄く良い評価を受けて、それは自分たちでも予想外でした。“Apollo”リリース直後にヨーロッパツアーに行ったんですよね。そのツアーがもう予想以上の、というか現地での「待ってました」みたいな期待感が(現地のファンに)凄くあって。自分たちも良いショーが出来たし、かなり良いツアーになって。それが凄い自分たちの中で自信にも繋がって、やっぱこうやって自分たちがやってきたことは間違ってなかったし、俺らはHeavyな音楽をストレートにやって、“Crystal Lake”らしさっていうのをずっと追求して来ましたけど、それがどこだろうと通じるんだっていうのが改めて感じられた。さらに、それらがこのアルバムで形になったというか、まあ凄く自然にHeavyかつ、こう…自分たちの良さである『世界観』っていうか『シネマティックな世界』みたいなものをさらに深く、的を絞ってズドンと(笑)凄い言い方難しいんですけど、かなり真っ直ぐ向いたアルバムになってる様な気がします。

ーー海外ツアーでも認識できたであろう、Crystal Lakeとしての強みだと思いますか?

RYO:やっぱり、Heavy。それは色んなHeavyがあると思うんですけど、感情からくるものだったり、こう…何て言うんですかね、、、難しいですね、、、ハードコア的でもあるし、メタル的でもあるし、そういう色んなエクストリームな音楽を全て煮詰めて凝縮されたものって言うか…かつ濾(こ)されたもの。色んな人に、色んな層に通じるHeavyさなんじゃないかなっていう。

ーーYDさんはこの2年間どうでしたか?

YD:RYOが言った様に、すげぇツアーして、色んな人と会って、また出来る場所も変わってきて、感じるものもすげぇ変わった。自分たちがやる音楽の向く方向っていうのももちろん変わって、要は「日本でこの音楽広めたいな」って思う気持ちが、それがもう日本だけじゃなくて、全方位的に「カッコイイ音楽あるよ」っていうことと、「日本でも生まれてるぜ!」っていうことを伝えたいなっていう気持ちに変わって、この2年間で。今までよりも、自分が表現してる音楽に直接向き合う様になって、音楽をもっと自分の中でプライオリティ高めて、出来る限りやってみようかなっていうのを2年間の中で判断したことがあって、それが結果アルバムに色々詰め込まれた部分はあるかなと。自分の家のシステムとか制作環境も変えて、出来ることも広がって。シネマティックってRYOが言ってくれたことも、今まで出来なかった表現がCDの中で出来る様になったのは、デカかったかなって思ってる。

ーー制作環境の変化とは?

YD:いや、今まで本当にMTRの「よーいドン」で録って、あとはギターだけで出来ることでやってたけど、今コンピューターが凄い進んで、オーケストラの音だったり、ワールドミュージックのサウンドをサンプリングしたりとかDJチックなことも出来るし、自分の作曲スキルも色々あがったかな。

ーーアルバム全体で変わったなっていうところは、シーケンスって言い切って良いのか分からないですが、デジタル音というかサンプリング音が随所に「あ、入って来てるな」と感じる部分。今まで「ギター1本で仕上げられてたのかな?」っていうのも疑問に思うぐらいですが(笑)、今回のアルバムはよりそういう部分は増てるなっていう風に感じました。

YD:「ハードコアって」「メタルって」とか、「自分たちがやることってこういうことだよね」っていうのを作品に閉じ込めたり、逆にそのジャンルを拾いにいこうとして手伸ばしたりとかっていうのはあったけど、今回のアルバムはもう何も考えなかった。とりあえず、もう自分たちがやるものはCrystal Lakeになるし、「だったらどうするの?」っていう話を追求した。ライブを行っていく中で、ヨーロッパとか行ける様になって、アジア行ける様になって、これからアメリカとか行くけども、その中で自分たちの強みってやっぱりHeavyなんだっていうのを改めて、3周くらいして実感出来たから、「Heavyってなんだろう?」っていう所に神経を持って、感覚を持って、あとは自由にやればCrystal Lakeになる、っていうのが今回の2年間で導き出せたのかな?アルバムに対して。

ーー“Apollo”リリース以降、UKツアーでフェスや現地でのライブハウスでプレイしてきましたが、反響はどうでしたか?また、フェスとライブハウスでの熱量の違いなどはありましたか?

RYO:国によってやっぱり全然受け取り方っていうのは違うなっていう。ただ、総じて凄いみんなウェルカムで。

ーー違いっていうのは?

RYO:ライブハウスでの熱量とフェスでの熱量って、日本だとイコールではなかったりするケースが多いと思ってます。

YD:確かに。

RYO:でも凄く近い、ライブハウスともフェスもそんなに違わない様な…。ステージのフロントから見てる感じは、そんなに違う感じはしなかったですけどね。みんな自由に酒飲みながら楽しんで、ライブハウスでも飲みに来て、騒いでみたいな感じはそんなに違わないのかなっていう。やっぱそういう文化的なものが凄くしっかり根付いてるというか。

YD:シンガロングはどこ行っても凄かったよね。

RYO:そうすね、シンガロング。本当の意味で、みんなで歌うっていうのは初めての体験でしたね。日本だとやっぱこうサビだけ歌うとか、ライブでちょっと歌ってると横のお客から怒られる(笑)、っていうのを聞いたりしますけど、向こうの人たちは全員がイントロのギターから歌う、みたいな。

ーー確かに。先日RYOさんのアカウントでアップしていたTwitterの動画がそうですよね。“Apollo”一番始めからガンガン歌ってる。

RYO:まさに!ああいうのはどこでもありましたね。

ーー特にイギリス、オランダ、イタリア、オーストラリア、スペイン、チェコのフェスに参加してるけど、ここヤバかったなってとこあります?

RYO:スペインはフェスもローカルショーもやっぱり一番ハンパなくて。先日アップしてたのが、スペインのローカルショーなんですけど、もうなんか本当にここにお客さん来るの?みたいな(笑)。

YD:ヤバかったよね(笑)。

RYO:俺らの前座のバンドとか、10人くらいしかいなくて。と思ったら、一気に最後ライブハウスに人が来て、あのシンガロングだったり。あとはフェスでも、たまたま俺らがやる時間が凄い良い時間で。他のステージで演奏してない時間で、Crystal Lakeコールが最初と最後で鳴り響いて。

S__5177465_680.jpg

YD:入りきらないくらい、いたよね。

RYO:外もバーって広がって(ステージ)横もハンパない数の人たち。

YD:4番目の(大きさの)ステージだったんだけど、次、メインステージのオファー来たからね。

ーーヤバイですね!凄いアガる。UKツアーは今作に向けても、良い実りのあるものだったと。

YD:うん。

RYO:そうですね。

ーーそのツアーを受けて、方向性を決めて制作に一気に取り掛かったのでしょうか?

YD:みんな誰でもそうなのかもしれないけど、アルバムへのヴィジョンはあって、いついつに出したいなっていう気持ちに向かって、どういうアルバムを作ろうかっていうのは話してるけど、いざ動き出すのがライブやら何やらで、直前の3ヶ月前くらいかな。。。

RYO:そうっすね。3月の頭くらいから始めて。

YD:“THE CIRCLE”のリリースがあったから、「やべぇー!あと3ヶ月で、6月末にはヨーロッパ行っちゃうから全部終えないと!」って思ってたの。でも、3ヶ月でアルバム作るってライブもバチバチ入ってるから、「これ本格的に今回ヤバイな」と思って。まぁ、、、でも、絶対に奇跡が起きて(笑)、絶対出来上がるっていう謎の確信だけは持ってたから。最初のコンセプト決めたことに対して、やっぱり自分たちが制作に入っちゃえば早かったし、苦戦することは俺はあんまり無かったかな。なんか、苦しかったけど、すっげぇ(笑)。

RYO:時間的な苦しさですよね。出来るまで半年掛かって。そういう、いつ終わるんだろうっていう様な苦しみはありましたけど、制作段階での苦悩は少なかったですね。今までに比べたら、生みの苦しみ無かったですよね。

YD:何が面白いかなーとか、色々なことをブラッシュアップして、何が次にいく(時代を先取る)のかなーみたいなこと、結構考える時間じゃん、ああいうのって。文章もそうだし、本読んだり、語学を学んだり、映画見たりするのもそうかもしれないけど、色んな影響受けて、自分に投影して、表現することってあんまり普段ないじゃん。レコーディングって良い機会だなと思いながらやってるんだけど。楽しいし、出来上がった時には。

ーーインプットは多めにしたということですか?

RYO:インプットは常にしてるっていう感じですかね。アルバムに向けて特別にっていうことはそんなには無かったかもしれないです。

YD:でも、「リバイバルの面白さ」みたいなのは自分たちも上手く使える様になって。今までは自分たちに無い、リフや歌い方、メロディーみたいな所をすげぇ追求しようとしてたけど…特に“True North”の時とか。この和的メロディ、和的感覚っていうのをすごくフューチャーしたくて。色々トライしたけれども、なんかそこを無理にやらずとも、自分たちがやれば絶対和なテイストが入るっていうのはもう“True North”やった時点で分かったから、今回は自分が昔聴いてたものとか、良いなって思うものを自分たちが今やるとどうなるの?っていうのを出したかな。

ーー今回のコンセプトは「リバイバル」ですか?

YD:それも、一部。コンセプトは違うんだけど。まぁHeavy。

ーーコンセプトはHeavyなんですね。サブタイトルでリバイバルみたいな感じですか(笑)?

YD:遊び方で。Heavyで、あとはコンセプトは5次元?

ーー5次元ってなんですか(笑)?

YD:相対性理論とか、SFとか。ああいう非日常、スーパーサイエンスみたいなところを自分たちが音楽でやる時に、ジェント(Djent/プログレメタル)じゃないんだけど、それとはまた別のシネマティックな感覚をどう表現するかっていった時に、「時間」、例えば『インターステラー』(クリストファー・ノーラン監督による2014年のSF映画)っていう映画が俺は凄い好きで、その中でスピードを増すごとに時間の捉え方が変わるっていうのが映画の中で表現されてて、そこから鳴って来る音とかストーリーとかが、音で表現したらどなるのかな?みたいな。音楽だけで。とかをコンセプトにしてる。Crystal Lakeだからそういうのは、ハマって面白いかなと思って。パンクバンドがそういうこと言ってもフィットしなかったりするのか分からないけどね。でも、自分たちがやるとどうなるんだろう?そういう夢だったり、おとぎ話とか悪魔モノとか(笑)。

ーータイトル含めて、SFやダークファンタジーの要素が多いですよね。

RYO:メンバーみんな、SF的な映画だったり小説だったり凄い好きで。それをいかに哲学的かつ日常的な表現で出来るかっていうのをリリックでも凄く考えましたし、さっきYDが言ったテーマに沿ったリリックにもちゃんとなってたりして。結局ファンタジー物でもフィクション物でも結局は人間っぽいっていうか、哲学的で人間の根源を表現してるのかなってずっと思ってて。そういうのを上手く詰め込んだつもりです。

ーーアルバムに収録されている楽曲タイトルだけ羅列してみてるだけでも世界観がすごいですね。1曲目“Helix”は「螺旋」ってことですよね?意味深なタイトルですよね(笑)。

RYO:「螺旋」っていうのはタイトルが最後に決まったんですけど、DNAってよく「螺旋」って言うじゃないですか。このアルバムが1曲ずつDNA、連なりで出来てるじゃないですか。そのDNAがCrystal Lakeを表現してて、それってこう今までの自分たちの歴史だったり、はたまた地球が生まれて今までの歴史っていうか、遺伝子の連なりで時間が刻まれてきて、今に至るっていうそういう凄い広い世界を表現したかったんですよね。

S__5177462_680.jpg

ーー確かに。2曲目の“AEON”ってラテン語(永劫/えいごう)ですよね?

RYO:あとスーパーのAEONです(笑)。これは凄いジョークみたいなモンなんですけど。哲学的な表現を模索してて、これは凄い宗教的なテーマなんです。

ーー歌詞は難解(笑)過ぎますよね。

RYO:簡単に言うと世紀末の中で人間がだんだん機械を神様として崇めていって、最終的に身体に組み込んで一体化して神になるんですが、それが、最終的に世界が終わった時の、最後に(本当の)神様が出てきて「別にそんな信仰したって救いなんて結局無いんだよ。結局みんな死ぬだけじゃん。消えるだけじゃん。」みたいな、ニヒリスティックなテーマになってるんです。

YD:一番最後に出来た曲なの、これって。

RYO:そうっすね。

YD:「Heavyなの、もっと狂ったヤツ欲しいな」って思って。「日本帰って作ってみるわ」みたいな、レコーディング終盤の中で。1日、2日で仕上げたね。

RYO:そうっすね。まとまったのは。元々別の曲で使ってたリフとかもあるんですけど。

YD:そうだね、マッシュアップ的にくっつけたり、調整して。

ーー曲展開が異常で、ガテラルも入ってくるし、バスドラの壁にぶち当たる瞬間もありますよね(笑)。

YD:全部ハードコアもビートダウンもメタルもブラックメタルみたいな所もあったり、The Dillinger Escape Planみたいなパートもあったり。

ーー確かに。

YD:でも、どこかでデジタルなノイズが鳴ってて、だからRYOが言ってるリリックもすげぇ合ってて。俺のイメージは狂ったデジタルノイズの世界が最終的には全て塵になっていく様なイメージで曲作ったら、歌詞もリンクして。

RYO:ちゃんとストーリーが曲にフィットして。

YD:面白いなっていう。

RYO:「バスドラの壁」って言ってたパートが世界崩壊の(笑)デジタルダストになって消えていくみたいな(笑)。

YD:デジタルダストパートっていう(笑)。

ーーライブでどう表現するんですか(笑)?

RYO:(Drumの)楽さん頑張ってます(笑)。

YD:結構イケるよ(笑)。曲自体も5音下げとか、一部6音?下げとか?カオスだよね。

ーー「Heavy」いうか「狂ってる」っていう言い方が正しいかと。そんな狂った曲が2曲目にきてるアルバム、、、「いきなり崩壊してんじゃん」みたいな(笑)感覚に陥ります。

YD:そのぐらいの方が良いよねって言う話になったんだよね。

ーー世界が壊れたところから始まって、次が“苦しみ”=“Agony”ですよね(笑)?

RYO:ドンドンと重いテーマ続いてますけど、これは結構俺の中で哲学的かつ、内省的かつ、ゲームからのインスパイアとかもあったりして。それこそ“Agony”っていうゲームがあるんですよ。PS4のソフトです。一昨年くらいからトレーラーみたいのはあってやりたいなと思ってたんですけど、地獄を旅するゲームなんですけど。

ーー悪魔に見つかったら終わりのゲームですか??

RYO:そうす!悪魔に見つかったら終わりのヤツです。

ーー分かった!知ってます!

YD:知ってるんだ。あの血だらけの世界…

RYO:肉片で出来た世界を…

YD:よくそんなん知ってるね。

RYO:途中で悪魔が出て来てっていう。

YD:(インタビュアーは)よくそんなの知ってるね。俺知らなかったよ。

ーーあれ元々パソコンのゲームで出てたヤツをPS4に移植してるんですよね。

RYO:あ、そうなんですね。ゲームみたいに自分の中の世界が、そういう風に見えてしまう瞬間とかってきっと誰しもあると思うんですけど、そこからどう抜け出して、どう新しい世界に向かっていくかみたいな感じで、最終的に曲のストーリー的にもスーパーHeavyで、異次元にいったりするパートもチューニング下げて厚みのあるパートもあったりして、そこから最後パーっと開けて神聖なパートというか、クワイヤ(合唱)っぽいパートになって曲が終わるっていう感じで、歌詞のストーリーもそういう風に巡り巡って最後開けるっていう感じになっています。

ーーアルバムの3曲目までは、シネマティックかつ、クリスチャンに近い様な世界観で進行してますが、4曲目から日本の国ナンバー「+81」に。しかも、歌詞の中に「ビッチ&酒、ゴジラ」(笑)という文字がありますね。

RYO:これは最初は歌詞のテーマ的にも日本レペゼンというか、俺らがゴジラになって世界を踏み荒らしていく、みたいなニュアンスで。これもちょっとふざけた感じで作ったんですけど。歌詞的なテーマで言うと、、、色んなパーティーバンドとかいるじゃないですか。俺らもそういう人たちとやったりして来たんですけど、結局はギミックみたいな感じで、みんな良いヤツだし、フツーじゃんみたいに思ってるのを皮肉って、「俺らはそんなパーティー卒業して、大人な嗜みをやってるぜ」みたいな(笑)、例えばヤツらが女やら酒をガンガン飲んでる中で、「俺らはナイフとフォークで優雅に飯をくってるぜ」みたいなちょっと皮肉っぽい、ふざけた感じのリリックのイメージですね。

ーーここは一気にシンガロングが出来る様なパートがいきなりこの曲にきて登場して、キャッチーに仕上げてるのかなっていう感じはしています。いわゆるHeavyって言われるものとかラウドって言われるものって、どこかしらでキャッチーさが失われている気がしてますが、客を巻き込んでいく様なシンガロングの部分があって、凄い良いなと思ってます。

YD:凄い自然な感じでイントロも自分の手グセで作ったし、リフも、ちょっと腰を据えたビート感みたいな感じのイメージなのね、バースのところは。サビとかは俺の中での解釈はCloverのギターリフを思い浮かべながらEVERY TIME I DIE聴いて、ちょっとPanteraの平メロの要素を入れたりとか、ちょっとなんかそういう感覚ではいたんだよね。

ーー感覚じゃないと説明出来ないですね(笑)。

YD:なんかどっかしらああいうムーディなメロディ、アダルトなメロディっていうのが面白いかなって。実は、、、サブタイトル、ネオンだったんだけど。

RYO:そう、ネオン。

YD:東京の歌舞伎町の街なのか、銀座の街なのか、東京の上から見たネオンの光なのか分からないけど、そういう街並み、ジャパンの良いところ、相撲、空手、忍者、酒、寿司、芸者なのか分からないけど、そういうカオスなのを結構サウンドの中で表現して、電子音みたいなのも、YMOじゃないけどシンセトラックの番組を見てる時に入れ替えるじゃん、ああいうのをなんかでやりたいなと思ってて。実はそういうところから影響を受けて。あぁいう形にはなってるんだけどね。
S__5177466_680.jpg

ーーなるほど!次は“Lost In Forever”はシングルで先にリリースされてますね。僕だけの感覚か分からないですけど、結構王道のニュースクール感というか、まだRYOくんが入る前のDAYLIGHT(CLEAVEとのスプリットCDに収録)をすごく思い出しました。

YD:ストレートな感じはあるね、昔からの。

RYO:王道感は一番。

ーー2ビートでしっかり疾走するニュースクールって、最近はめっきり減ったと思います。

RYO:逆に確かに少なくなりましたよね。

YD:確かに。なんかストレートで、こうスピーディーで、グッドメロディが来るものって、意外と少なかったから、今回の作品。前作までは意外とあったんだけど。じゃあなんかこう、実はすげぇ細かく複雑なギターとかいっぱい入っちゃってるんだけど、でも気持ちはそういう形でこの曲は作って。やっぱり、THE GHOST INSIDEとか自分たちは好きだったし、あの音楽の良さの感覚を今に表現したいなと思って。

ーーCircle Pitの情景が思い浮かびますね。

RYO:そうっすね。

YD:LIVE!!、Circle Pit!!みたいな(笑)。

RYO:かつ、シンガロング。エモーショナルなところはやっぱり自分たちでもしっかり表現したいなと。リリック的にも自分の中の時間を表現してて、“Lost In Forever”は。自分はまるで永遠に生きるかの様に生活してる中で、その中での時間の流れというか、、、時間が止まってる様にも思うし、気づいたら「もうこんなに経ってるわ…」とか「もう東京来て10年近く経ってるわ…」とかそういう瞬間を、曲のスピード感と同じ様に表現してたり。あとはちょっとした遊びで、俺が昔大好きだったMY CHEMICAL ROMANCEのリリックを使ってシンガロングっぽくしたり。最後の方のパートに“Are you near me? Can you hear me?”っていうリリックが出て来るんですけど、それは“Helena”っていう曲のブリッジに出てくるリリックなんですよね。で、それが凄いなんていうか、、、この曲にリンクするというか。直接的にっていうよりは、かなり自分の中で繋がったんで、敢えて入れましたね。インスパイアを受けて。

YD:リリックオマージュは面白いよね、結構。サウンドでもアリだし、なんか、面白い。

RYO:ラッパーとか結構やるじゃないですか。そういうのすぐパクりだって言う人いますけど、オマージュはリスペクトがあってのものなので。それはパクりじゃないと思ってるんで、頻繁にちょこちょこ入れたりはしてます。




PAGETOP