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SHANK "WANDERSOUL TOUR" LIVE REPORT!!

SHANK "WANDERSOUL TOUR" LIVE REPORT!!
MAGAZINE

SHANK "WANDERSOUL TOUR" LIVE REPORT!!

Report by Daichi Yajima
Photo by Yasumasa Handa


2019.1.27
SHANK “WANDERSOUL”
@新木場STUDIO COAST


 昨年9月5日にリリースされたSHANKのミニアルバム『WANDERSOUL』。本作を引っ提げて展開されたツアーのセミファイナルが、新木場スタジオコーストで開催された。

 ゲストバンドとして迎えられたdustboxは「SHANKが10代の頃から対バンを通じて交流を深めてきた」とMCで触れながら、冒頭から快速チューンを連打する真っ向勝負のライヴを展開していく。dustboxは、メロディックパンクシーンを両足で踏み締め闘い続けて20年を迎えるバンドだ。その闘争の痕がタスキになり、後続のバンド--それこそSHANKのような後輩へと受け継がれていることの感慨もそのMCには表れていると感じた。その語り口調からもわかる通り後輩への愛情をいっぱいに注ぎ込む一幕だったが、むしろライヴが緩くなることは一切なく、リスペクトと愛を表現する方法はただ一つ、真っ向勝負で「食いに行く」ことだけだと言わんばかりのアグレッシヴさで攻め立てる。特に、中盤に披露された新曲“Farley”の掛け合いとシンガロングで会場中を巻き込み、ステージとフロアが体当たりし合うようなライヴをさらに巨大な熱の塊へと変貌させていった場面。
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ハードロック/メタルの影響が色濃い楽曲を美しいメロディで彩っていくdustboxの特色と本質はより一層鋭く研ぎ澄まされつつ、最終的には歌と歌で交感しながらライヴを加速させていく様に真価が見える。まさに今結成20周年を迎えている彼らだが、未だにJOJI(Ba/Vo)へのヤジは止むことがないし、JOJIとSUGA(Vo/Gt)の掛け合いは中学校の放課後のようだ。徹頭徹尾ソリッドな楽曲で聴く人を引きずりあげるライヴだが、3人の間に終始流れているゆったりした空気と愛嬌と青春感は未だ瑞々しいまま音楽に宿っている。それこそがdustboxの強さなのだと改めて見せつけるアクトだった。
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 凄まじい熱気を残していったdustboxのライヴにSHANKもさぞ燃えただろうと思いきや、そこはいつも通りの緩い足取りでステージに登場。ブレないというか、3人の間に漂う空気が常に一定というか、とにもかくにも「変わらないこと」の強さを示し続けるバンドだなあと早速実感する。
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 まずはゆったりと“Surface”を歌い上げて口火を切ると、その余韻をIntroのようにして一気に“Phantom”へと雪崩れ込んだ。その後も“Grassroots”、“Good Night Darling”と立て続けに披露していくが、冒頭の1音目から一切テンションが途切れることなく、しかも新旧の楽曲がシームレスに、なめらかに接着して爆走していく様は「いつも通りのSHANK」であると同時に、ライヴバンドとして現場で積み重ねてきた歴史と、そこで楽曲を磨き上げてきたことの証明のようだと改めて実感する。
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 以前のインタヴューで話してわかったことだが、彼らの直近作『WANDERSOUL』は、抜本的に楽曲制作の方法が変化したアルバムだ。地元・長崎の古いスタジオで音を合わせながら作ってきたこれまでのメソッドから、ソフトで音を組み立てながらアレンジを詰めていくやり取りに変化し、それによって、感覚的だった音の配置やメロディの動きが目に見えるようになった。その結果として、『WANDERSOUL』は、瑞々しいメロディをキメ細やかなアレンジで飛ばしていく快作になったのだろう。さらに言えば、その制作の変化はそのままライヴの進化にも直結していると感じられたのがこの日の面白さだった。
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たとえば、特にスカナンバーでじっくりとした溜めが効くようになったリズムの部分。さらには“Wake me up when night falls again”のギターフレーズがシームレスに“Knockin' on the door”へと繋がっていったアレンジ。ひとたびエンジンがかかると止まらないライヴの暴発感はそのまま、細やかな部分一つひとつに意志と神経が宿ったライヴになっているのが素晴らしかった。
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インタヴュー時に庵原(Vo/Ba)は「今までで一番真剣に音楽をやった。だって、バンドマンみたいにこんな浮世離れした生活、いつまで続けられるかわからないと思ったから」という旨のことを話してくれた。30歳を超えたことがその意識を持つきっかけになったようだが、この日も「いつまでこんなふざけた生活できるのかわからない。でも、燃え尽きるまでやります」と語った。まさにその覚悟が明確に映っている、変わらないまま変わり続ける意志が鳴り続けていた。

 SHANKは、地元の長崎に根を張って活動し続けてきたことが象徴するように、自分の生きる世界の穏やかさを大切にしたいからこそ、不純物や雑音をかき消そうと歌い叫び鳴らしてきたバンドだ。愛すべき今と、それを阻害する様々なもの--その二極が、より一層輪郭をクッキリとさせたリズムと音に表現されるようになった、進化の途中を刻んだライヴ。庵原が「燃え尽きるまで」と語っていたが、まだまだこの先も道は続いていく。
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[SETLIST]
dustbox
01. Riot
02. Try My Luck
03. Not Over
04. Rise Above
05. Break Through
06. Bird of Passage
07. Bitter Sweet
08. Farley
09. Here Comes A Miracle
10. Hurdle Race
11. Tomorrow
12. Jupiter


SHANK
01. Surface
02. Phantom
03. Grassroots
04. Good Night Darling
05. Smash The Babylon
06. 620
07. Hope
08. Movie
09. Time is...
10. Midsummer's Wave
11. Life is...
12. Wall Ride
13. #8
14. Wake me up when night falls again
15. Knockin' on the door
16. Wake Up Call
17. Departure
18. Honesty
19. Weather is Beautiful
20. Set the fire
21. Extreme
22. submarine

en01. Long for the Blue moon
en02 Cigar Store
en03. BASIC




[EVENT INFO]
【BLAZE UP NAGASAKI 2019 in HUIS TEN BOSCH】
日程 : 2019年6月8日開催
時間 : 開場9:00 / 開演11:00 / 終演20:00 (予定)
会場 : ハウステンボス 第一駐車場特設ステージ
出演 : SHANK, and more…
<チケット>
●イベントチケット¥7,500(税込)
※ハウステンボスへの入場チケットは含まれておりません。
●ペア特別割引チケット ¥12,000(税込)
※本件1枚で2名まで入場可 / ※枚数限定チケット / ※ハウステンボスへの入場チケットは含まれておりません。
●イベントチケット+ハウステンボス1DAYパスポート付チケット ¥13,500(税込)

<問い合わせ>
チケット関連 : キョードー西日本 0570-09-2424 (平日・土曜11:00~17:00)
一般 : ハウステンボス総合案内 0570-064-110 (ナビダイヤル)





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