このサイトはJavaScriptがオンになっていないと正常に表示されません

coldrain presents “BLARE DOWN BARRIERS 2019” LIVE REPORT!!

coldrain presents “BLARE DOWN BARRIERS 2019” LIVE REPORT!!
MAGAZINE

coldrain presents “BLARE DOWN BARRIERS 2019” LIVE REPORT!!

Report by SUNEO
Photo by Yamada Masahiro


2019.3.17
coldrain presents “BLARE DOWN BARRIERS 2019”
@Zepp DiverCity


新たに日本から海外というフィールドに挑戦し、各所でバズを生んできたCrystal Lakeと、これからのラウドロックを担っていくであろう注目のバンドWAGE WARをZEPPに集結させたcoldrainの手腕は、やはりすごいものがある。先見の明とでもいうべきか。coldrainがこれから出てくるというのに、すでにフロアは沸々と沸き立とうとしている。この熱が抜けることのないフロア、ステージにcoldrainが降り立ったら、どうなってしまうのか、、、期待しかないのは言うまでもない。

coldrainのSEが鳴り始めると、一気に沸点に達したオーディエンスは、熱気を扇ぐように一糸乱れぬハンドクラップで迎い入れる。「WHAT’S UP!! 東京!」とMasato(Vo)が言葉を投げ掛けるとさらに温度を上げ“REVOLUTION ”が投下される。熱気で息苦しさもあるであろうフロアで、オーディエンスは大いに歌い、バウンスで会場を揺らす。
2_680.jpg
続けて“FEED THE FIRE”を演奏し、脳内を刺激するようなライティングにヘッドバンキングが誘発される。「良い声してんなー!お前ら!」とMasatoが讃えるほど、オーディエンスのコールは倍々で膨らんでいき、「お前らの番だよ」と託した時には、この日のトップボリュームで会場を歌わせた。
4_680.jpg
「この2バンドを呼んだら、俺らの頃にはバテバテかなと思ってたけど、、、やるな!東京!」と声を掛けるほど、オーディエンスの力がフロアに漲っているのが、2階からでもよく分かる。「早いのは好きですかー?」と“F.T.T.T”でサークルピットを描きだし、「思う存分、好きなことやって帰れよ」とさらに煽るので、フロアはトルネードのようになっていた。

「ラウドロックを好きな奴がこんなにいて、気分がいいな」とこぼす、Masato。「(ラウドロックも)ここまで来たよ。Crystal Lake、、、あいつらは(日本ではなかなか評価されず)海外に行くしかなかった(結果、海外で評価を得た)。これから世界に打って出るWAGE WARを(日本に)呼ばなきゃならなかった。こういう日を作るために。10年もこういう日を作りたかったから、(バンドを)やってきました。」とシーンを牽引してきたからこそのcoldrainの言葉がすごく響いた。まだまだ小箱のライブハウスにツアーで来ていた時に、「洋楽の真似って言われないようなバンドになる」みたいなことを言っていたことを覚えているが、coldrainの音楽をしっかりと認めさせ、そして、ZEPPをパンパンにした上で、グツグツ煮えたフロアにしている彼らを見ていると、さらにボクは熱くなってしまった。

「(今日のイベントが)シャウトばっかりになってしまうから、coldrainは歌中心にいきます!」と“EVOLVE”“TO BE ALIVE”を投下。歌中心に、、、と言っていたので、ステージで歌い上げるMasatoを想像していたが、いきなりフロアに飛び込む(笑)。
1_680.jpg
Crystal LakeとWAGE WARの熱さは完全にcoldrainにも飛び火している。それはもちろん、オーディエンスにも飛び火していて、リフトが続々と上がれば、ダイブも波のように押し寄せる。そのフロアを見て「(オーディエンスに向かい)自分たちに拍手を!」と称賛し、「歌えるやついますか?」とさらなる熱さを要求するMasato。何度もでかい声で「Wake Up!」と歌われる“VOICELESS”では、バウンスでキュウキュウの前方をよそに、後方ではモッシュピットが現れ、カオスな状態に。
3_680.jpg
5_680.jpg

フロアの荒れっぷりを満足そうに見た後、MCで「想像してた(光景の)何倍もやべーよ、ありがとう!」と感謝を述べ、プレイリストの話をし始めたMasato。coldrainの後にコブクロが流れても、小島よしお(?)が流れても、ラウドロックを聴いてくれていること、その事実があることに感謝している主旨も伝え、「今まで、散々(ラウドロックなんて、、、と)笑われてきた」と話しながらも、自分たちが超えてきた10年を振り返り、「どんどん、歴史は変わってます。おかげさまで10年やれたし、まだまだラウドロックがやりたいって思えること(に驚いてるし、ファンに感謝している)。ヨボヨボになるまでやります。この声が出るまでcoldrainはやめません!」と、熱い想いを宣言した。

「あなた達に贈ります!」と今までの楽曲よりBPMを落とした“STAY”を演奏し、聴かせることもできるラウドロックを証明して見せた。“GONE”のイントロが響くと、すぐにオーディエンスは察したようにハンドクラップで盛り上げる。フロアを照らし出すような演出も相まってか、神々しくさえ思えた。「coldrainのファンなら、WALL OF DEATHできるんじゃないですかー!」と投げ掛け、フロアを真っ二つに破壊したかと思えば、「Crystal Lakeが好きな奴も、WAGE WARが好きな奴も、小島よしおが好きな奴も全員、飛びますよ!」と今度はフロアを一つにまとめてバウンスさせ、“ENVY”までを一気に畳み掛けた。「Crystal Lakeが居るから、次の曲でコイツを呼ばないわけにはいかないんだよ」とRYO(Vo)を召喚し、“THE REVELATION ”を投下。沸きに沸いたフロアに突っ込むMasatoとRYOが熱量をさらに上げ、両者を目掛けるように飛び出してくるダイバーの数は凄まじいものだった。
6_680.jpg

暗転後、直ぐに「ONE MORE!」の声が上がる。そのオーディエンスに向かって「ラウドロックは好きですか?」と問いかけたMasatoには、バンドだけではない、シーンを背負って立つ漢の覚悟が見て取れるようだった。「これはお前らの曲だぞ!(声を)聞かせろ!」と“FIRE IN THE SKY”と“NO ESCAPE”を演奏。ピットができるわ、リフトも上がるわで、ラウドロック好きの体力の底知れなさを感じた。出演バンドへの感謝を述べつつ「ラウドロックをこれまでも支えて、これからも支えてくれるお前たち、ありがとう」とオーディエンスにも感謝を伝え“FINAL DESTINATION”を演奏。ここまで散々暴れていたオーディエンスが、今度はこれでもか!と歌う。これには、なんだかスタジアムで演奏しているような光景がボクには浮かんできた。清々しい気持ちにもさせてくれた。叩きつけてくるようなライブではなく、手を差し伸べて引き上げてくれるライブ。ライブを最後まで見終わった後にそう思った。
7_680.jpg

「ラウドロックという言葉に縛られたくない」と言うバンドも多く出てきた。そんな中でもラウドロックという言葉を何度も口にし、それを日本のシーンに提示してきた10年がcoldrainの中にはある。暴れるだけの音楽ではなく、心が激しく騒々しいほどに揺さぶられるのがラウドロックなんだと提示してくれるような存在に、coldrainはなってきたと思う。ただ、その存在はバンドだけで成り得たものではなく、今夜のようなオーディエンスが共に歩んできた時間がそこにあるからに他ならない。流行りの音楽と同じように消費されるのではなく、音を吸収し、ライブハウスやその他の場所で体験することが何よりもCOOLなんだと、Crystal Lake、WAGE WAR、coldrain、そして、あの場にいたオーディエンス達が教えてくれた。Masatoが「ここまで来た」と口にしていたが、その裏には「俺たちとお前たちなら、まだまだやれる」という言葉が隠れていたようにも思える。「一ファンから、シーンの一員になった」とオーディエンスを認めていたに違いない。
8_680.jpg





[SETLIST]
01.REVOLUTION
02.FEED THE FIRE
03.F.T.T.T

4.EVOLVE
5.TO BE ALIVE
6.VOICELESS

7.STAY
8.GONE
9.24-7
10.ENVY
11.THE REVELATION 

12.FIRE IN THE SKY
13.NO ESCAPE
14.FINAL DESTINATION



>>> coldrain OFFICIAL HP




PAGETOP