このサイトはJavaScriptがオンになっていないと正常に表示されません

live report

タイトル

Crystal Lake “AGAINST THE ODDS” LIVE REPORT!!!

Report by NAKA
Photo by TAKASHI KONUMA


2019.3.23
Crystal Lake “AGAINST THE ODDS”
@Shinkiba STUDIO COAST


アメリカでのAugust Burns Redのヘッドラインツアーに参戦した後の、凱旋的なイベントとして開催されたワンマンライブ「AGAINST THE ODDS」。ファンへの感謝の気持ちとアメリカツアーを経てパフォーマンス、フィジカル面にも磨きがかかったバンドを披露する場としてのメモリアルな1日となった。もちろん新木場スタジオコーストのフロアは満員御礼。その中の1/3は、この日がCrystal Lakeのライブ初見だったようだが、こういった面からフリーライブの良さを感じさせられた。

昨年末にリリースされたアルバム「HELIX」収録曲、「Aeon」のエレクトリックな音が会場に響きわたり、RYO(Vo)のシャウトがこだますると、会場のボルテージも堰を切ったかのように一気にブチ上がる。「Hail To The Fire」では「Zomba! Zomba!」の掛け声でバンドとキッズが一体になり、「Matrix」でRYOの「飛べ! 飛べ! Jump!Jump!」の煽りと共にヘヴィでリズミカルなリフが鳴り響き、新木場の床を突き抜ける勢いでキッズが一斉にジャンプし会場のボルテージも序盤にして最高潮に。
20190323_CL_133_680.jpg
そして曲の中間「Break!」でフロアの中心には左右で1つずつモッシュピットが出現、完全なライブハウス空間がフロアに再現され、RYOとYD(Gt)は早くもステージダイブ、メンバーの気合いも相当なものであった。
20190323_CL_107_680.jpg

今回のライブ「AGAINST THE ODDS」には”予想を反して、逆境を覆す” という意味が込められている。「誰も、Crystal Lakeのようなエクストリームミュージックが世間に受け入れられるとは思っていなかったこと」、「ところが、新木場スタジオコーストを埋め尽くす規模感まで認知されたこと」、過去には「お前らが海外で成功するわけない」と言われてきたこと、そんなたくさんの逆境を、アメリカ・ヨーロッパ・アジアと世界各国でのライブを経て、確かな実感を得て、バンドが始まってから17年間、「オレらが信じて続けてきたことは間違ってなかった。そして、オレたちを信じてくれたアナタたちも、やはり間違っていなかった」とアツく語るRYOと、そのMCに聞き入り、声援を送るキッズ。この先、エクストリームミュージックが日本のお茶の間の基準になる可能性を確かに感じたと話すRYO。「AGAINST THE ODDS」は、Crystal Lakeによる日本の音楽シーンに蔓延する固定概念を打ち砕くことをステートメントとして世の中に提示する、バンドにとってそんなライブであったようだ。そして新曲「Lost In Forever」のメロディが流れはじめる。
20190323_CL_842_680.jpg
このイントロで、つま先から頭のてっぺんまで鳥肌が立つほどの感動があり、気がつけば、私自身、無意識に拳をあげていた。ボルテージも最高潮のまま「Mercury」へ突入。新旧代表曲がバランスよく織り交ぜられたセトリで、新鮮な気持ちにも懐かしい気持ちにもなる、圧倒的にアグレッシブなフロアのど真ん中にいながら、心地よさを感じながらライブに見入ってしまった。
20190323_CL_585_680.jpg

「新木場(スタジオコースト)で人がステージダイブしすぎて怒られり、雨の中、雷が鳴っている中でライブしたり…。色んなライブを行い、一歩ずつ歩んできたからこそ…」とRYOが話せば、「ついに!バックステージに弁当が出るようになったよ(笑)」とYDが繋いで笑いを誘う。そこに便乗して「オレたちも弁当が食えるようになりました。みなさんのおかげです」と、地下のライブハウス上がりの等身大過ぎる感謝の気持ちをRYOが伝えて、フロアも和かな雰囲気に。そして、ここで重大発表。「今年もTRUE NORTH FESTIVAL 2019やります!」と今年もCrystal Lakeによる自主企画イベントの開催を表明。日付は10月12日、もちろん場所はここ、新木場スタジオコーストだ。最後には、これからも一歩一歩前進していくというアティチュードをRYOが示し、残り3曲であることを告げるとフロアからは「えー!!」と大怒号(笑)。「お前らタダで見れるんだからってチョーシ乗ってんじゃねーぞ(笑)」というRYOとオーディエンスの距離感の近いやりとりにほっこり。最終曲の3曲へ。

「Apollo」では、オーディエンスのほとんどが手を挙げ、フロアが一体となり「Prometheus」へと続く。持っている体力を全て使い切るように暴れまわるキッズたちで地獄絵図と化し、ラストの「The Fire Inside」ではキッズとバンドのメンバーから滝のように溢れ出すエネルギーが会場に充満した。
20190323_CL_206_680.jpg
曲の終盤にはマイクを投げ捨てて、荒れ狂うフロアへダイブするRYO。一度見失ったかと思うと、気がつけば新木場の大きなフロアの一番後ろ、PA卓の方まで転がり込んでいる。そこで立ち上がると、ステージにいるメンバーに合図を送り、待っていたかのように、ドラムの音が会場に鳴り響く。「We are not! we are not! we are not fuckin dead!」のシンガロングをスタジオコースト全体で叫び、またダイブしてステージまで戻っていくRYO。今までの海外のツアーで、確かな自信や実績を積み上げてきたが、今回のアメリカツアーで得たフィジカル面が強く出た、パワフルなパフォーマンスを最後に見せ、エクストリームミュージックの新たな可能性と未来を示唆するCrystal Lakeのライブは幕を閉じた。
20190323_CL_1026_680.jpg





[SETLIST]
01. Aeon
02. Hail To The Fire
03. Matrix
04. Six Feet Under
05. Omega
06. Lost In Forever
07. Mercury
08. Apollo
09. Prometheus
10. The Fire Inside



>>>Crystal Lake OFFICIAL HP