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SHIMA "BLAST TOUR FINAL SERIES" LIVE REPORT!!

SHIMA "BLAST TOUR FINAL SERIES" LIVE REPORT!!
MAGAZINE

SHIMA "BLAST TOUR FINAL SERIES" LIVE REPORT!!

Report by 小林千絵
Photo by Akira”TERU“Sugihara


2019.10.26
SHIMA BLAST TOUR FINAL SERIES〜渋谷で喰らう最強BLAST編!〜
@渋谷 CLUB QUATTRO


EGACCHO(Vo)はSHIBUYA CLUB QUATTROのステージからフロアを見渡して「おっきいなー、クアトロ!」と声を上げた。バンド結成11年目で発表した2ndフルアルバム「BLAST」を携えて行った47都道府県ツアーのファイナルシリーズ「渋谷で喰らう最強BLAST編」でのことだ。彼は今回のツアーを振り返り、ツアー2本目、最初の東京会場・府中Flightでは観客が50人くらいだった(と話すとファンから「もうちょっといた!」と声が上がり、「じゃあ70人くらいか」と訂正)、そして全会場だいたい70人くらいだった、と冗談交じりに話す。しかしファイナルシリーズでは東京と大阪のQUATTROが待っている(ツアーファイナルは彼らの地元・福岡のBEAT STATION)。彼らはファイナルシリーズに向けて必死に全国でライブ告知をしてきた。そしてこの日、SHIBUYA CLUB QUATTROには多くの観客がつめかけた。そんな光景を前にEGACCHOは「告知しまくることはダサいかい?」と問いかける。その姿は、とても美しかった。
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美しかったのは、諦めない姿勢とかそういうものだけが理由ではもちろんなくて、11年間で培われてきた高い演奏力や、フロアとの一体感といった、バンドの実力が伴っているから。この日、ライブの口火を切ったのは「BLAST」のリード曲「LINDAMAN」。YUSUKE HIKIDA(G, Vo)が切り裂くようなギターリフを響かせると、一瞬にして場内はまさに“爆風”に吹かれたように一気にヒートアップ。
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そのまま裏打ちのリズムが心地よい「TRILOGY」へとなだれ込んでファンを踊らせたかと思えば、EGACCHOが「音楽ってすごいパワーがあると思ってる」と焚き付けてから始まった「BE MY FRIEND」では明生(Dr, Cho)と SHINYA SYODA(B, Vo)が繰り出す跳ねるリズムで場内の一体感を生み出す。さらに高速ツービートに乗せた「STORY」ではフロアにサークルモッシュが巻き起こり、「DOGGYMAN」ではウォールオブドッグ(ウォールオブデス)が発生するなど、オーディエンスのテンションもぐんぐん上昇していく。
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「BLAST」の中でもタイトルから目を引くのが「KOMATSU NAMI」。その名の通り(?)小松菜の魅力を歌った曲だが、ライブではなんとEGACCHOが唯一マイクスタンドを使用する。その使い方はと言うと、「ナッパナ パッパッパ パラ」というご機嫌なビートに乗せて両手を使った振りをするというものだった。マイクスタンドの使い方までSHIMAらくしくて思わず笑顔になってしまう。みんなで小松菜への愛を歌ったあとには、この日の対バン相手・SHANKに「ふざけすぎでしょ(笑)」と言われたという「PPPP」や、大合唱が広がった「FUSUMA」、武蔵中原で食べた焼肉がおいしすぎて作ったという「DOUGEN」、ひときわヘビーなサウンドにファンがヘッドバンギングを繰り返した「USUAL THINGS」が続き、場内はハロウィンムードでごった返す渋谷の街に負けずとも劣らないファニーなムードが広がっていった。
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終盤、一息ついたEGACCHOは短パン姿の自分自身を見て「バンドマンってスキニー(パンツ)率高えよな」とつぶやく。そしてメンバーを見渡すとSHIMAの4人は見事に短パン姿。彼はそんなメンバーを見ながら「短パン履いててもバンドはできるから」と声を上げる。そこから、自身がかつてMr.Childrenやゆず、長渕剛に憧れバンドを始めたこと、彼らのような曲を作ってみるもどこかぎこちなく感じたこと、自分らしい歌詞を書いてみようと思い立ちユーモアあふれる曲にたどり着いたことなどをぽつりぽつりと明かす。そして彼は「短パン姿でバンドをやってる俺たちを見たら勇気が出ると思う」と結論づけた。彼らは70人しか観客がいないライブハウスでも諦めずにツアーを続けたきたことや、スマートとは言い難い見た目でバンドを続けてきた自分たちのこれまでを、美談として観客に話しているわけではなく、「やりたいことをやりたいようにやろう」それが伝えたいだけなのだ。どこまでも泥臭くて、押し付けがましくなくて、その姿がとにかく美しかった。

そしてEGACCHOはハッピーな空気で満たされたフロアを前に、「感無量です」と噛み締めたあと「みんなで笑って終わりましょう」と言うと、自ら“ザ・SHIMA”という曲「すすれ-Re麺ber-」、“ZMSジャンプ”を見せた「PARISLOTTE」でSHIMAらしく本編を終えた。アンコールでは、SHANKに感謝の気持ちを込めた“ウォー”(魂の叫び)を送り、勢いよく「REWARD」をドロップ。まさに渋谷に“爆風”と笑顔とハッピーな気持ちを喰らわせてステージをあとにした。
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[SETLIST]
01. LINDAMAN
02. TRILOGY
03. BE MY FRIEND
04. BEER & DOG
05. STORY
06. DOGGYMAN
07. BE ALRIGHT
08. NO PUNCH,NO LIFE!!
09. MUSIC
10. KOMATSU NAMI
11. PPPP
12. FUSUMA
13. DOUGEN
14. West
15. USUAL THINGS
16. すすれ-Re麺ber-
17. PARISLOTTE

En01. REWARD


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