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YASUMASA HANDA "HEROES" INTERVIEW!!

YASUMASA HANDA "HEROES" INTERVIEW!!
MAGAZINE

YASUMASA HANDA "HEROES" INTERVIEW!!

Interview by SUNEO
Photo by半田安政




2018年に“ONE 2”をリリースし、ライブカメラマンとしてのキャリアを積み上げているカメラマン“半田安政”が、自身のアーカイブ的な写真集ではなく、“NAMBA69”の写真集を製作した。半田氏自身初となる試みの写真集に関して語ってもらった。

--NAMBA69に絞った写真集を出そうと思ったきっかけはなんですか?

半田“H.and.A”安政(以下、半田):NAMBA69のCHANGES TOURで、ツアーにカメラマンが帯同したのが初めてだったので、せっかくだから写真集を出しましょうっていう話になったんです。

--元々誰がこのアイディアを出したんですか?

半田:ツアーの途中でスタッフを含めてのバンドの全体ミーティングがあって、その時にツアーファイナルのTSUTAYA O-EASTでセミファイナルまでの写真展をやりましょうって事になったんですね。 せっかくだからそれを一冊の本にまとめたらどうでしょう?と僕から提案しました。 それで「それいいね」って盛り上がって、ファイナルでの展示でセレクトしたものに、 ツアー以前のものや京都大作戦とかDEAD POP FESTiVALや2018年のハジマザ(OSAKA HAZIKETEMAZARE FESTIVAL)のフェスのものも入れて、時系列もおおまかにCHANGES TOURとそれ以外って感じで分けてレイアウトしました。 ツアー中の写真に関しては写真の流れもあって時系列はミックスされています。
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--NAMBA69の今回のツアーでオーディエンスのリアクションがどんどん変わっていったと思います。カメラマンとして一緒にツアーを回って共に行動していく中でメンバーはどうやって変化していってましたか?

半田:ギターのko-heyくんが入ってバンドの方向性がまとまって来て、ライブの方向がこっちなんだなって定まって来たのはCHANGES TOUR前からあったと思うんです。 そこで今までは難波さんを他の3人が支えるっていう図式があったと思うんですけど、 ツアーで全国を巡っていく中で『4人で一つのバンド』になったのかなって。 その中でも面白いのが、バックショットって気迫とかオーラが写ると思ってるんですけど、 2019年の2月・3月に行われた東名阪のPUNK ROCK THROUGH THE NIGHT TOURぐらいから難波さん本人の気迫もブワッと背中から感じられるようになった気がしていて、レンズが難波さんの背中を向くようになって来てましたね。

--そのようなメンバーの変化をカメラで押さえてきて、写真集にも表れているわけですね?

半田:表れているはずだし写真から感じとれると思います。

--写真をセレクトする時は何を基準に選んだんですか?背中のカット以外にも教えてください。

半田:ライブ写真って目が物語っていると思っています。 なので基本はフロアとステージが燃え上がってる事を大切にしました。 あとはメンバーの目にその日の気迫や状況、ストーリーが表れているかどうかがセレクトの基準です。 他にはお客さんの反応だったりがその日の1枚の象徴として映り込んでるかどうかですね。
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--写真集を見ていく中でバンド内の向き合い方がどんどん変わっていってるなと思いました。そう考えてなくても、なんだか変わってるなって分かりました。

半田:Ken Bandとのスプリットが何かターニングポイントだったと思ってます。 PIZZA Teeを着たキッズもNAMBA69を観て素直にかっこいいってあのスプリットリリースツアーで観て感じたんじゃないかなと。 CHANGES TOURについて行って日本各地の会場でフロアを見ていて、Ken BandのツアーTシャツを着たキッズが多いなって思ったんですよ。
お二方のわだかまりが解けたのは…写真撮りに行ってて目の前で目撃してたんですけど、2013年の東北を周ったツアー(Nippon Its TOUR)だった気が僕はしてるんですけど、キッズの心のわだかまりがなくなったのはスプリットツアーだったのかなぁって。 そしてCHANGES TOUR各地はソールドしていって、目に見えてバンドの勢いは加速していったし、 その雰囲気は写真にも目に見える形で出ているかなと。 4人になってからの写真はセレクトしたものだけでも1万枚くらいあって、その中から選んでいって、時系列でみていっていたので全然違って興味深かったですね。
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--先日のO-EASTでのライブは凄かったですよね。Ken Bandとのスプリットのツアーの時も観ててフェスでも観てたんですが、昇り調子だなって。 自分たちのツアーでエンターテイメントっていうよりはライブショーだなってライブになっていったのが、O-EASTでのツアーファイナルで確信に変わったというか。 音楽的には(いわゆる)メロディックパンクとは違う路線で走ってきてて、「いいんだよ!俺たちこれやってっから!これだから!」という自信をもってライブしてるし、フロアのオーディエンスもついてきてるのがショーとして成立してるな、と感じてました。バンドのバイオリズムもあるだろうけど、提示として完全に「僕たちはこうです!」って確立しているように受け取れました。

半田:他にはないバンド、ジャンルになったなって感じがしますよね。

--0→1って言い方もおかしいけど、いわゆる(みなさんが求める往年の)メロディックパンクじゃないものを出すのは怖かったと思います。それを突き進んでいって形にしたっていうのは4人のバンドっていう自信になってるなって。こういうバンドが増えてほしいな、とも思います。

半田:単純に分かりやすくメロディックハードコアになったんだっていう。 いわゆる「メロコア」とは違う、メロディックであってハードコアっていうミクスチャーとしてのバンドの新しいジャンルの確立。素晴らしいですよね。

--ライブに関しては写真集にも表れてると思いますが、バンドの写真集っていうと終演後の汗だくのカットが多いですよね。笑顔なのか悩んでるのか?っていうカット。 この写真集は何故かライブの始まる前を撮っていて。これは特徴的だな、と思ってます。思い浮かべるであろうオフショットは、汗にまみれてタオルをかけて「あー」みたいな天を仰いでる写真で、達成感か何かを想像させる写真が多いですが、「これから向かっていくぞ」っていうところに視点をあてた写真集になってるのかなって思ったんですよね。

半田:なるほど。その姿勢が傍に居て見ててかっこよかったんじゃないんですかね、単純に。終わる事よりは始めるときの方が人としての気迫が強かったのかレンズが向いたんでしょうねきっと(笑) 。

--それが特徴的だなって思いました。 横浜F.A.Dの写真なんて楽屋裏の通路で、裏方にとってはこの写真の意味がよく分かる。慣れた奴しか使わない場所ですし。「(今からのライブを)どうしてやろう」っていう気概というか空気が静かに、でも、確実に伝わってくるなって。

半田:そこの通路のところで4人メンバーが集まってる写真ってまだAKIHIRO NAMBA時代かな?一番最初のバンドのアー写、 それが僕のアタマの中にインプットされてたからそれを思い出して、あっ!これは撮らなきゃって思って撮った記憶があります。

--この自然な感じでライブの流れの確認をしてやっていこうぜって、4人対等のバンドの中の空気感。じゃれてる写真とかもあるけどこれが一番今のNAMBA69を象徴してる気がしました。 なんでタイトルはHEROESなんですか?

半田:NAMBA69を撮影しに行くようになって、ライブ中歌詞で聴こえてくる英単語からこの曲いいなって思ったのが“HEROES”だったんですよ。1が2、2が3、3が4になっていって俺たちはHEROになれるって、あぁいいなって。 まさしく今のNAMBA69っぽいと思ってて、ko-heyくんに言ったら「そうなんだよ、それそういう曲なんだよね」って。 曲として好きっていうのと、このツアーを回って行って、今しかないんだよって毎回血管切れるようなライブをやってた4人と、ライブ観に来て真正面から喰らおうとしてるお客さん達と、それを支えるスタッフと…これ皆がHEROだなって俯瞰的に見て思ってHEROESにしました。これ以外は思い浮かばなかったですね。
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--A4横の写真集も珍しいですよね?

半田:A4サイズっていう迫力。 メンバーミーティングした時の案としてはA5サイズだったんです。 物販で扱いやすいしA5がいいねって。 でも写真集をまとめる過程の中で「デカい方が迫力が伝わりやすいよ」って事でA4になったんです。 物販に立つK5くんがA5いいねって言ってたんで、ゴメンナサイ…って思いつつ…(笑) 結果写真の細かい所まで写っている、ストーリーまでしっかり感じ取れるA4で良かったなってみんなとなりました。

--今はA4の写真を見る事なんてほぼ無いですからね。

半田:A4って例えばスマートフォンの10倍くらいのサイズじゃないですか。 画面より印刷物の方が微細だし、じっくり見ればみるほど色んな物事に気付けると思うのでA4で良かったなと思っています。

--NAMBA69で今回この写真集を出そうってなったわけですが、今後写真集を出す予定ってありますか?

半田:ないっすねぇ。 個人的には“ONE”“ONE2”っていうライブ写真の写真集を出していますが、 アーティスト単体の写真集としてはこれが初。DVDの付録とかだとOVER ARM THROWだったり、SiM、back number、山本彩とかでお力添えさせていただいたことはあるんですが、バンドの単体写真集として出すのは今回が初になりました。

--点と点が結びついてこれが産み落とされてる感じがしますね。

半田: 大きなツアーを回って、今のNAMBA69の更なる続編の前の良い区切りになったんじゃないかなと思いますね。

--いい写真が撮り続けられていたらNAMBA69も写真集を出し続けたいって思うんじゃないですかね。

半田:今回の写真集って、漫画の原作がまだ完結してないのに映画とかドラマでやっちゃうような感じがあるんですよ。 それはきっと完結してないからで、そのまだまだ続くよって感じもいいなって作り終わって思いました。

--プロジェクトだったものがチームになって良い風に刺激しあって作用してるのが見て取れます。見てくれる人たちに一言もらえますか?

半田:You are We are HERO.ですね。
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※現在、写真集はNAMBA69のライブ会場(物販)で販売されております。



>>半田安政 OFFICIAL HP


>>NAMBA69 OFFICIAL HP




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