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Survive Said The Prophet "Inside Your Head" INTERVIEW!!

Survive Said The Prophet "Inside Your Head" INTERVIEW!!
MAGAZINE

Survive Said The Prophet "Inside Your Head" INTERVIEW!!

Interview by SUNEO
Photo by toya




メジャーデビューをしてからというもの、Survive Said The Prophetの勢いは計り知れない。様々な音楽を昇華した独自のサウンド、大きなステージでの堂々としたライブパフォーマンスと、2019年の活躍は非の打ち所がないくらいだ。「インターナショナルロックバンド」と自らを称しつつも、47都道府県を回るローカルなツアーも敢行し、地に足をつけた活動をしている彼らが次にリリースする“Inside Your Head”は、活動の振れ幅に比例するように豊かなアルバムだ。このアルバムが、どのように成り立っているのか語ってもらった。

ちゃんとやらないといけない事があってそれをスキップするとロスする事が多いと思うんですよ。

--前回のリリースツアー後に、すぐに47都道府県ツアーを回ってますよね。なんで47都道府県ツアーを回ろうと思ったんですか?

Yudai(Ba/Vo):あの日も会場限定でシングルを出したんですね。それを一応会場リリースって事でそれのツアーではないんですけど。元々その日にアルバムを出そうっていう話をしていて。マイナビBLITZ赤坂の時に会場限定アルバムを出したいって。そこから発展してリリースツアーを47都道府県にしたいって話があって。本当はそれを2周しようって話だったんですね(笑)。それでBLITZのライブが終わって47都道府県ツアーに行くっていう。

--このアルバム自体は前のツアーの前に完成していたっていう事ですか?非常に良い流れだし、ツアーを回りながらアルバムを作るっていうのは相当ムリな話だし、これはどうしてるんだろうって気になっていました。

Yosh(Vo):僕たちはs p a c e [ s ]が出た時には既にアルバムの準備に入って、ここに入ってない曲とかもあって、曲がフレッシュな間に出したいっていう願望が強かったんですけど。現実的にそれがどこまでできるかっていうと、現実的じゃない部分もあったんでそれを見直してアメリカからプロデューサーを呼んで来てもらって、アルバムの中身がブラッシュアップされたっていう感じですね。

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--イントロ("Inside")と2曲目("Your Head")がセットになってアルバムタイトルになってるのには理由があるんですか?それまで作ってきたものに更に新しい曲を付け加えていますよね。

Yosh:"Last Dance Lullaby"が入っている会場限定CDを出したころには、アルバムはこれでいこうって曲のリストも決まっていて、話がまとまりかけた時に僕が納得をしていなくて。日本に呼んだErik Ronっていうプロデューサーが残していった言葉がずっと頭の中に残ってて。メンバーやマネージャーに実際微妙なのかな?って聞いたりして。日本で通用してもアメリカだと通用しないぞっというニュアンスのモヤモヤが残る言い方だったので。僕らは自分達をインターナショナルロックバンドと言ってるので、そこをおろそかにしちゃいけないなって思ったんですね。ツアー中だったんですが、帰れるタイミングで東京に帰って曲を書き始めたんですよね。それで"Inside"が出てきて。"Inside"がフル(サイズ)の曲にしようかとも思ったのですが、ワンセンテンスだけをリピートして歌い方で感情を伝えて、その答えを"Your Head"に入れたいなと思って、この形に落ち着きました。ROCKの場面にどういう風に変わっていくのかって気にかけて書いた曲だったのでちょっとフューチャー的な曲達になったのかなって思ってます。

--シングルをリリースし続けてアルバムをめがけてたものが先に出されていたと思います。先にリリースしているものを集めようとするとどうしても、ん?っていう瞬間があるけど、アルバムとしてまとめてきてるなっていうのがこの1,2曲目の世界観から広がってきている。陰と陽がちゃんとはっきりしていて分かりやすく、こういう提示ですよってアルバムの紹介文になっていますよね。3曲目の"Calm:Unison"も新曲ですね。

Yosh:Calmが落ち着いていて、Unisonが一体化してるっていう。この曲の意味自体は言葉に出して言えない事ではあるんですけど、それをシンプルにしたら情報量が多すぎると。情報量が多すぎてそれを理解しないまま話してる人達が多すぎる。それが戦争なりバイオレンスに変わっていってる時代に触れてみた曲です。政治的なって言われるけど、そういうつもりではあったりなかったりするんだけど。たかがロックバンドがっていう部分と、ロックバンドだからっていう部分とのギリギリの線ですかね。曲自体がCalmではないけど、Unisonもとってる。それもある意味Calmなんだよっていう面白い曲だと思ってます。

--なんだか、「らしい」曲だなって思いました。スゴく難しいというか(笑)。このアルバムの冒頭3曲は分かりやすいところと分かりづらいところ、難しく考えさせられる部分と。3曲目でアルバム全体の方向性が分かる感じです。

Yosh:既にシングルで出てる曲も収録されているからこそ、少なくともアルバムとの違いが気になるかなって思うんですよね。そこで引っかかってほしいかなって。ストーリー的にはアルバムには時間をかけた方が良いものになるわけじゃないですか。どんな作品でも時間かけないといいモノは作れないし、そこで満足するか?って言われたら僕たちは満足してるわけでもないし。家でもちゃちゃっと音楽が作れる時代に、何が売れるのかなんて会話をするくらいだったら、時間をかけて後の曲の内容をちゃんと考えたら?みたいなシンプルな事だと思うんです。統一してるって言って頂けたのも、アルバムを作るにあたって一回テーマを投げているからなんです。これに触れたいな、こうしたいなっていうものを企画書って言ったら堅苦しい言い方になるけど(笑)。

--プロットを作ってそこに皆でギューっと向かってるわけですね。4曲目、5曲目は"Mukanjyo","Bridges","Last Dance Lullaby"というシングルでリリースされていた楽曲が続いていきます。BANANA FISHのEDテーマになった"red"も入ってますよね。前作アルバムの時に日本語に対する考え方の違いがあったって言ってくれていたんですけど、"Mukanjyo","Bridges",っていう楽曲は日本語がフューチャーされていますよね。逆にいうと日本語じゃなくても出せた楽曲なのかなと。音の当て方も気持ちいいし、"Bridges"は聴いてると煽られているのか、それでいいんだよって言ってくれているのかって言葉遊びをしてきているのかなって印象でした。リスナーが楽曲を聴いた時に歌詞への捉え方を意図して作ったんですか?

Yosh:半々じゃないですかね。"Bridges"に関しては日本語をやってみる僕の口の中、耳の中に響くものが心地よければそれで良しって思って書いていて。そこで皆に日本語でチェックしてもらって、意見をもらうんですよ。"Bridges"のサビの「石橋叩き続けたんだ」っていうフレーズはあんまり日常的じゃないかもしれませんが、良いなって思って。お客さんにこう考えてほしいなっていうよりも、みんなもそうだよね?っていう。

--前のアルバムでもストーリー性の強いものがあったんですけど、次の"Last Dance Lullaby"はフィクションなのかノンフィクションなのかはさておき、歌詞の世界観が変わった印象でした。

Yosh:これは実は10年以上前に書いた曲で、その当時は違うグループでバンドをしていたし、僕がサビを歌っていたんですけどバースの所にはラッパーがいたりして。自分の作品として一回も出した事のない曲だったんです。その時から10年経って振り返ったストーリーを5枚目のアルバムに入れたのは僕にとって大きかったですね。ちょうど真ん中にいるのでムードチェンジでもあるのかな。

--"Hero"から"Heroine"に繋がりますけど"Heroine"は愛について歌ってる事が多くて、そういうモードの時に書いたんですか?

Yosh:"Hero","Heroine"に関してはラブソングじゃなくて皮肉の方だったんですよね。愛って呼んでるけど、それって何?ってサビで歌ってるんですけど。それを言いながら恋に落ちちゃう人いるよね、それでどうでもよくなる時あるよねって皮肉があって。ラブソングはもう書かないって以前のアルバムで言っちゃったので(笑)、こっちの方は直行のラブソングを書いてるつもりだったんですよ。いじってるのか皮肉でいるつもりなのか。

Tatsuya(Gt):ひねくれてるところ、あるよね(笑)。

--シングルとかで2月のライブでやってたかな。"Heroine"やってましたよね。

Ivan(Gt):やってますね、2曲。

--"3 A.M."もライブでずっとやってますよね。

Yosh:これはまた面白くて、これも10年くらい前だっけ。

Ivan:10年くらいじゃない?もうわかんないけど(笑)。

Yosh:それくらい前にアコースティックで書いてて、ライブで凄い伝わる曲なのかな。クライマックスのところで使ってた曲だったんですけど、シングルで音源にして。今回、澤野弘之さんがストリングスやピアノのアレンジを手伝ってくれて思い描いた壮大な曲になって終わりましたね。

--その後の1分後が最後って事になるんですか?

Yosh:"03:01"は"3.A.M."の最後なんですよ。オリジナルは僕ら二人(YoshIvan)でアコースティックで代々木公園で歌ってたんですけど、今回改めてメンバーとクルーやスタッフを集めて公園で一発録りをしたんですよ。それをアルバムの終わりにするっていう。

--だから外の音が入っていたんですね。

Yosh:始まった時には少なかったけど気が付いたら5作品目でこうなってるねっていう感じでエモかったです。

--10年やってきて「チームでやってるぜ」って感じだったんですね。イイ話で終わっちゃうな(笑)。アルバムとか楽曲に対してはメジャー感があるなって思ってたけど、ライブの回り方はエグいなって。なぜそんなライブの組み方をするんだろうって疑問だったんですよね。

Yosh:ロックバンドですからね。ちゃんとやらないといけない事があってそれをスキップするとロスする事が多いと思うんですよ。普通の会社とは違うんで、出会える人材とかそこで知り合えるお客さんとか、お金っていうよりも価値がつけられないものがその先にあるんですよね。それがドラマになっていって曲にインスパイアされるのか、それがその人のおかげでローカルのフェスでヘッドライナーとしてライブするのか、結果としてはどっちでもいいかもしれないんですけど。イヤだなとか疲れるなって言っても最終的にこのツアーやってよかったねって。もう一回47都道府県ライブをやるかはわからないですけど、そういう事だったんですよね。やらなきゃ分からない事って僕らは人間的に多いと思うので。プランニングされて皆がOKしてる限りはそういう事なんじゃないかな、試練というか。

Ivan:やってない事を否定するなって。

Yosh:僕らはそういうルールがあるっすからね。

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--自分達でやって、答えをもってそれに対峙しようと。自分達の事をインターナショナルロックバンドと呼ぶだけあってAs It IsとUKツアーをしてますよね。これは何か経緯があったんですか?

Yosh:元々As It IsとSET IT OFFの日本ツアーで一緒にライブやってて。去年に東京と名古屋でやっていて。正直SET IT OFFの方が接点があったんで一緒にツアーに行こうよってアメリカと日本でツアー組もうねっ(って話してたんですけど、結果的にAs It Isが)UKツアーに組み込んでくれて。過酷なツアーでした。ゼロからスタートするっていう意味では。どの国でもここからスタートしないといけないんだって感じました。けど、やれるっす。僕らがヘッドライナーでも。

--As It Isはボーイズバンドのイメージありますよね。

Yosh:ボーイズバンドって価値観も色々変わってきている感じはしますね。最早、ボーイズバンドって考え方もフューチャーに行ってるんじゃないかと。

Tasuya:カオスだったよね。

Ivan:海外に行くとお客さんが皆歌えるんですよ。全力でシンガロングしてるけど、曲っていうかライブの仕方が緩くて。1曲終わったら皆話してみたいなスタイルだったし、UKってこういうテンションなのかな?って。

Tatsuya:勝手なイメージでもっと作りこんでそうじゃないですか。ショーケースしてそうな。

Ivan:と、思いきや、「超ゆるっ!」て。

--緩いライブといえばINCUBUSが来日した時にそう思いました。

Yosh:あれがちょうどいいすよ。平日であれ観てたらよかったーって。

Tatsuya:お酒飲んでたら最高すよ。




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