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GOOD4NOTHING “MELODIC COASTER 2020” LIVE REPORT!!

GOOD4NOTHING “MELODIC COASTER 2020” LIVE REPORT!!
MAGAZINE

GOOD4NOTHING “MELODIC COASTER 2020” LIVE REPORT!!

Report by 山口智男
Photo by 半田安政


2020.2.1
GOOD4NOTHING “MELODIC COASTER 2020” -
@渋谷 CLUB QUATTRO


土曜日の午後2時から2つの会場を使い、計12組のバンドが熱演を繰り広げた「MELODIC COASTER 2020」もいよいよトリのGOOD4NOTHINGを残すのみとなった。
彼らの熱演をしっかり見るため、ベスト・ポジションを確保しようと、早めに渋谷CLUB QUATTROに戻ると、まるで野戦病院のようにロビーにも、スタンディングのフロアにもTシャツに短パン姿の観客が転がっている。
それもしかたがない。開演から6時間。ビルの5階にある渋谷CLUB QUATTROと隣のビルの地下1階にあるTAKE OFF 7、2つの会場を、ジェットコースターのように階段を上り下りしながら、行ったり来たりしつつ、ライヴを楽しんでいたに違いない。そりゃあバテもするだろう。
そんな観客たちが、G4Nがリハーサルを始めると、むくむくと起き上がり、ステージ前で手を振り始めるんだから、みんな、まだまだ盛り上がる気満々だ。来た以上は、最後までとことん楽しまなきゃというわけだ。

 「MELODIC COASTER」はG4Nが改めてメロディック(・パンク)と掲げ、キッズの遊び場をコンセプトに15年に始めたサーキット・イベントだが、4回目となる今回は2年ぶりの開催ということもあって、観客にも去年なかった分も楽しもうという気持ちがあるのだろう。
 堺のオッサンを名乗るG4Nにふさわしい(?)出囃子代わりの「河内のオッサンの唄」とともにメンバーが登場。

「さあ、みんなで歌いましょう!もうちょっとイケるんちゃいますか?」というMAKKIN(Ba/Vo)に応え、観客が声を上げる中、「ここまで残ってくれてありがとう!やりますか?ライヴハウスにようこそ!」とU-TAN(Vo/Gt)が気づけばいっぱいになっているフロアに声をかけ、演奏は17年リリースの『MELODIC-HOLIC』のオープニングを飾る「FOUND」からスタート。待ってました!とばかりに、いきなりモッシュとダイヴが始まる。そこにU-TANとMAKKINが声を重ね、繋げたのが「RIGHT NOW」。8ビートが2ビートに変わるサビがダイヴァー魂に火をつけるメロディックハードコア・ナンバー。「FOUND」では、U-TANに求められ、「ハイ!ハイ!ハイ!」と声を上げた観客が、この曲では自ら声を上げ始めた。バンドと観客の気持ちは、もうすっかり1つになっている。次の「IN THIS LIFE」では、キメのシンガロングを一緒に歌った観客に「サンキュー!」とU-TANが破顔一笑。
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「みんな、楽しんでますか?最高の仲間たちが手伝ってくれました。そんな仲間たちに、俺たちができるところを見せたい」(U-TAN)と披露したのが、現在の3人体制になってから会場限定および配信リリースしたシングルのタイトル・ナンバー「NEW STORY」。荒々しい音色のギター・リフから、U-TAN、MAKKIN、SUNE(Dr)3人全員で重ねたコーラスが、新しい物語を紡いでいこうというこの曲に込めた思いを、より力強いものに! その思いは、しっかりと観客たちに届いたようだ。まるでエールを贈るように観客たちがメンバーの名前を呼び始める。
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そんな中、「今日は最高の仲間が一緒にイベントを作ってくれました」とU-TANが言った仲間っていうのは、出演したバンドはもちろんだが、会場に足を運んだ観客のことも言っているのだろう。
「バックドロップを見て」とU-TANが振り返ると、「MELODIC COASTER 2020」と書かれたダンボールが無造作に張り付けられている。
「なかったら作ったらええ(笑)。何でもそう。イベントがやりたいから自分らで作ってきた。CDを聴いて、それだけじゃ物足りないから、筋肉の動きや表情を見たいから、みんな、来てくれたんやろ?これからもライヴハウスを愛してください。そんな最高の仲間に!」
 U-TANがそう言ってから、MAKKINのリード・ヴォーカルで、バンドが披露したのが「THIS SONG'S TO MY FRIEND」だった。
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 音を楽しむと書いて、音楽。だから、楽しければ、それでいい――という言い方をたまに耳にするけれど、ただ、「楽しかった!」という一言で終わっちゃったらやはり物足りない。もちろん、「MELODIC COASTER」はお祭りと言えるイベントだから、そのレポートでこんなことを書くのは野暮だということは重々承知の上、書かせてもらうのだが、この日、イベントの主催者としてG4Nは、そんなことも意識しながら、セットリストはもちろん、MCで喋ることも考えていたように感じられた。
中でも、本編の最後を締めくくった「One Day I Just」を演奏する前にU-TANが言った「新しい出会いがあった人?(と手を挙げさせ)最高や。これからもライヴハウスとパンク・ロックを愛してください」という言葉からは、単にお祭り騒ぎして楽しみたいということだけにとどまらない、「MELODIC COASTER」にかける情熱がうかがえた。もしかしたら、メンバーたちには、たかがパンク・ロック。されど…という使命感もあるのかもしれない。

そんなところに結成から21年のキャリアにふさわしい貫禄を感じたりも。3人編成になってから、U-TANとともにツイン・ヴォーカルを担うMAKKINのヴォーカルも、元々コーラスを担当していたとは言え、ずいぶんと板についてきた。それに加え、まだまだ枯れているわけではないけれど、年齢相応の渋さもいい感じで滲み出てきた。自ら名乗る堺のオッサンは決して伊達ではない。G4Nの現在の、この在り方は、後続のバンドの1つのロールモデルになるんじゃないか。

U-TANの言葉を投げかけるラップっぽいヴォーカルとタテノリのリズムが観客をジャンプさせた「J.C」、「この3人で初めて作った曲」とU-TANが紹介したMAKKIN作のエモい「Someday」で変化をつけながら後半戦も盛り上げていったバンドは、すでに書いたとおり、「One Day I Just」で、今一度、フロアに大きなダイヴの荒波を起こさせ、「おおきに!」と本編を締めくくった。
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 そして、「(「MELODIC COASTER」)来年もやりたい。来年、できんかったら再来年やる。常に精進や」
「ツアー(「MELODIC COASTER放浪記~切磋琢磨~」)を回って、自分ら成長できたと思います。これからもがんばってかっこいいバンドになりたい」
U-TANとMAKKIN、フロントに立つ2人がそれぞれに今後の抱負を語ると、アンコールは、それぞれに現在のバンドのステートメントに思えるタイトルを持つ「In The Mosh Pit」「Get A “FORTY”」「Drive or scrap?」をたたみかけるように繋げ、「またライヴハウスで会おう!」とステージを去っていった。
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 終演を告げる音楽が流れる中、やまないアンコールの声に応え、再びステージに出てきたU-TANは、「誰もケガしてない?大丈夫か?」と、まず観客に声をかけると、会場の使用時間に限りがあることを伝え、再会を誓ったのだった。
「絶対、またやるし、みんなの街にも行きたいから。また会いに来てな!」
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[SETLIST]
01.FOUND
02.RIGHT NOW
03.IN THIS TIME
04.Maximize
05.NEW STORY
06.THIS SONG’S TO MY FRIEND
07.J.C
08.LET’S GO
09.Someday
10.One Day I Just

En01.In The Mosh Pit
En02.Get A “FORTY"
En03.Drive Or Scrap?




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