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column

タイトル

SATANIC ART CHRONICLE Vol.01 KISHI KOUJI

シーンの中でバンドのリリースする作品のアートワークやマーチャンダイズのデザインを手掛けるデザイナーやアーティストたち。彼らのデザインは音源の顔として我々の印象に残っていき「あー! あの飛行機のジャケのやつね!」なんていう会話に繋がっていく。
SATANIC CARNIVALでも、シーンで活躍するアーティストがSATANIC GRAPHIC EXHIBITIONでライブペイントを披露している。彼らのアートを目前で楽しんでいた人も多いだろう。この本企画"ART CHRONICLE"では、このシーンにいるアーティストに彼らのルーツを紹介してもらう。そのルーツは少なからずアーティストに影響を与えているし、このシーンが好きなのであれば知っておくべきレジェンドたちだ。アーティストに教えてもらえるアートのお話、"ART CHRONICLE"。第1回のセレクターはSATANIC CARNIVALでもお馴染みのKISHI KOUJI!


KISHI_KOUJI

Profile KISHI KOUJI


グラフィックデザイナー。パンク、ストリート、ポップアートなどに強い影響を受け、友人のバンドのフライヤーを手掛けることでキャリアをスタート。音楽シーンを中心に、アパレルブランドや企業にもアートワークを提供している。
http://irodoristudio.com/
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※過去に開催されたSATANIC CARNIVALでのライブペイントの模様




KISHI KOUJI SELECT.01:村上隆

日本の現代美術家、ポップアーティスト、映画監督。現在58歳のレジェンドであり、世界的な影響力を持つ。

about 村上隆


"僕が影響を受けたアーティスト、1人目は、現代アーティストの村上隆氏です。代表作と言える、にっこり笑ったPOPな”お花”のモチーフは、数々の作品も制作されていて、グッズも多数展開されているので、ご存知の方も多いのではないかと思います。

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音楽シーンにおいては、2007年にカニエ・ウエスト3作目のアルバム「グラデュエーション」のジャケットを手掛けたり、国内のアーティストでは、ゆずのアルバムにアートワークを提供されてらっしゃいます。
また、ユニクロ UTや、PORTERなどの企業・アパレルブランド、アーティスト、ヴァージル・アブローとのコラボレーションでも有名です。僕自身が知るキッカケになったのは、2003年、当時、ルイ・ヴィトンのデザイナーだったマーク・ジェイコブスとのコラボレーションでした。
モノグラム柄に”目”のイラストを配した「アイ・ラブ・モノグラム(Eye Love Monogram)」や「モノグラム・マルチカラー」は、日本の家紋が由来となっているルイ・ヴィトンの伝統的なモノグラム柄をカラフルに現代の日本版へとアップデートしたような印象で衝撃を受けました。

そこから、過去の作品をさかのぼって「スーパーフラット(※)」の事を知り、日本の漫画やアニメーション・フィギュアなどの要素をアートに取り入れているところや、POPなカラーやキャラクターの中にその可愛さの何倍もの毒っ気を落とし込んでいるような、カラフルな色使いさえ毒々しく感じるような作品が魅力的でした。
以前、TVのドキュメンタリーか何かを見たことがあるのですが、その制作行程にも影響を受けました。
インタビューや著書もとても面白く、全ての物事に向き合って、ひとつひとつ壁にぶつかりながら、いつも戦っているようなパワフルな活動を追いかけるようになりました。

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初めて生で作品を見たのは2015年、森美術館で開催された「村上隆の五百羅漢図展」。東日本大震災を受けて製作された全長100mにもなる作品は圧巻で、生で実物を見ないと知ることができない質感や技法を見て興奮した記憶があります。

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昨年はビリー・アイリッシュのシングル「you should see me in a crown」のMVをプロデュースされて、7月にAnimanga Zingaroで開催されたエキシビジョンにも足を運びました。MVのアニメーション原画や指示書の展示も興味深くて、かなり細部にまでこだわり制作している現場の息づかいが伝わりました。

また、日本で作品を見れる機会を心待ちにしつつ、
海外での展示にも行ってみたいです。"

※スーパーフラット…村上隆による現代美術の芸術運動および概念。平面的で二次元的な描かれ方が特徴。



というわけで連載"ART CHRONICLE"第1回目、KISHI KOUJIがセレクトしたアート界の偉大なアーティスト、村上隆氏。知らない人もきっと「あ、どこかで見たことがある」と思うはず。これを機にWEBからでもディグしてみて。

村上隆
HP
Twitter

次回もお楽しみに!!