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interview

タイトル

BUZZ THE BEARS「MASSIVE」INTERVIEW!!

「ライブハウス」はこれからさらに育てていきたい

──それこそ本作には「ライブハウス」という曲が収録されています。この曲は2019年7月発売の会場限定シングル「I'm BACK!」に収録されていますが、当時はどのような思いで作ったのでしょうか?

越智:恥ずかしいんであんまり言いたくないんですけど……10年くらい一緒にやっていたスタッフが一昨年にやめてしまって。その人に向けて作った曲です。一緒にやっていた間のことを振り返りながら作ったので、すいすい歌詞は出てきました。率直にいい曲ができたなと思います。

──聴く人それぞれが、ライブハウスでの思い出や、ライブをきっかけに出会った人とのことを思い出せる曲ですよね。特にライブハウスが悪だと言われたり、ライブハウスに足を運びづらくなってしまったりしたコロナ禍を経て、さらに大切な曲になりそうです。

越智:なってくれるといいですけどね。

桑原:なってるんじゃないかな。コロナの前ですけど、会場限定シングルでリリースしたあと、徐々に浸透していっている感じがして。初めはみんな“聴いてる”感じだったのが、だんだんみんな歌ってくれるようになってきて。

越智:これからさらに育てていければいいなと思います。



──6曲目の「ジブンシダイ」は昨年配信シングルとしてリリースされました。曲調にも歌詞にも和を感じる、ほかの曲とは一線を画す曲ですね。

桑原:この曲は横浜DeNAベイスターズの伊藤光というキャッチャーの登場曲として作りました。僕がもともと仲良くて、それまで登場曲に既発曲を使ってもらっていたんですけど、オリックス・バファローズから移籍するタイミングでもあったので、新しく作ろうという話になって。

──伊藤光選手はどんな方なんですか?

桑原:男らしくて、友情に熱くて……イケメンです! メロディはいくつか候補があったんですが、チームの中で、年上のほうだったので、それまでとはちょっと違う大人っぽい雰囲気を出せたらいいなと個人的に思って、この曲にしました。

──越智さんはどのようなイメージで歌詞を?

越智:バッターボックスに入るときの背中をイメージしながら書きました。凛と立ってる感じ。「やれるか どうか ジブンシダイ」という歌詞が最初に出てきたんじゃないかな。

──完成した曲を聴いた伊藤選手からは何か言われました?

桑原:寡黙な人なので「使わせてもらいます、がんばります!」くらい。でも実際に使ってもらえていてうれしいです。

「ショートホープ」完成は金キラのカードを引いたみたいな気持ち

──最後の「ショートホープ」は情景が思い浮かぶような叙情的な曲ですね。

越智:今年の初めに亡くなった、父親の歌です。「1曲くらい、父親の曲を作ってみようかな」と思って作ってみたらすいすい言葉が出てきて。歌詞ができたときは歌えんくらいの感情ではありましたけど、作ってよかったなと思いました。

──「作ってよかった」と思えたのはどうしてですか?

越智:文字を書いて、並べて、1つの歌詞になるじゃないですか。それを客観的に読んで「よく書けたな」と自分で思えたんです。なんというか……そういうものを作らせてくれたのかなと。金キラのカード引いたみたいな感じです。

──どんなお父さんだったんですか?

越智:音楽やるからって都会に出て行くことに対して、よう反対もせずに応援してくれたなと思いますね。東京のライブ見にきて、鼻血出してましたけど(笑)。

──いい関係だったんですね。

越智:そうですね。口うるさいけど、何があっても見放すということをしない父親でしたね。

桑原:僕もおっちゃんのことはよく知ってるんで、この曲をライブでやるときはグッとくるんじゃないかなと思いますね。

越智:智、俺ん家のオカンと二人でカラオケ行ったりするんですよ(笑)。

桑原:越智くんがいないときも越智くん家にいたし、犬の散歩して飯食って。だから俺にとってもお父さんみたいな存在でしたね。俺は自分の親に話せないようなことをおっちゃんに話して、おっちゃんもたぶん息子には恥ずかしくて話せないようなことを僕に話して。

越智:智のお父さんも去年亡くなって。父親が死ぬのって一生に一回しかないじゃないですか。だから「自分らがもうそういう歳になったんやな」とか、「その歳まで音楽やってるんやな」とか思って。聴いてくれるみんなも親父のこと大事にしてくれたらいいなと思って曲にしました。

お世話になったライブハウスから借りた「MASSIVE」

──今作に「MASSIVE」というタイトルを付けた理由を教えてください。

越智:僕らがお世話になっていたライブハウス・club massiveから勝手にいただきました。「MASSIVE」という単語自体には「デカい」とか、「大規模」「どっしりした」という意味があって。自分にとって、音楽は大きい存在だなとこういう時代だからこそ改めて思ったんですよね。しかも今回は、ひさしぶりのリリースというのもあるし、自分の中でベストアルバムみたいな作品ができたなと思って、「ベストアルバム」くらいの大きな言葉をつけたいなと思ったときにぴったりで。俺らにはmassiveという、帰るライブハウスはなくなってしまったけど、いつかは帰れたらという願いも込めました。

──今、「ベストアルバムみたいな作品ができた」とおっしゃいましたが、桑原さんはどんな作品になったと思いますか?

桑原:新しいレーベルからですし、今までとはまた違う感覚で作ったアルバムなので、どういう作品になったのかは、リリースして、ライブをやってわかってくるのかなと思いますけど……ひさしぶりのリリースだから楽しみですね。とりあえず、全曲好きです!

越智:現状、月に1回くらいのペースでライブをやっているんですけど、まだ新曲はどれもライブで披露できていないので、ライブでやるのが楽しみですね。「BUZZ THE BEARSがどういうバンドなのか」というのが詰まったアルバムになっていると思うので、最近僕らのことを知ってくれた人にも手に取って聴いてもらいたいです。



INFO
BUZZ THE BEARS「MASSIVE」
01. ROCK 'N' ROLL IS ALWAYS WITH YOU
02. BB SOLDIERS
03. Love Song
04. ライブハウス
05. NEVER ENDING 'SLOWLY'
06. ジブンシダイ
07. ショートホープ

2020年10月7日発売 / THE NINTH APOLLO
TNAD-0131 / 1700円(税抜)

>>BUZZ THE BEARS OFFICIAL WEB SITE