【NEWS】10-FEET・TAKUMA、“卓真”として映画『軍艦少年』主題歌書き下ろし
10-FEETのTAKUMA(Vo, Gt)がソロ名義“卓真”として、12月10日に映画『軍艦少年』の主題歌を担当する。
映画『軍艦少年』は「ギャングキング」「セブン☆スター」などを執筆しヤンキー漫画のカリスマとして人気を誇る柳内大樹による漫画を、「おっさんずラブ」「あのときキスしておけば」などのYuki Saitoが実写化したもの。気の荒い主人公・坂本海星を劇団EXILEの佐藤寛太、海星の父親・坂本玄海を加藤雅也が演じるほか、山口まゆ、濱田龍臣、赤井英和、清水美沙、大塚寧々らが名を連ねる。
卓真は本作に主題歌「軍艦少年」を書き下ろした。同曲のリリースについては今後発表される。
卓真 コメント
過去に打ち勝つ。正義を貫く。どちらもその辺の自己啓発本に書いていそうな当たり前な表現だが果たして全てに於いてそれをやり遂げて人生を走り抜ける者が居るだろうか?私はそうは思わない。何故ならば過去の後悔を乗り越える力は後悔が生み出し、正義を貫く志しもまたそれに反する自らの過ちが生み出すのではないかと思うからだ。少なくとも私はそうでした。最初から真っ白の純白よりも、消しては描いて、また描いては消して後悔の跡が染み付いた灰色がかかったくたびれた白の方が美しい。過去を投影するには大き過ぎる軍艦島での日々とその姿が玄海親子に日々永遠と問いかける。自分の非力さに打ちひしがれ、過去に打ち勝てない苦しみと哀しみを知っている分だけその宿命とジレンマは増す。しかしその向こうにはそれよりも大きく深い生きる指針がある筈だと私は思う。本人にしか分からない苦しみであり、本人しかそれを乗り越えられないと知り、それでも“敢えて”首を突っ込む巌の存在。そっとしておく事だけが優しさでは無く、自分の性分に合った表現でズケズケ介入して目を覚そうとしてくれる巌という男。あんな友達が居たらいいなと思います。
(c)2021『軍艦少年』製作委員会