CULTURE

!!SATANIC MC “おりはら まよ”プロジェクト爆誕!!

言わずと知れたSATANIC CARNIVAL ・SATANIC ENT.プロデューサーのI.S.O。実は、数年前より、とあることが頭の片隅にあった。それは『イベントやメディアの発信者が必要なのではないか?』ということだ。発信者と言うと大袈裟だが、SATANICが行なっていることをオーディエンスと同じ目線で、よりわかりやすい形で話してくれる人がいたら、もっとシーンのことを深く楽しんでくれるのではないか、ということだ。そんなことを考えながら数年が経ち、SATANIC ENT.編集部の方も頑張って考えた結果、こういうことを始めていくよ! ということを説明したく、今回はトークセッション形式でお届けしたいと思う。

結論からいくと、SATANIC MC企画がスタートする! 担当してくれるのは、おりはら まよちゃん。さて、どういうことなのか、誰なのか、については下記のI.S.Oとの対談をどうぞ!

 

シーンを伝える同世代感のある架け橋的存在が必要

 

SATANIC ENT.編集部(以下、SE部):I.S.Oさんは以前から、イベントやメディアの顔となってくれるキャラクターが必要だと言っていましたよね。欲を言うのであれば、それができればガールズだといいなって。

I.S.O:そうなんですよ。実際にライブに来るお客さんって10~20代の人が大多数じゃないですか。もちろん僕ら世代もいますけど。

SE部:それはそうですよね。

I.S.O:で、そういう若い子に発信するなら、やっぱり同世代の人から伝えてもらった方が、わかりやすかったり共感してもらえるんじゃないかって思っていたんですよ。時代によって価値観は変わるし、人の感受性だって変化してきますよね。だから、僕らが言いたいことを噛み砕いて、若い世代に同じ視点から伝えてくれる子がいたらいいなって思っていたんですよ。いわゆる、僕らとオーディエンスの架け橋になってくれる人ってことですね。

SE部:たしかに我々、もうイケオジですもんね。干支1、2周くらい違うかもしれません。

I.S.O:いや、“イケ”てるのかはわからないですけど、明確にオジさんですよね。何かを発信したとして、そんなつもりはなくても変に説教くさく捉えられてもイヤじゃないですか。

 

SE部:仰る通りですね。まぁ、そうなると編集部としても女の子が発信してくれると嬉しいですね。男塾ばりのメンズ脳な編集員が多いんで。どんな人がいいっていう構想はありましたか?

I.S.O:性別はさておき、少なからず自分を表現したい、何かを発信したいって人が向いていると思います。僕は基本的に裏方の人間なので、ちゃんと表だって自分で発信したいと思える人、というのは1つあるかな。

SE部:そうですよね。編集部として、I.S.Oさんの、その辺りの意図は言われなくても把握しているつもりで今日も来ていますから。実は紹介したい人を連れてきました。

I.S.O:えっ、今日ってそういう企画だったの?(笑)。

SE部:はい、じゃあ紹介させてください!

 

このシーンを繋ぐ接着剤になりたい

おりはら まよ(以下、まよ):はじめまして、おりはら まよです! もともとsuga/esというバンドでベースを弾いていて、それ以前の高校2年生の頃からファッション団体に入っていて、モデルエージェンシーにも所属しています。普段はNOAHというブランドのショップ(NOAH CLUBHOUSE)で仕事したりもしています。

I.S.O:はじめまして。じゃあ、せっかくなんで相談ベースというところで、色々お話させていただければ。えーっと、音楽にファッションモデル、アパレルショップでのお仕事と、多岐に渡って活動されているということですよね? 

まよ:はい!

SE部:ファッション団体って何ですか?

まよ:今もかもしれないんですけど、“読モ”が注目された時期があったじゃないですか。それに憧れて、高校生の頃に埼玉から原宿に通って、そういう人が多くいる団体に入ったんです。

SE部:そういうのがあるんだ……。

I.S.O:ベースはどのタイミングで始めたんですか?

まよ:そのファッション団体の中で、音楽好きが集まってバンドを組んだのがきっかけなんですよ。最初は「キーボードやりたいな」って言ったんですけど、ボーカルの子から、「キーボードはいいからベースやって」って言われて。

I.S.O:ベースを始めるキッカケあるある(笑)。

まよ:それでベースを弾き始めたらめっちゃ好きになっていったんですよ。そのバンドは1年くらいで解散しちゃったんですけど、そこでの活動がきっかけでsuga/es結成に至った流れです。

I.S.O:かなり自分でアクティブに動くタイプなんですね。

まよ:行動派です!

I.S.O:いいですね。考えるよりも、まずはやってみようってことですよね。きっと編集部から声をかけさせてもらったときに、やってみようって思ってもらえたことに、その行動力が活かされていると思います。やっぱり、何かやりたいと思ったときに即行動に移すって今の時代すごく大事だったりするじゃないですか。

SE部:間違いないっす。

I.S.O:まずやろうという精神に、すごく共感できます。ちなみに今、このシーンで好きなバンドは何ですか?

まよ:HEY-SMITHはめっちゃ好きですね! suga/es時代にイベント(マグロック & フジソニック2018)でご一緒したときに、ご挨拶もさせてもらったんですけど、そのときにライブDVDをいただけたのが、すごく嬉しかったんですよ。あとは、このシーンが好きなら当然だと思うんですけど、SiMですね。それに、GOOD4NOTHING。

I.S.O:おっ、堺のオッサンたちですか。

まよ:TOTALFATも好きです! というか、バンドでもKubotyさんにお世話になっていましたし、「PARTY PARTY」をsuga/esのSEにしたこともあるんですよ。パンクを教えてくれたのはKubotyさんです。

I.S.O:なるほど。今、我々が探しているのが、SATANIC CARNIVAL ・SATANIC ENT.におけるスピーカー、いわゆるMC的な役割を担ってくれる人なんですよ。編集部からも、そういうことを言われたと思うんですけど、そこでやってみたいというモチベーションを持ってくれたのは、なんでですか?

まよ:ずっとバンドを好きでいたことから始まったことが、今の自分を作っているし、これまでに何度も音楽に救われてきたんですよね。今、流行っている音楽のルーツにもパンクやラウドミュージックがあったりするので、その面白さを少しでも多くの人に知らせたいし、自分より年下の人にも伝えていきたい! と思ったんです。それに、私が好きなバンドのシーンは、コロナ禍でダメージを受けている時代ですし、だんだん人が離れていっちゃっているように感じちゃうんですよね。今、私はバンドマンでもないし、音楽業界の裏方の人でもないので、その間のポジションに、今の自分なら立てるんじゃないかと思ったんです。何か自分にできることがあるなら、シーンと人を繋いでいく架け橋になりたいと思って。

SE部:何かシーンと時代に対してアプローチできることがあるなら、やってみたいってことですよね?

まよ:はい。やっぱり、このカルチャーを絶対に途絶えさせたくないっていうのは思います。そのためのMCならやってみたいと思ったんです。

I.S.O:いいですね!? 

SE部:あっ、?でましたね。

自分の視点で現場のリアルをレポートしたい!

I.S.O:まよさんは、すでに色々と発信している人じゃないですか。今って実際にどういうことをやっているんですか?

まよ:ファッションではBurdoc LACYというブランドも自分でやっているんですけど、私がどんな人間なのかはSNSやYouTubeを通じて、発信をするようにしています。だから、その辺りを見てくれている人は、私はどんな喋り方で、どんな考えでやっているのかはわかるのかなって。すべてにおいて、嘘偽りなくやっていきたいと思っています。

I.S.O:自分の行動を全部発信していくってことか、それもいいですね。こういう人になりたいっていうのはあるんですか? 例えば、ファッションデザイナーになりたいとか。アーティストになりたいとか。

まよ:これは昔からずっと変わらないことなんですけど、誰かの人生を変え続ける存在でいたくて。肩書きとして何になるかってことではなくて、すごい抽象的なんですけど、人の人生を動かしていきたいって思うんです。発信し続けていくうちに、言う内容は変わってくると思うんですけど、見てくれる人の心に刺さりたいっていうのはずっとあります。

I.S.O:いいですね~?。なんかこう、そうやってMC的な立ち位置で関わってもらって、今もSATANIC ENT.ではスナップやライブレポ、インタビューも掲載していますけど、それをまよさん視点でやっていっても面白いのかもしれないです。そうなると、もっとコンテンツが豊かに立体的になっていきそう。何かやってみたいことはありますか?

まよ:ライブハウスってすごく魅力的な場所じゃないですか。これは私がツアーを回っていてすごく感じたんですけど、店長さんもそうですし、ブッキングの方とかドリンカーの方とか、色んな人がライブハウスにいるので、その人たちが、どんな思いで1日のライブを作り上げているのかだとか、どういう気持ちでブッキングをしているのかっていうのをインタビューしてみたいなって思うんですよ。

I.S.O:それもいいですね。普段、SATANIC ENT.で取材しているような内容じゃなく、もっとわかりやすく説明してくれそう。

まよ:あと、ツアーで地方に行くと、絶対にご当地グルメがあるじゃないですか。石川県だったら宇宙軒とか神戸の太虎だったら十番の焼肉丼とか。バンドマンが絶対に行く居酒屋とか。あとは、ライブハウス特有のドリンクとか。グルメ……なのかはわからないんですけど、このシーンが好きな食事にまつわる話も紹介したいです!

I.S.O:ありますね、各ライブハウス周辺で必ず食べるものって。あれも独特の文化ですよね(笑)。

まよ:ライブハウス内でライブ後の打ち上げでお鍋を出してくれるところもあるじゃないですか。私、伊那のグラムハウスで初めて、それをやってもらったときにすごい嬉しくて。呼んでもらってるだけで嬉しいんですけど、すごい愛を感じて。いいなぁ~って思ったんですよね。

I.S.O:そんな風にツアーバンドがどんな生活をしているのかっていうのを伝えるのも面白そうですよね。ライブハウスに行く=店長やブッキングの人に会いに行くみたいなところも大きかったりしたりするって言いますからね。同世代のライブハウススタッフと話をするだけでも面白そうな気がする。

SE部:そうですね。まさに私のような編集員ではできないことです。

まよ:あと、各バンドの機材車について教えてほしかったりするんですよね。大体ハイエースだと思うんですけど、ツアーバンドの機材車って驚くような改造がしてあったりして、見てて面白くないですか?

SE部:なるほど。それも、まよさんならではの視点だと思います。

I.S.O:うん、話はよくわかりました。もう、本当に、いいね! ?です。我々も、こういうキャラクターをSATANICとして持つってことは、考えていただけで初めてのことなので、具体的にどうやっていくのかっていうのは、お互いに考えながらやっていけると面白い展開になりそうですね。まよさん自身、このシーンに発信者として関わることで、色々と変化があると思いますし、実際にお客さんともコミュニケーションを取りながら、一緒にやっていけたらいいと思います。ゆくゆくは、SATANIC CARNIVALでも、何かこう役割というか、現場で色々と動いてもらうことも考えていきたいと思っています。

SE部:………と、いうことはですよ、I.S.Oさん。

I.S.O:はい。おりはら まよさん、初代SATANIC MC、 任命!!!!!

まよ:わっ、がんばります!!

 

ーーということである。

もとバンドマン、今はファッションシーンでも活動中のインフルエンサーであり、シーンが大好きな、おりはら まよさんが初代SATANIC MCへ! 以降、呼び名は“まよ”で統一させていただくとする。

今後、I.S.OやSATANIC ENT.編集部のシャイな面々に代わって、メッセンジャー的な形で色々と活動していく所存。

それに連動し、SATANIC ENT.のTikTokがスタート。何をするかはこれから考える!

TikTok www.tiktok.com/@satanic_ent

こんな企画も、まよにやってほしい! というアイディアがあったらSATANIC ENT.編集部までどうぞ! そして、ライブやフェスの現場で会ったときは仲良くしてください(親心)。

 

おりはら まよ

https://www.instagram.com/___mayonnaise/

https://www.instagram.com/burdoclacy/

https://www.youtube.com/channel/UCkWSogf2_9Fooi7h8-Eth6g