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column

ROAD OF SATANIC CARNIVAL'21 - Document #01

Report by Ryo Tajima(DMRT)

2020年某日、ピザ・オブ・デス・レコーズ社屋。

『2021年はSATANIC CARNIVALをやりてぇ……。今すぐ"開催します!" と叫びたい。が、しかしだ……』

ーーと、思案しながら頭を垂れて苦渋の表情を滲ませている男一匹。
そう、SATANIC CARNIVALプロデューサー、I.S.Oである。
彼は頭を抱え込んでいた。いや、今も現在進行形で抱え込んでいる。

ーやれるのか、SATANIC CARNIVAL'21ー

これは、そんなイベントプロデューサーと、それを取り巻く人々のドキュメントである。

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前置きから話をする。
今年、SATANIC CARNIVALを開催しなかったのは、東京2020オリンピックにより会場が使えなかったから。だから、SATANIC CARNIVAL'19開催時に、プロデューサーメッセージとして「来年は開催しません」ということが、"いつまでもあると思うな親と金"という、太古から連綿と受け継がれてきた金言と共に発表されていた。

SATANIC CARNIVAL運営本部としては、2020年を"新たなるSATANIC CARNIVALの実現"に向けた準備期間として考えていた節もあったし、時間をかけてイベントの内容を練ることで、ご来場いただくお客様に、これまで以上の感動とスペクタクルをドドドーンと提供できるハズだ、と前回のサタニック終了後から鼻息を荒くして過ごしてきたわけである。2020年の3月までは。

何となく、いつか勝手に落ち着くんだろうと思っていたCOVID-19(aka 新型コロナウイルス感染症。以下、新コロと記す)の勢力は一向に落ちず、その後の流れは皆さんもご存知の通り。ライブハウスの運営は危うくなり、バンド達は今まで通りの活動ができなくなった。2020年の夏に予定されていたフェスは、ほとんどが中止か延期という手段を取らざるを得なくなった。仕方のないことなので、誰も彼もが傍観しているしかなかった。新コロ、マジファ○ク。という認識を世界で共有した。

SATANIC CARNIVALなどの大型フェスやイベントの準備には大体1年の期間が必要となる(例外もあるけれど)。つまり、仮に2021年の7月にSATANIC CARNIVAL'21を開催するのであれば、"やるか・やらないか"という根本的な判断を遅くとも今年の7月中旬までに、I.S.Oは決めねばならなかった。


5月25日に全国の緊急事態宣言が解除され、やたら暑苦しい夏が到来した。
外は無情に明るく、リモートワークが主体となることで、ほぼ無人状態となったオフィスではエアコンの送風音がやたら煩く響く。
その空間の中でI.S.Oは決めきれずにいた。
当たり前である。刻一刻と状況が変わっていく世界にあって、来年のことなど判断できるよしもなし。来年には開催できるはずだ、という希望的観測を持っていいものなのかもわからない。

『だが』と『しかし』がI.S.Oの頭の中で行ったり来たりしていた。その他、運営本部の側にいる人間も同じ思いで、うーむ……と唸るしかなかった。そんな最後の『が、しかし……』の後、I.S.OはSATANIC CARNIVAL'21の開催を(仮)で決定した。

"やるか・やらないか"であれば、「やるに決まってんだろう。どうやるかを考えるんだ」。というのが、このシーンの根底にあるアティチュード。だが、今回に限っては、そんな単純な二択問題ではない。しかし、止まっていても何も起きない。時間的猶予もなくなっていく。I.S.O及び運営本部は開催の方向性を探りながら動くことを決めた。

まず最初に挙がったこととして"どこでSATANIC CARNIVAL'21を開催できるか"という議題があった。これまでは幕張メッセで開催されてきたサタニックだが、かなり密閉された空間だ。I.S.Oは諸々の事情を考えると「避けた方が良い」と判断した。

試行錯誤が続き、開催候補地として出てきたのが山梨県某所だった。
そう、なんと野外である。
早速、会場の予定図面が引かれ、I.S.Oは直ちに関係者と共に現地へ赴いた。

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季節はすっかり秋になっていた。9月19日には、各種イベント入場制限人数の緩和の通達があり、徐々にガイドラインに沿った有観客ライブ・イベントの開催も行われるようになり、ちょっとずつだか、このシーンにもわずかに賑やかさが戻ってきていた時季だった。

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到着した場所に広がる広大な敷地。生憎の曇り空であったが、晴れると富士山がしっかり見えるらしい。

用意された図面を元に「ここがメインステージ、ここが導線ね」ということを確認しながら、懸念点を図面に書き込んでいくI.S.O。

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来てくれるお客さんがどのようなルートで会場を巡るのか、移動しながら楽しめるのか、などなど。確認すべきことは膨大だった。

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運営本部や出演バンドの控え室となるであろう室内空間には「ぉほう」と思うシャンデリアも。

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ここに例年、SATANIC CARNIVALに出演しているようなバンドマン達が集まるのかと思うと、別の意味で笑える。そもそも数多くのバンドを迎え入れることができるのか、スムーズにステージまで移動できるのか。バックステージのことを考えても確認事項や課題は図面に書ききれないほどだ。

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開催予定地を歩き続けて数時間、外はすっかり暗くなっていた。

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この日の曇天という世界の不安が晴れ渡り、富士山が顔を見せ、それを笑顔で眺めている大勢のお客さんがこの場所に集まる光景を思い描きながら、I.S.Oは東京へ車を走らせた。

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それから数ヶ月、冬が来て、かねてより予想されていた第3波が世界を猛攻している。だが、用意は着々と進んでいる。開催は依然として(仮)と言わざるを得ないが、全国のサタニックフッズよ、どうか期待していてほしい。
SATANIC CARNIVAL'21は開催を前提として、I.S.Oを筆頭に進行中だ。

〜今回のドキュメントでわかったこと〜

①SATANIC CARNIVAL'21 開催決定(仮)。開催準備、鋭意進行中!!
②開催場所は野外。つまり、実現できたならばサタニック初の屋外開催!!
③未来は誰にもわからない!! (良くも悪くも)


ROAD OF SATANIC CARNIVAL'21 は随時、開催に向けた準備をドキュメントとして配信予定。
Believe in SATANIC CARNIVAL'21!!