LIVE REPORT

NOISEMAKER "NOISEMANIA 2026-THE THROWBACK TOUR" LIVE REPORT!!

Report by 峯岸利恵
Photo by Taka "nekoze photo"

 

2026.9.28 恵比寿 LIQUIDROOM

 2026年9月28日に、恵比寿 LIQUIDROOMにて、NOISEMAKER presents.「NOISEMANIA 2026-THE THROWBACK TOUR-」のツアー初日公演が行われた。今回のツアーは対バン公演とワンマン公演で構成されており、ワンマン公演は各都市異なるアルバムを中心にセットリストが組まれているとのこと。当公演は、「Platinum shoes」「NEO」「AXIS」「GOLD IMPRINTS」の4作品が選出されており、特別なコンセプトを掲げた一夜ということでオーディエンスの期待感も事前に高まっていたことだろう。
 

そんな期待感に満たされた会場に、SEと共に鳴り渡ったオーディエンスのクラップに合わせて、AG(Vo.)、HIDE(Gt.)、YU-KI(Ba.)、UTA(Dr.)の4人が登場!AGの「全員、跳べ!」の一声と「TRUTH」で鮮やかにスタートを切ると、オーディエンスは手を挙げ呼応する。続く「platinum shoes」では、ここでこの曲をぶち込んでくるのか!?と言わんばかりの興奮に溢れた大歓声と共に爆発的な盛り上がりを見せると、その光景に触発されたかのように、AGは前のめりになって客席にマイクを掲げ、笑顔でボーカルをオーディエンスに託す。
哀愁薫るHIDEのギターフレーズとYU-KIとUTAが織りなすパワフルなボトムが混ざり合い、彼らが放つ屈強さと美しさの双方を同時に感じつつ、そこから「本物の縦ノリ、教えてやるぜ!」と「CONTACT」をドロップすると、鮮やかな黄色い照明の下でフロアが大きく揺れる。流麗な英詞がまるで呪文のようにオーディエンスの感情を掻き立てているかのようで、バンドとオーディエンスが真正面からぶつかり合うその光景がもたらす眩しさは、一体感というよりは、NOISEMAKERがここまで一人一人と向き合ってきた証明のようだった。


ジャンルの枠に囚われず、自分たちの思い描く火花のような激しさや美しさ、パッションを偽りなくメロディにし、「Face the Storm」の歌詞の如く真っ直ぐに突き進んできた彼らの信念の強さが、聴き手ひとりひとりの糧となっている──そんな強くて熱い関係性がみて取れて、ライブの序盤ではあったが早々に胸が熱くなった。

 「ど平日の夜にこんなにたくさんありがとうございます!」と挨拶しつつ「オモくそ楽しませるので、残さず味わって楽しんで帰ってください」と鼓舞しながら「Heads and Tails」をぶちかまし、オーディエンスのシンガロングを追い風に、強烈なビートとグルーヴでぐんぐんと熱を高めていく。さらにスピード感のある「Her Diamond」を投下し、ハードでダイナミックなリズムとメロディがその熱気をさらに底上げしていく。

シリアスな展開で進みつつ、サビで開放的になるという緩急の効いた楽曲構成が、私たちの興奮を否応なく掻き立てていく。ここまでの流れを汲んでAGが「マジ良い曲多くね?」と言っていたが、ラウドパンク由来の鋭さや重厚感だけでなく、「City Light」のようなドラマティックでエモーショナルな楽曲を聴くと、改めて彼らの多面性が伝わってくる。「10代や20代前半に作った曲も演奏していて、片田舎から東京まで、やっと曲を持ってくることができました」と感慨深そうに話し、「遠回りしているロックバンドですけど、その道は最強になるための距離だったんだなと思います。長い冬が明けて、それでも消えなかった火種の曲」と「FREEZE」を届けた。

3年前に結成20周年を迎え、ここに至るまで常にアップデートしながら牙を研ぎ続けてきた彼らだが、その間には葛藤や煮え切らない気持ちになることもあったのだろう。それでも足を止めることなく、自分の中に宿る燃えるものをただひたすら信じて突き進んできた彼らがこの曲を歌い鳴らすからこその説得力が間違いなくあり、強く胸を打たれた。そして鮮やかなダンスチューン「LAST FOREVER」でテンションを上げ、クールなラップが牽引する「MAE」でオーディエンスを鼓舞していく。YU-KIもステージ上を派手に踊り回り、UTAは立ち上がってオーディエンスを煽っていくと、AGも「楽しいな!」と嬉しそうに言葉を放つ。MCで今回のコンセプトワンマンについてはHIDEが首謀者であることを明らかにしつつ、「自分たちで言うのはなんですけど、久々にやってみて、マジで昔の曲かっこいいなと思いました。調子こいて色んなところでやり始めるかもしれないので、いっぱい曲を聴いておいてください」と期待感を煽りオーディエンスは喜びの歓声を上げた。

その上で「機械やAIじゃ決して辿り着けない人間の領域を喰らわしてやるよ!これが目には見えない特別なもの!」と「Supernatural」をドロップ!更にここからパワフルな「APEX」、「CROWN」を連続でぶち込み、バーストしていく様は見事だった。

 2027年2月5日(金)にZepp Shinjukuにて「NOISEMANIA PREMIUM 2027」を開催することをサプライズ解禁し、「ガチガチの最強のNOISEMAKERを見せられる機会」と語りつつ、「いい船出です。ここからツアーを回って、また最強になって戻ってくるので、また遊んでいってください」と感謝を告げ、最新曲「KINTSUGI」をプレイ──とここで、Kenta Koie(Crossfaith/AFTERVOID)がゲストで登場!

このサプライズにオーディエンスのテンションは目に見えて爆上がり、フロアは輪をかけるようにもみくちゃになった。その景色を見ながらAGは「幸せ者です。出会ってくれてありがとう。長生きしてNOISEMAKERやるわ。負けそうになったらまた会いに来いよ。何も不思議じゃない、負けることもある。楽な時も苦しい時もある。またその先で会いましょう」と語りかけ、ラストに「NO WONDER」を堂々と届ける。自由に羽ばたいていく力を与えてくれるような心強さと開放感を携えたこの曲が、私たちの背中を押してくれるようだった。

そんなドラマティックな雰囲気で本編を終えたかと思いきや、熱望されたアンコールでは「Flag」を投下し、メンバーもフロアにダイブ!ここぞとばかりに破茶滅茶でカオスなラストを迎えるところが彼ららしかった。


 AGはこの日のライブ中、オーディエンスに向かって何度も「遊んでいこう」と言葉を投げかけていた。心身を全開放し、普段のライブではなかなか聴くことのできない楽曲で衝動のまま遊べる楽しさを改めて体感させてくれたNOISEMAKER。そんな彼らの心意気に活力をもらえた一夜だった。




NOISEMAKER presents. NOISEMANIA 2026 -THE THROWBACK TOUR-

11月4日(水) 長野CLUB JUNK BOX 【with. SPARK!!SOUND!!SHOW!!】
11月6日(金) 金沢AZ 【with. SPARK!!SOUND!!SHOW!!】
11月14日(土) F.A.D YOKOHAMA 【ONE MAN】
11月17日(火) KYOTO MUSE 【ONE MAN】
11月19日(木) 太陽と虎 【with. SHADOWS】
11月20日(金) 高松DIME 【with. SHADOWS】
12月5日(土) 新潟CLUB RIVERST 【ONE MAN】
12月7日(月) Yogibo META VALLEY 【ONE MAN】
12月9日(水) LIVEHOUSE CB 【ONE MAN】
12月12日(土) RAD HALL 【ONE MAN】
12月17日(木) 水戸LIGHT HOUSE 【ONE MAN】

TICKET INFO
URL:https://w.pia.jp/t/noisemaker-2026/
 


X:@__NOISEMAKER
Instagram:@noisemaker_official
オフィシャルHP:https://noise-maker.net/

【KITAKAZE ROCK FES. オフィシャルHP】
https://kitakazerockfes.com