NEWS

【NEWS】PIZZA OF DEATH所属バンドによる“一発録り・無観客ライブ盤”が連続リリース

PIZZA OF DEATH所属バンドによる一発録り音源を、レーベル主催のナンバリングシリーズとしてリリースしていく企画「BECAUSE IT’S 2020」が始動する。

この企画は新型コロナウイルスの感染拡大に伴い公演や活動の自粛を強いられている現状に対し、PIZZA OF DEATHスタッフが「こんなときだからこそ何か出来ないだろうか」との考えでスタートさせたもの。ライブハウスなどで一発録りした音源、つまりPIZZA OF DEATHが考える“ライヴ”を真空パックすることをコンセプトとして各バンドがライブアルバムを制作し、リリースしていく。いずれも、バンドの息遣いや演奏のヨレに至るまで、現場で起こったことすべてを閉じ込めたスリリングな“ライブアルバム”に仕上がっているという。

なお現時点で発売日のみが明かされており、各日19:00にアーティストの発表およびレーベルサイトでの発売が開始される。
 

PIZZA OF DEATH RECORDS Presents「BECAUSE IT’S 2020」

2020年11月20日(金) XXXXXXXX
2020年11月27日(金) XXXXXXXX
2020年12月4日(金) XXXXXXXX
2020年12月11日(金) XXXXXXXX
2021年1月8日(金) XXXXXXXX
2021年1月22日(金) XXXXXXXX
2021年1月29日(金) XXXXXXXX
2021年2月5日(金) XXXXXXXX
2021年2月12日(金) XXXXXXXX

Price: ¥2,000(without tax)
Code:PODR-3~11

PIZZA OF DEATH RECORDS Presents「BECAUSE IT’S 2020」特設サイト

コンセプト概要

PIZZA OF DEATH所属バンドによる一発録り音源を、レーベル主催のナンバリングシリーズとしてリリースしていく企画、PIZZA OF DEATH RECORDS presents 『BECAUSE IT’S 2020』が始動する。

今年2月末より日本において猛威を振るい始めた新型コロナウイルス。その急激な感染拡大を食い止めるため、音楽業界・ライヴ業界は早い段階から公演・活動の自粛を強いられてきた。

その間、PIZZA OF DEATHのレーベルスタッフたちは考え続けた。バンドとは何か。音楽作品とは、ライヴとは、そしてレーベルとは一体なんなのか――。そうしていくなかで、数々のバンドとともにパンクシーンを歩み続けてきたいちレーベルとして、PIZZA OF DEATHは必然的にバンド活動の根源を見つめ直すことになったのである。バンドは音源リリースやライヴなどの「表現の場」があって初めて積極的な活動ができ、レーベルはそれを支える膨大な関係者によって成立しているものだという当たり前のことを、この機会に改めて強く認識したのだ。

しかし今は、生で届けるライヴの場すら奪われてしまい、新曲を発表したくても、そこにバンドの活動や意味が伴わない限り、簡単にはリリースには踏み切れない状況。これは世界中どのレーベルも抱えているジレンマのはず。そういった困難があろうとも、現状を打破すべく個々が日々想いを巡らせている。それはPIZZA OF DEATHも同じ。こんなときだからこそ何か出来ないだろうか――。

そんな想いから、ライブハウス等で一発録りした音源、つまりPIZZA OF DEATHが考える“ライヴ” を真空パックすることをコンセプトとし、各バンドがライヴアルバムを制作。それをPIZZA OF DEATH主催のナンバリングシリーズとして続々とリリースしていくことを決定した。では、彼らが考えるライヴアルバムとは何だろうか。それは、作品用にあとから音を整えるようなものではなく、バンドの息遣いや演奏のヨレに至るまで、現場で起こったことすべてを閉じ込めること。このシリーズに通常のライヴアルバムにはない緊張感を感じたなら、それは上記の理由によるものだ。さらに、今シリーズには一切観客は立ち会っていない、つまり無観客ライヴとなっている。そのことも作品をより一層スリリングにしている。まさに今の時代ならではのライヴ作品なのだ。

現在、ライヴができないバンドも、2020年にどんな活動をしたいのか昨年からずっと思い描いていたはず。その思いや思い描いていた音像、そして、「今、この瞬間」をパッケージしていき、ライヴに足を運べないリスナーにも、その瞬間にすべてを賭けるバンドたち熱を、限りなく生に近い形で届けていく。こういった作品をリリースすることによって、1年後、10年後、100年後に、「当時はこんな空気感だったよね」「あのときってこんな感じだったんだ」と未来の人々が思いを巡らせる時代の証明になっていくのである。

PIZZA OF DEATHはこれまでのレーベルの歴史において、自分たちの名前を冠する動きを積極的に行うことが非常に少なかった。それは、決して馴れ合うことなく、各バンドが自主的な動きを展開し、その活動を陰ながらバックアップするのがレーベルであればいいという考えがあったからだ。しかし、今、未曾有の困難において、レーベルが旗を振らずしてどうすると動き出したのである。このナンバリングシリーズはその大いなる第一歩となる。