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interview

「Change for the future 2021」横山健 × チバユウスケ Interview!!

そしてリスペクトへ

──その後はそれこそステージでの共演や、コラボ曲「Brand New Cadillac」を制作するなど、音楽も一緒にやるようになります。音楽を一緒にやっていく中で、お互いの印象は変わりましたか?

横山:僕はね、イメージ的に「こんなの、やっちゃえばなんとかなるよ」っていう人だと思ってたんです。豪快なロックンローラーっていうか。でも意外とそうじゃなくて「ここはこうで、何回で」ってきっちりやる人で。「いしがき」のときも、楽屋で歌詞を一生懸命覚えてて。

チバ:だって覚えらんないもん(笑)。

横山:「ハープ吹いてくれる?」って言ったら練習してくれて。大げさかもしれないけど、そこでチバくんの音楽への向き合い方が見えた気がした。一緒にできる人だって安心したんです。

チバ:そこはきっちりやらないと、俺も楽しくないし、Ken Bandも楽しくないから。

横山:僕にとってはチバくんをゲストボーカルに迎えるって一大事だったんです。だからちゃんとカッコつけてもらいたいし、カッコつくために俺らもちゃんと演奏したいと思った。なおかつ、負けたくないっていうか……一緒にカッコつけたいって感じだったのかな。Hi-STANDARDとTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTだった頃は勝ち負けみたいな気持ちがお互いにたぶんあったと思うけど、この歳になると、もうそういう気持ちじゃなくなるよね。

チバ:うん。

横山:それよりもリスペクトの気持ちが強くなる。この歳までお互いに続けていたからこそ、大人になった今、新しいことが一緒にできてるわけだから。そういうことに対する感謝とかリスペクトのほうが大きくなるね。

チバ:そうだね。



俺たちからロックンロール取ったら何もすることなくなっちゃう

──コロナ禍により、お二人が対面するのは2年ぶりとのことですが、コロナ禍はお互いに何を考えて、どのように過ごしていましたか?

横山:誰を怒ることもできないし、実際怖かったから、ライブ活動はストップして曲作りばっかりしてました。しょうがないなと思って。

チバ:ほとんど一緒。「『しょうがない』とは思いたくはない」って思ってた。健もそうだったんじゃないかな。

横山:うん。でもだからって抵抗するわけにもいかないしね。

──チバさんは、自粛期間中、楽器を片付けられた時期があるそうですね。

横山:片付けたの?

チバ:片付けた。自粛でスタジオに入れなくなって、最初はこういうときだからこそギターを持とうとするじゃん。でも途中で頭にきて、全部しまった。「もう弾かねぇ」「ふざけんなよ」って。そういう感覚、あったでしょ?

横山:うんうん。俺、犬とばっかり遊んでたもんな。あとは絵を描いたり、ギターに向かえない時期は確かにあった。すぐスタジオに入ってメンバーと合わせられないんだったら、曲作ったところでそれをどうしていいのかわかんないし。

──チバさんは、片付けた楽器を再び手に取ったのはどうしてだったんですか?

チバ:暇だったから。ずっと観てなかった映画も全部観て、レコードも端から全部聞こうとしたんだけど、途中でつまんねえなと思って全部捨てて。「これ燃えるのかな」とか言いながら。

──本当に捨てちゃったんですか?

チバ:うん、捨てたよ、つまんないのは。

横山:あははは(笑)。最高だよ。

──で、最終的にギターを。

チバ:出したよ。出すしかないじゃん。弦変えたよ。弦変えるよね?

横山:うん、とりあえずね(笑)。僕もチバくんも音楽とかギターから離れたい時期はあるかもしれないけど、俺たちからロックンロール取ったら何もすることなくなっちゃうから。散歩くらいしかすることなくなっちゃう。

チバ:ね。情けないよ。

横山:でも、やることあるからいいじゃない。