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interview

タイトル

Who's Next by SATANIC Editing Room Vol.03: Paledusk

連載企画"Who's Next"はSATANIC ENT.を編集するスタッフが、今現在気になっているけど、まだSATANIC ENT.ではピックアップしていない次世代のバンド・アーティストに会いに行き、ルーツや活動、それを取り巻くカルチャーなどを一方的に紹介するというシンプルかつ偏愛極まりない企画。第3弾は音楽性やライブパフォーマンスなど、どれをとっても完全に未来型。今までいそうでいなかったラウドサウンドで世間の話題を集めているPaleduskをピックアップ。SATANIC CARNIVAL出場バンドからの注目も集める5人組をインタビュー!

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前列:L to R Kazuki(Ba)、Seiya(Dr)
後列:L to R Tsubasa(Gt)、Kaito(Vo)、Daisuke(Gt)

様々なバンドから1人ずつ集まり現体制へ


ーまずはPaledusk結成から今に至るまでの概要を教えてください。
Kaito:結成時のメンバーで残っているのは自分とTsubasaだけですね。当時はバンドで売れたいとか思っていなかったし、レコーディングもしたことがなかったから、CDを出してみたいなってぐらいの感覚でバンドを組んだのが始まりで。このバンドを結成して初めてCDを出した当時は、福岡でこんなヘビーなサウンドをやっているバンドは他にいなかったのと、ドラムが女の子だったということもあり注目してもらえたんです。ラッキーなことでした。その後、出演してみたかったライブにも誘われるようになり、続けていくうちにバンドで成功したいって気持ちになってきて今に至ります。

ー他のメンバーはどのように集まったんですか?
Daisuke:僕は高校の頃に福岡でギターを始めてバンドをちょっとだけやっていたんですけど、そのときのお客さんでKaitoが来ていて、すごく仲良くなったんです。で、僕はもともとアメリカで音楽の勉強して、音楽で世界中を廻りたいって夢があったんで、向こうの大学に通っていたんですが、その間もKaitoとずっとコンタクトを取っていたんですよ。

Kaito:定期的に「このバンドがカッコいい」とか、そんな話をしていて。Daisukeとは音楽も含め、好きなものがめっちゃ似ていて。本当に3年間くらいずっと毎日のように話していましたね。

Vo.Kaito

Daisuke:昔からKaitoがよくバンドに誘ってくれてたんですよ。自分的にはアメリカで音楽活動をしたい気持ちがあったんですが、自分の人生を1度考え直したときに、大きな目標が自分の中にいっぱいあったから、Kaitoとなら夢がつかめるかもしれないって思えてきたんです。今月でPaleduskに加入して3年なんですけど、その選択は間違ってなかったなってずっと思っています。少しずつ世界に広がっていけるように、先人の先輩たちが辿り着けなかったところに行きたいんで。新しい存在になれたらなって思っています。

Seiya:僕は、前ドラマーが抜けたタイミングで自分からバンドに連絡して、Kaitoと2人で話し合い、入ることにしました。

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Kaito:Seiyaに関しては以前から、うちのバンドに入んないかな~って思っていたんですけど、そのときは他バンドに在籍していたんで。オレらと仲の良いバンドだったんで、引き抜きはできんなって思っていたんです。Seiyaが連絡くれたとき、そのバンドを辞めてから来るって言っていて。すごく熱意を感じたので一緒にやろうって流れになりました。

Kazuki:自分は18歳頃に本格的にバンドを始めて、当時、大阪で対バンしてKaitoと出会いました。Paleduskに入るまではバンドを転々としていて。これからどうしようって思ってたんですけど、Paleduskにいたベースの人も抜けるってことで、Kaitoから「一緒にバンドやらん?」って声をかけてもらって、彼らが住んでいる福岡に行く計画を立てて移住して加入しました。

Gt.Seiya

ー皆さんがバンドを始める時に影響を受けたバンドは何ですか?
Kaito:バンドを組もうと思った当時、オーストラリアのNorthlaneってバンドがすごい好きで憧れて目指していましたね。国内で言えば、Crystal LakeのRyoさんにかなり影響を受けましたね。アグレッシブなアクトとか。

Daisuke:自分は高校の頃にライブを観て衝撃を受けたExtremeというアメリカのバンドです。そこのギタリスト、Nuno Bettencourtには影響を与えられましたね。あとは、Animals As LeadersのギターのTosin Abasi。ステージの立ち振る舞いや、ヘビーな音楽性に感銘を受けたのを覚えています。

Gt.Tsubasa

Tsubasa:こういうジャンルに関しては、coldrainのSugiさんとY.K.Cさんにはだいぶ影響を受けています。あとは、親の影響なんですけど、松任谷由実さんですね。なんか音使いというか、メロディの繰り返しが多いのに耳馴染みが良くて、音選びがすごくいいなって思ってずっと聴いています。

Seiya:僕はアメリカのTexas In Julyですね。ドラムのAdam Grayが昔からめちゃくちゃ好きで。チョップスみたいなのもするし、多分、メタル以外の様々なジャンルのフレーズを曲に落とし込んでいると思います。国内で言えば、coldrainのKatsumaさんには影響を受けました。観客の視線を集めるようなスタイルのパフォーマンスに憧れてますね。

Kazuki:自分は高校生の頃に、Rage Against The Machineに衝撃を受けました。音楽で社会全体を動かそうとする姿勢がカッコいいですよね。あと昔から好きなのはPay money To my Painです。すごい心に刺さる音楽で今も昔も変わらず好きですね。

Ba.Kazuki

ジャンルの壁で世界を狭めてしまうのはもったいない

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ーPaleduskは自分たちでジャンル分けするとしたら、どうなると思いますか?
Kaito:Paleduskはメタルコアバンドだと思われていたし、自分たちでもそう思っていました。でも、そういう振り分けられ方って損だと思ってるんですよね。メタルコアバンドだって認識されたら、そもそもヘビーな音楽が好きじゃない子たちはライブに来てくれないかもしれない。その、ちょっとしたことで、壁を作りたくないなって。そうやって考えるようになってから、歌はもちろんシャウトが基軸にあるのは変わらないんですけど、Daisukeがよりポップな楽曲を書くようになっていったり、逆にもっとヘビーな曲をEPの中に集約していくことで、色んなステージでライブできると感じていて。例えばHIPHOPでもハードコアでもいいし、色んな現場でやれたらいいと思ってるので、どういうシーンにいるってのは良い意味で自覚がない状態に持ってこれています。



ー作詞はKaitoさんが全てやっているんですか?
Kaito:作詞は僕が1人でやっています。強くリリックのことを意識するようになったのは「NO!」って楽曲くらいから。なんか、海外の好きなバンドの歌詞とかを訳しているときに自分の中で見つけたことがあって。例えばRage Against The MachineとかLinkin Parkとかって、アルバムを通して社会に対するメッセージ性があるじゃないですか。じゃあ、僕が書けるリアルなことは何だろうって考えるようになってから、あ、日々感じたことを書くことかなって。だから、僕は壮大なことは書かずに、今日良いことがあったな、とか。イヤなことあったな、よし書くか。ってことの方が多いです。それをそのまま生身で描くんではなく、ファンタジー調で書いています。だから、歌詞の意味はパッとストレートに伝わらないと思うんですけど、聴く人によって各々の解釈で理解してもらえたら面白いと思っているんですよ。

ー楽曲はDaisukeさんが?
Daisuke:そうです。バンド自体は6年目なんですけど、前期後期で分けるとバンド自体のサウンドはだいぶ変わってきました。

ー「NO!」のタイミングで楽曲の曲イメージが変わった気がするのですが。
Tsubasa:「NO!」以降はそれこそDaisukeが。

Daisuke:その前もPaleduskの楽曲は少し制作していたんですけど、「NO!」以前は僕が加入する前のバンドの色を残しつつ、みんなの意見も取り入れて作曲をしていました。





ー今年の4月にリリースされたEP「HAPPY TALK」で、より楽曲の雰囲気が変わった感じがするのですが、意識したところはありますか?
Daisuke:あります。いきなり変なことするんじゃなくて、型を守った上で、型破りな表現を取り入れて、世界中で誰もやっていないサウンドを構築していき、自分たちのオリジナリティを出そうと考えて今のサウンドが出来上がっています。ハードコアバンドの要素も入れつつ、ポップバンドも好きだったからそういう要素も入れて。僕たちみたいなバンドは手を出さないような表現を楽曲に加えてって感じですね。

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ー今回の撮影場所であるショップ、PASS OVERはKaitoさんのSNSにもよく登場しますよね。お店との繋がりは?
Kaito:去年の12月、KEBOZってブランドのポップアップで服を買って。その翌日の名古屋でのライブで買った服を着てタグ付けして投稿したら、バンドマンがそういう風に服を着たっていうのが初めてだったらしくて、すぐにフォローしてくれたんです。で、もう1回、ポップアップに遊びに行って、KEBOZの人とすごく仲良くなりました。そのポップアップにPASS OVERの方が一緒に来ていて、恵比寿のスニーカーショップ、PASS OVERでKEBOZを扱っていることを知り、通うようになっていったんです。今ではKEBOZは自分たちのマーチでコラボして一緒に作ってもらったり、ルックに出演させてもらったりする仲ですね。ライブやMV撮影のときにKEBOZの服を着ているのは、そういう理由があります。

ーなるほど。Paleduskのファッションは良い意味でバンドマンらしくないというか、今のストリートシーンを見ている気がします。どちらかと言うとラッパーやスケーター寄りなスタイルですよね。
Kaito:この間、ライブのMCでも話したんですけど、バンドってカッコいい部分がいっぱいあるのに、ファッション的に遅れをとってるようにすごく見えるんですよね。ライブじゃ負けないって思うことがたくさんあるんですけど。ロックを聴かない人たちから見て、音もファッションスタイルもカッコよかったら、もっと世間的に注目されるはずなのにってすごい思っていて。まぁ、でも、シンプルにオレたちはファッションが好きだから、何がカッコいいかしっかり考えながら自分が着るものをセレクトするようにしています。1つ言えるのは、絶対にカッコいい格好をしていた方がライブが100%良くなるなってのはあります。

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世界に向けて自分たちの存在意義を証明していく

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ーでは、今後の目標や夢は?
Kaito:安易な言い方ですけどワールドツアーはやりたいですよね。それは最低限かつ今最大の目標。海外でツアーバスに乗ってツアーしてみたいなって。できるだろうとは思っているんですけど、世間的にコロナ禍の兼ね合いもあるので様子を見ながらですね。

Daisuke:自分はグラミー賞をPaleduskでとるのが夢です。ゴールじゃないですけど、1つの大きな目標として昔から掲げていて。それに向けてですかね。ジャンルとか色々あるんですけど、楽曲の分野で取れたらなって思ってます。今のオレらが、そんな大口を叩いてもって感じですけど、自分の昔からの目標なんで。そこはブレずにやってるつもりですし、そのつもりでPaleduskに加入しましたしね。

Tsubasa:僕は2つ目標があって。1つは憧れの新木場スタジオコーストの舞台でワンマンライブすることですね。というのもcoldrainの『EVOLVE』っていうDVDが大好きで何度も観ているんですが、その中の新木場スタジオコーストでのワンマンの映像がカッコ良くて、いつしか自分の目標になっていました。もう1つは、親孝行がしたいってことですね。音楽一家だったこともあって母親から色々音楽を教えてもらってきたので、両親をリスペクトしているんで、沖縄好きな親に一軒家を買ってあげられるくらい音楽で稼げたらなって思ってます。

Kaito:バンドとしての夢じゃなくてお前の夢じゃん(笑)。まぁ、いい話だけどさ。

Seiya:僕はもっと幕張メッセとか大きな会場でガンガンライブできるようになりたいですね。今、ドラムのビデオを撮っていて。それももっと活発化していきたいんですよね。具体的にはカバー動画を撮ってるんですけど、バンドとしての企画っていうか、ちゃんとPaleduskに関わるようなビデオを今後撮ってみたいですね。動画をガンガン上げていきたいです。

Daisuke:なんか、最後の動画の件だけ聞くとYouTuberみたいだな(笑)。

Kazuki:自分は音楽は性別も国籍も越えられるって信じてるんで、歌詞が英語でも感情がこもると、気持ちは伝わるって思うんです。それで、さっきKaitoがワールドツアーの話をしたと思うんですけど、実際に行ったとき、自分らはこういうことやっていて、あなたにこういうことを伝えていますよってことをライブを通して伝えていくバンドになりたいです。たくさん色んな人と出会って、全世界の人に証明というか存在意義を示したいです。ここにいるよっていうのを常に考えて伝えていきたいと思ってます。それが昔から変わっていない目標ですね。

ーありがとうございます。最後に、バンドのインフォがあればお願いします。
Kaito:直近でしたら、アルバムの制作に取り掛かろうと思っています。バンドの運命を変える瞬間はやっぱりアルバムじゃないですか。どんなバンドでも「名盤はなに?」って話題でEPは出てこないし。これがPaleduskだぞってアルバムを出して、それを世界中に持っていけたらいいなと思っています。あと、やっぱり、日本を代表するようなバンドになっていきたいですね。バンドってカッコいいよねってことを、自分たちから世間に伝えてムーブメントにしていきたいと思うし、オレらより下の世代の子に影響を与えて、さらにカッコいいバンドが出てきたりするようになってくれたら素晴らしいことだと思っています。

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