ROAD OF SATANIC CARNIVAL 2021 Document #04 -OUR WILL-
Report:Ryo Tajima(DMRT)
Photography:Ryo Kuzuma
そう開催宣言を発表してから、時間は矢のように過ぎ去っていった。
5月、早くも開催まで2週間をきった今日この頃、抱え込んでいた頭は前を向き、
その視線は山梨県は富士吉田市の方角を向いている。
眼光鋭き、この漢。そう、SATANIC CARNIVALプロデューサー、I.S.Oである。
ーやるぞ、SATANIC CARNIVAL 2021ー
これは、そんなイベントプロデューサーと、それを取り巻く人々や事象をドキュメントする。
いよいよSATANIC CARNIVAL 2021開催の6月5、6日も間近。
タイムテーブルの発表からオフィシャルグッズやコラボアイテムなどなど、イベントに関わる情報が次々に発表され『ぬぅん、いよいよ本番である!!』といった空気が運営本部、並びに関わっている人々の間に流れまくっている。色んな意味で震えが止まらない人も一部いるようだ。
世間では、まん延防止等重点措置(マンボウ)に始まり、今も緊急事態宣言が発令されている地域がある。2020年の同時期と比べ、コロナ禍を巡る状況は一進一退を繰り返しているが、良い方向を向いて進み続けていると信じたい。例え、それが小さな歩みであっても。
音楽シーンを見渡してみれば、GWには大型ミュージックフェスが予定通り開催され、この時代におけるフェスの形を1つ提示して見せた。と、同時に残念ながら中止になっていくイベントやフェスも少なからず存在する。
こうなってくると、ご来場予定の皆々様も特にそうだろうが『本当にやれるのか? SATANIC CARNIVAL 2021』と思っている方々も大勢いるだろう。
そこんとこについて、だ。
今の見解を含め、現在、運営本部がどのように考えているのかをざっくり記しておきたいと思う。
それと、SATANIC CARNIVAL 2021に来場するにあたって、是非こんな風に楽しんでほしいという切なる思いもあるので、合わせてご紹介させてほしい。
さて、単刀直入にどうなのだ、やれるのか、SATANIC CARNIVAL 2021。
「今も開催に向けて粛々と準備を進めています。色々と厳しい状況なので、人によっては諸々の事象を混同して考えてしまわれる部分もあるとは思うのですが、SATANIC CARNIVAL 2021を開催する富士急ハイランド・コニファーフォレストがある山梨県は、今、緊急事態宣言やマンボウの対象地域ではありません。当然、イベントに対する自粛要請も出ていません。中止しなくてはいけない状況ではないから、変わらず感染予防対策などを引き締めたうえで開催に向けて進んでいます」とI.S.O。
「現状を踏まえたうえで、人が生活を営むうえで許されている活動があります。その中で何を選び、どう行動するのかについては開催宣言を発表するときに判断・決意しています」。
開催宣言を発表したのは3月下旬。そのときに、SATANIC CARNIVAL 2021開催に向けたロジカルな考えについては、I.S.Oをはじめ、運営本部の方でまとまっている。それに基づいて、本日も準備を鋭意進行中ということ。
ひとまず、何かフェスやイベントが直近で中止になったから、足並みを揃えてサタニックも中止にしますだとか、それに準拠した意思決定を安易にするようなことはない。というか、そんな簡単にやるとか、やらないとか、パッと決められるようなものではない。このドキュメントでもお伝えしてきたように、本当に数多くの人が開催を前提に全力で携わっているのだから。
さて、そんな準備の一環として1つ、こんな風にSATANIC CARNIVAL 2021を楽しんでいただけたらどう? というお話がある。それが、SATANIC HOODS BANDANA aka バンダナである。
このバンダナはSATANIC ENT.会員先行でチケットを購入してくれた人に無料配布されるシロモノだ。開催当日、入場ゲートのところに配布専用のブースが作られるので、そこでもらって会場でつけていただきたい、というもの。なんで、このバンダナを急遽配布することに決めたのか。
「この状況下でもライブがあって、遊びに行った人が写真をSNSにアップしたりするじゃないですか。今やマスクはどんな状況でも外せないアイテムなので、集合写真にしても、みんながマスクをして撮影している様子をみて、何かできないかな? って思っていたんです。マスクを取ることができないという状況を逆手にとって、そこで何かカッコつける手段があるんじゃないかと考えていたときに、マスクのうえにバンダナを巻いて写真を撮ったりできたら、マスクをつけなきゃいけなくても、楽しむことができるんじゃないかと思って。バンダナを顔に巻いたキッズの写真が、SNSにいっぱい出てきたら面白じゃないですか。インスパイアを受けたのはリアルなストリートカルチャーから、です」。
クルー撮影をするときに諸々の事情で顔をバンダナで隠すという文化は昔から存在する。最初は隠さねばならないという止むを得ない事情から、そうしていたのであろうが、次第にファッションとして認知され、今ではアクセサリー的な意味合いでバンダナを顔に巻く人もいるだろう。
「こういう提案はサタニックならではのものだと思いますし、せっかく写真を撮るならカッコつけてもいいんじゃないかなって。少しでもサタニックの現場を楽しんでもらいたいですからね。お客さんと一緒に1つの企画的なことができたら面白いんじゃないかな、と。このアイディアに来てくれるみんなが乗っかってくれたら嬉しいですね」。
もちろん、マスクのうえにバンダナを付け続けていなくてもいい。正直苦しいので。バンダナの巻き方も様々な作法や流儀があるわけなので、腕や頭に巻いたりして個性を活かして身につけても楽しめると思う。
ちなみに、サタニックの当日、6月5、6日間は事後に配信されるイベントレポートeBOOK掲載用にスナップ部隊 aka SATANIC SNAP SQUADが出動するので、声をかけられたら、バンダナをビシっと巻いて是非スナップ撮影にご協力いただきたい。この際だから先に決めさせていただくと、バンダナを巻いて撮影した写真を自身のSNSにアップするのであれば、ハッシュタグは2つ。#サタニック と #フッズ だ。その2つでつぶやいたりポストしてくれた人には何か良いことがある、かもしれない。
「今年配布するのは黒なので、黒ギャンってことで、次回があるなら赤ギャン、青ギャン……と、IWGP的な展開にもなっていくかもしれませんよ? 数年後に黒バンダナをしているだけで、なるほど、初代黒ギャンの2021年の人たちね。じゃあ赤ギャンだから2022年の人ねって感じになっていったら面白いじゃないですか。予定は未定ですけど」。
とのこと。
つまり、このSATANIC HOODS BANDANA aka バンダナはコロナ禍における洒落である。完全に非売品なので楽しみの1つとして、サタニックの遊び心を受け止めていただきたい。現代、マスク姿で写真に映らなくて済むってのは大きなポイントではないだろうか。
さて、繰り返しになるがSATANIC CARNIVAL 2021は開催間近。ライブはもちろん、それ以外にも楽しめる要素を考えながら、着々と準備を進めている。
音楽業界はソーシャルディスタンスを守った会場作りや運営、感染防止対策を徹底した行動を取り、2020年から多数の実績を作ってきている。時代に合わせて取り組んできた前提条件の上で、SATANIC CARNIVAL 2021は粛々と準備を進めている。開催に向けて迷わずやれることをやって実現させる。
「今はサタニックに限らず、音楽業界が一丸となって、どうにかイベントを開催してきている現状があるので、今年は飲酒喫煙が全面禁止になります。そこはご納得いただきつつ、来てくれる人にもちょっと力を貸してほしいですね。SATANIC CARNIVAL 2021以降もイベントは続いていくし、簡単にフェスやイベント、ライブがなくなってしまう時代だから、1個1個の機会が本当に貴重なものです。そのことも頭の中に置いといてくれたら。忘れられない日になるように引き続き準備を進めていきたいと思います」。
I.S.O と レポーター(顔出しNGのリアルな人)
こんな風にマスクの上から巻いて撮影してね!?
? #サタニック #フッズ
~今回のドキュメントでわかったこと~
① 本日も開催に向けて粛々と準備中!!
② SATANIC HOODS BANDANA aka バンダナをSATANIC ENT.会員先行でチケットを購入した人にプレゼント
③ 楽しむ準備を万全に整えよ
ROAD OF SATANIC CARNIVAL 2021 は随時、開催に向けた準備をドキュメントとして配信予定。
Believe in SATANIC CARNIVAL 2021!!
ARCHIVES
ROAD OF SATANIC CARNIVAL 2021 Document Final for 202106050606
ROAD OF SATANIC CARNIVAL 2021 Document #04 -OUR WILL-
ROAD OF SATANIC CARNIVAL 2021 Document #03 -ABOUT OPERATION-
ROAD OF SATANIC CARNIVAL 2021 Document #02 -BOOKING-
ROAD OF SATANIC CARNIVAL 2021 - Document #01