INTERVIEW

OLEDICKFOGGY "POPs" INTERVIEW!!

Interview by Tomoo Yamaguchi
Photo by Chabo

 

 

やっかみですよね。ただの(笑)。

「奏でる音色は極悪フォーク、溢れる煮汁はパンクの魂。ダーティ・ラスティック・ストンプ! ! !」とバンド自ら謳っているから、こんなことを書いたら営業妨害になるだろうか。12月18日に最新ミニ・アルバム『POPs』をリリースするOLEDICKFOGGYを代表して、今回、伊藤雄和(Vo、Mandolin)と大川順堂(Dr、Cho)に話を聞かせてもらった筆者の印象は、なんてチャーミングな人たちなんだ!だった。
時折、ジョークを交え、インタビュアーを煙に巻こうとするのは、照れ隠しなのか、自分たちのことを声高に語るのはみっともないと考えているからなのか、いずれにせよ、コワモテに滲む繊細さと謙虚さ、そしてセンス・オブ・ユーモアは、彼らと初対面の筆者にはとても魅力的に映ったのだった。彼らのファンは何を今さらと思うかもしれないが、OLEDICKFOGGYの音楽がじわじわと支持者を増やし続けているのは、楽曲のユニークもさることながら、そんな人としての魅力がそれこそ煮汁のように染みているからに違いない。
ダンサブルなアンセムからメランコリックなバラード、そしてタイの伝統楽器を使ったエキゾチックなものまで、ダーティ・ラスティック・ストンプの一言に収まりきらないバラエティに富んだ全6曲が揃った『POPs』もまた、全曲の歌詞を手掛ける伊藤のさまざまな心の動きが反映され、聴きどころとなっている(挑戦的に思えて、そこに哀感が滲むところがなんとも!)。
バンドはターニングポイントを迎えるタイミングで、これまで以上に解き放たれているようだ。メンバー自身も『POPs』の出来に大きな手応えを感じている。


――ウッド・ベースのTAKEさんが来年の3月いっぱいで、病気療養のためバンドからいったん離れることになったわけですけど、それをきっかけにこれからのことも含め、バンドの取り組み方について考えたんじゃないでしょうか?

伊藤:TAKEが最後のオリジナル・メンバーですからね。でも、新しいベーシストを迎えて、現在のメンバーが最強だと思わなきゃ進んでいけないですから。ウッド・ベースじゃなくて、エレキ・ベースで探しているんですよ。もちろん、曲によっては、ウッド・ベースもできたらいいんですけどね。でも、エレベになると、音の重さとか厚みとかも変わってくるだろうし、エレベじゃなきゃできなかったこともあるだろうし。

大川:最近やっている曲の中には、エレベでやったほうがいいんじゃないかなってものも多いんですよ。

伊藤:機材車が広くなっていいなってちょっと思ってるんですけどね(笑)。

大川:人間1人分ぐらいスペースが空きますからね。

――ああ、ウッド・ベースがエレキ・ベースになると。

伊藤:でも、その分、物販が増える可能性もあるか(笑)。

――さて、12月18日にリリースする1年9か月ぶりの新作は、『POPs』というタイトルからも、ジャケットのアートワークからも、やってやるぜ、物議を醸してやるぞという意気込みが伝わってきますね。

伊藤:いわゆるポップスを茶化すつもりで、いつかタイトルに使いたいと思ってたんです。大文字のPOPに小文字のsで検索すると、環境省のホームページに行くんですけど、実は『POPs』って、Persistent Organic Pollutants=残留性有機汚染物質っていう意味があって。

大川:たまたまなんですけどね。

伊藤:どれだけ生活を改めたって、きれいな音楽をやろうとしても、昔、聴いていたパンクやハードコアは抜けないし、人はそんなに変わらないんだよって。まぁ、後付けではあるんですけど。

大川:セルアウトしようとしても出ちゃうってことだよね。

伊藤:それとポピュラー・ミュージックの別の面も出せたらなと思って。たとえば、大人がいろいろ悪いことをしてるとか。

大川:変な性癖を持ってたりとか(笑)。

伊藤:世間を騒がせたじゃないですか。アイドルの経営側の話とかが。だから、わたせせいぞう風のジャケットも、よく見ると、キノコ雲だったり、原発だったり、平和の象徴である鳩が飛んでいってしまったり、爽やかさの中には絶対、そういうものが含まれているんだっていうふうになりましたね。

 


――ポップスを茶化すつもりでとおっしゃっていましたけど、ポピュラー・ミュージックに物申したい気持ちが前からあったということですか?

伊藤:物申したいと言うか、「なんで、こんなのが売れてるんだろうね」って話をよくするんですよ。でも、結局、「理解できない俺たちが悪いんだ」ってところに落ち着くんです。だから、やっかみですよね。ただの(笑)。

大川:いいな。あいつら売れててっていうね。ハハハ。

――たとえば、誰の、どの曲を聴いて、なんでこんなのが売れてるんだろうねって思うんですか?

大川:最近、何かあったっけ?

伊藤:いやぁ、それは言わないほうがいい(笑)。

――6曲目の「日々がゆく」の《抜け出せないのは 勇気がないから? 違うその逆さ お前らがいるから》という歌詞には、今いるところからポピュラーな世界に抜け出したいという気持ちが込められているんですか?

伊藤:音楽だけのことを言っているわけじゃないですけどね。今いる状況は自分で招いているわけだし、でも、好きだからここにいるし。もっと他の道もあったんじゃないかって考えても遅くて、でも、大丈夫だよっていう。きっと、そんな人はたくさんいるんだろうなと思って。

――でも、バンドの状況は年々、良くなってきているじゃないですか?

伊藤:そうですね。最近、良くなってきましたけどね。

――どうですか? 『POPs』を完成させて、どんな手応えがありますか?

伊藤:いいと思いますよ。かなり。

大川:うん。

伊藤:ミニ・アルバムは『POPs』で3枚目なんですけど、前のミニ・アルバム(『凡テ奈落ノ代理サマ』)が……

大川:ミニ・アルバムだと、遊べると言うか、かなり自由に作れると言うか、6曲だからバラエティに富んでたほうがいいんじゃないか……

伊藤:って言って、前回のミニアルバムはまとまりのないアルバムになっちゃったんで。いや、すごく好きなんですけどね。

 

 


――今回もバラエティに富んだ6曲が収録されていますが。

伊藤: 6曲だとちょっと難しいですよね。やっぱり12曲ぐらいないと。ライヴもそうだけど、6曲でバンドの感じを出すのはちょっとって思うんですけど、今回はそれでもいい感じになっている。そういう意味では、成長したんじゃないですか。

大川:うまくなってんなって(笑)。エンジニアが『グッド・バイ』からやってもらっている人で、今回で3枚目なんです。だから、けっこういい感じで通じ合っている。理解してくれるんです。今回はマスタリングもその人にやってもらったんで、いいですね。わかってくれてるから。

マネージャー:あと今作は事前にプリプロやったじゃん。

大川:そうか、それもある。プリプロって今までやったことなかったんですよ。何の意味があるんだろうと思ってたから。

伊藤:うん。

大川:お金がもったいないじゃんって(笑)。

--やってみていかがでしたか?

大川:ヒロ君(伊藤)がやっぱり……

伊藤:俺は楽でしたね。最初に鼻歌で、歌はこんな感じかなって、その場で歌詞を書きながら入れたんですよ。だから、かなりスムーズに予定通りにできましたね。

大川:僕らもオケ録りの時に仮歌が入っていると、その歌を邪魔しないところに演奏を持っていくとかできるから、そういうところは作りやすかったですね。

 

 


――今回、全6曲中、伊藤さんの作詞・作曲が2曲、他の4曲はメンバーの作曲ですが、 ご自分が書いた曲とメンバーが書いた曲に歌詞を乗せるのでは、何か違いはありますか?

伊藤:一緒ですよ。同じくらい時間がかかる。自分が歌わない時は簡単なんですけどね。たとえば、よっちゃん(yossuxi /Accordion、Key、Cho)が歌う時は、女の子っぽい歌詞を書くわけですけど、それは楽なんですよ。

大川:すっげえスピードで書いてたもんね。どんどん湧いて出てくる。

伊藤:でも、自分が歌うとなると、6時間ぐらいかかる。1曲書き上げるのに。

――歌詞は普段から書き溜めているんですか?

伊藤:書いてますね。携帯に入れてるんですよ、メモで。で、制作が始まると、そのメモを、全部、ノートにペンで書き直して、それを見ながら、いろいろ想像を膨らませるんです。

――なぜ、ノートに書き直すんですか?

伊藤:携帯だと画面をスクロールしないといけないけど、ノートだったら、こうやれば(ページをめくるジェスチャー)全体が見えるじゃないですか。それに活字になっていると、いい感じの文章に思えるんですよね。

――ああ、なるほど。

伊藤:汚い字で書いてあってもいい感じに思えるような歌詞を書かないと。

――今回、この歌詞は自分でもよく書けたと思える曲を挙げるとしたら?

伊藤:「不毛な錯覚」は、よく書けたかな。

――伊藤さんが普段思っていることをそのまま書いたと言うよりは、ファンキ―な曲調も含め、歌謡曲を作ろうとしたんじゃないかなと想像しました。

伊藤:そうなんですよ。

--え、そうなんですか?(笑)

伊藤:《窓越しでみた 冬の空》という歌いだしの歌詞とメロディーが最初に浮かんでいて、12月発売だからぴったりだと思ったんです。実は、今まで季節に合った歌詞ってなかったんですよね。それはなぜかと言うと、CDを出すタイミングと曲を作るタイミングが違ったんですよ、いつも。

大川:昔はそこまでCDのリリース日がきっちり決まってなかったんだよ。だから、1stアルバムの『繁栄とその周辺』に入っている「街の灯が揺れる」は冬の歌だけど、出したのは春とか、夏とかだったじゃん。

伊藤:今回も冬だから悲しい歌を歌おうと思って。悲しい歌を作る傾向にあるんですよ、俺は。それで、なんとか感動させてやろうかなと思いながら書いてたんですけど、段々エロい感じになってきちゃいましたね(笑)。

大川:インポの人の話じゃないの?

伊藤:そうね。

--そうなんですか?

伊藤:《If you’ve got a spark of manhood》は、あなたの息子が機能するならねってことですから。

――なるほど、そういう訳になるんですね(笑)。

伊藤:《試してみるかい マイレディ》なんて生意気なことを言ってるんですけど、いや、あんたの男性自身がちゃんとしてるならねって最後に言われる悲しい歌なんです(笑)。

――《窓越しでみた 冬の空》から、どうしてそんな話になっていっちゃったんでしょうか?

大川:曲調じゃないの? 元々、バブルガム・ブラザーズ的なね。

伊藤:「WON'T BE LONG」と村下孝蔵の「初恋」を合わせたような曲にしようって。結局、全然違うなってなりましたけど。

――個人的には、伊藤さんの素直な気持ちのように聴こえる「日々がゆく」がすごくいいと思いましたが。

伊藤:あ、そうですか。これもいいですよね。よく書けたと思います。 &page:& # SHANKに足を向けて寝られない(笑)。

――《誰かに向けた幾つものメロディー かき消されてゆくこの街の輝きに》の《幾つものメロディー》は、OLEDICKFOGGYの曲のことなのかなと思うのですが、《かき消されてゆく》と感じることがあるわけですか?

伊藤:そうですねぇ(苦笑)。一番印象に残っているのは、SHANKと初めてツーマンした時の……

大川:ハハハハ。

伊藤:お客さんに何も伝わらかなかった感と言うか、ソールドアウトした会場に我々が出ていって、微動だにしないフロアを見た時の……

大川:京都MUSE だったよね。

伊藤:無音にかき消されるという。俺たちのメロディーをかき消すには音なんて要らない……それくらいの圧力を感じましたね。あの時はちょっと辛かったけど、それから何回もSHANKとやるようになったんですよ。もうちょっとがんばろう!ここで折れたら負けだ!と思って(笑)。きっと何人かは、いいと思ってくれたけど、周りも静かだから……

大川:あまり騒げないみたいなね。

 

 


――2曲目の「春を待つように」がMVになるそうですが、普通に考えると、バンドのステートメントにも聴こえる1曲目の「Grave New World」のMVを作って、リード曲にするんじゃないか、と。メランコリックな「春を待つように」をMVにしたのは、どんな考えからだったんですか?

伊藤:今までバラードのMVがなかったんですよ。

大川:もちろん、曲もすごくいい感じに仕上がったっていうのもありますけど、それだよね。

伊藤: TAKEが抜けるから、そういう歌に聴こえるんじゃないかなとも思って、なんかいいかなと思いました。

――曲がいい感じに仕上がったというのは、たとえば、どんなところが?

大川:メロディーと歌詞はヒロ君が作っているから、さすがだなって感じなんですけど、それに合うオケがちゃんと周りの雰囲気も含め、録れたんじゃないかな。バラードなんだけど、サビがちゃんと盛り上がるバランスもすごくいいし、そのサビもサビ1、サビ2って続く感じは、これまでなかったからおもしろいと思うし。

 

 


伊藤:スージー(E.Gt、A.Gt、Cho)が曲を作ってきたとき、これ、歌いたい!と思うくらいイントロからいいなと思ったんですよ。

大川:プリプロの時、さらさらとメロディーが出てきたもんね。

――《弱音を吐いたあの夜は 背中を押して欲しくて》と思ったことがあったんですか?

伊藤:そりゃありますよ。

大川:SHANKの時とかでしょ?(笑)

伊藤:それとか、京都大作戦の時とかね。初めてなんだから、普通、(ステージは)小さいほうだと思うじゃないですか。そしたら大きいほうだったっていう。会場に着いて、まだお客さんが入っていないステージを見た時は、楽勝じゃんと思ったんですけどね。俺たちの前がHEY-SMITHで。

大川:異常に盛り上がってたよね。

伊藤:それを見て、「一回みんな集まろう」って。だって、セッティングしている時は、2万人ぐらい集まるところに誰もいなかったんですよ(笑)。演奏し始めたら、それなりに集まりましたけどね。でも、それがきっかけでみんな知ってくれた。あれからですね、メロディックパンクの人たちとやることが増えたのは。

――バンドの状況が良くなって、大きなフェスティバルから声が掛かるようになったらなったで、そういうタフな状況に直面することもある、と。

大川:でも、京都大作戦のあと、大きなところで何回かやりましたけど、だいぶ慣れたと言うか、最初があれだったから、あとは大体、大丈夫みたいな気持ちにはなりましたね。

伊藤:コール&レスポンスができないんですよ。

大川:やったことないじゃん。

伊藤:だって、レスポンスが返ってこなかったらどうしようって思うから(笑)。

 

 


――そもそも、コール&レスポンスをやりたいと思うタイプではないんじゃないですか?

伊藤:そうですけど、成功した時の気持ち良さをまだ知らないから(笑)。

大川:成功したらちょくちょくやるかもしれない(笑)。

伊藤:これ(手拍子)もやったことないですからね。

大川:(四條)未来(5string banjo)が京都大作戦で急にやったんだよね。そしたらけっこうやってくれてたよ。

伊藤:それを見て、やっても大丈夫なんだと思った(笑)。

――じゃあ、いつかコール&レスポンスをやる日が来るかもしれない?

大川:俺たちのワンマンみたいに敵がいないところでやったら成功するんじゃない?

伊藤:でも、そこで失敗したら俺はもう立ち直れない(笑)。

大川:そういうことか(笑)。

伊藤:ピック投げるのも最近やっと、ちょっと恥ずかしいけど、やるようになったんですよ。

大川:投げてる?

伊藤:投げてるんだけど、落ちてるんだよね、けっこう(苦笑)。で、スタッフの人が拾って持ってきてくれるんです。「これ、落ちてたんで」って。発見できないから落ちてるんだって俺は信じてるけど(笑)。

――ところで、1曲目の「Grave New World」の《掘り起こせ 愛の限り》というのは、明らかにバンドのステートメントですよね?

伊藤:最初に思いついたのは、《セメタリー》って言葉で、《君をセメタリー セメラレタリー》っていいねってところから始まっているんです(笑)。だから、最初からテーマがあったわけではないんですけど、世界平和について歌っているんです。

――《脆過ぎたのか この世界の絆 取り戻せ その時がきた》と歌っていますね。

伊藤:世界と言うか、それは友人関係だったりもするし、家族だったりもするし、恋人同士だったりもするし、そういう意味で世界と言っているんです。だからタイトルもそういう感じで、はい(照)。

――歌詞の幅広さも聴きどころですね。

伊藤:そう思います。歌詞はかなり時間か掛かってますからね。

――今回、バンドとして新たな挑戦はありましたか?

伊藤:プリプロが一番でかいかな。

大川:Phinは?

伊藤:ああ、そうだね。Phinというタイの楽器を使っているんですよ。「WHY」という曲で。

大川:「WHY」もいいよね。前作の『Gerato』のツアーの時にそこに入っている曲を、途中からPhinでやってみようってライヴで使い始めたんですよ。で、今回、ミニ・アルバムを作ることになったとき、Phinの曲を入れたほうがいいんじゃないかってなって。

伊藤:「WHY」はプリプロと全然違うんですけどね。

大川:歌詞もメロディーもね。プリプロで録ったやつも良かったんですけどね。

伊藤:最初は歌詞も歌い回しも江戸みたいな感じだったんですよ。そしたらTHE CHERRY COKE$の「火華~HIBANA~」という曲がそんな感じだったから、「変えて良かった。そのまま出していたらもろかぶりしてた」って(笑)。

大川:でも、作ってた時は、チェリコの、その曲は全然知らなかったんですけどね。

――それでタイっぽいアレンジになった、と。

大川:ドラムも最初、録ったものにタイっぽさを出すためにタイのモーラムって伝統音楽っぽいズタズタズタっていうのを後から重ねて、そっちがメインになるようにしたんですよ。あと、4曲目の「レインコート」はスージーが書いたんですけど、変拍子っぽいのは初めてなんじゃないかな。

――さて、そんな『POPs』をひっさげた「POPs TOUR 2020」が来年の1月11日から始まりますが、3月21日のツアー・ファイナルが新宿LOFTというのは、前回のファイナルが日比谷野外大音楽堂だったことを考えると、敢えてなんですよね?

伊藤:新宿LOFT、まだソールドアウトしたことないんです。今度はソールドアウトできるかもなんて思いながら、いつももうちょっと大きなところでやっちゃうんで、そうやってソールドアウトしていない会場がどんどん増えていってる。だから1個ずつ倒していかないと。

――でも、余裕ですよね?

伊藤:いやぁ、どうかなぁ(笑)。

マネージャー:でも、渋谷TSUTAYA O-WEST、ソールドアウトしてるからね。あそこも同じキャパなんだよ。

伊藤:ゲスト300人ぐらいいましたよね。

マネージャー:そんなにいないいない(笑)。

伊藤:新宿LOFT、大阪、名古屋とかはもちろんですけど、新潟、仙台、福岡なども全てソールドアウトにしたいですね。仙台はSHANKと行った時はソールドアウトでしたけどね(笑)。SHANKとは5回くらいやっているんで、だいぶお客さんもわかってきた。

大川:SHANKのファンも来るもんね。俺たちのライヴに。

伊藤:SHANKに足を向けて寝られない(笑)。

 

 


――最後にツアーの意気込みを聞かせてください。

伊藤:今回、ほぼワンマンなんです。ワンマン連チャンって初めてなんで、大丈夫かな。ちゃんと体調管理に気を付けて、あんまり遊ばないようにしないと。でも、ライヴが終わって、部屋に1人で戻っても興奮してるから寝られないんですよ。結局、海外ドラマを見て、朝になるんですよね(笑)。

――大川さんはいかがですか?

大川:TAKEがとりあえず今度のツアーで最後なので……

伊藤:TAKEを見ながらやろうか。

大川:気持ち悪いでしょ、急に(笑)。

伊藤:打ち上げもTAKEが好きな物を食べられる店にしてあげてね。

大川:お酒飲めないから。

伊藤:シェイキーズでいいんじゃない?(笑)

大川: 2月15日の岡山県津山のK2は、昔から行っているハコなんですけど、移転するらしく、今あるところがなくなっちゃうんですよ。けっこう思い出深いハコなので、最後に行けるのも楽しみだし、すでに三重四日市など、ソールドアウトしているところもあるので楽しみですね。

伊藤:あ、ハニートラップに気を付けないと。

――ハニートラップですか?(笑)

伊藤:はい。俺たち、すぐ引っ掛かりますからね。リヴェンジ・ポルノなんてされたら困っちゃうんで、そこだけは気を付けないと(笑)

 

 






 

“POPs”
01. Grave New World
02. 春を待つように
03. WHY
04. レインコート
05. 不毛な錯覚
06. 日々がゆく

Diwphalanx Records / PX350 / ¥2,273+Tax

OLEDICKFOGGY "POPs TOUR 2020"
1月11日(土)静岡 沼津POCO(ワンマン)
1月19日(日)高知 CARAVAN SARY
1月25日(土)埼玉 熊谷HEAVEN'S ROCK VJ-1
1月26日(日)群馬 高崎CLUB FLEEZ(ワンマン)
2月01日(土)新潟 GOLDEN PIGS BLACK(ワンマン)
2月02日(日)宮城 仙台ENN 2ND(ワンマン)
2月08日(土)広島 CONQUEST(ワンマン)
2月09日(日)兵庫 神戸太陽と虎(ワンマン)
2月11日(祝)東京 新代田FEVER
2月15日(土)岡山 津山K2
2月16日(日)大阪 心斎橋CONPASS
2月22日(土)福岡 博多QUEBLICK(ワンマン)
2月23日(日)三重 四日市CLUB CHAOS(ワンマン)
3月01日(日)愛知 名古屋CLUB UP SET(ワンマン)
3月07日(土)大阪 心斎橋BRONZE(ワンマン)
3月21日(土)東京 新宿LOFT(ワンマン / TOUR FINAL)




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