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ROCK CLASSICS SELECIONS Vol.09 selected by SENTA

この世に数多溢れる名盤と呼ばれる音源の数々。このシーンにおいても、そんなキラキラ金ピカのままに輝き続けるロックのクラシックが存在するわけです。この連載企画"ROCK CLASSICS SELECTIONS"では、現在のシーンに繋がるパンク、ロック、ラウドの名盤を各セレクターにピックアップしてもらい、セレクターの思いと共にお届けしたい。このシーンが好きでCDショップやサブスクでもっとディグりたい! というアナタに捧げる名盤特集。最高のロックエクスペリエンスをどうぞ!
第9回目のセレクターはNUMBのVO. ETERNAL B のGu. Sentaによるセレクション。NYHCの歴史的コンピをピックアップ。

Select ROCK CLASSICS

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V.A. "NEW YORK'S HARDEST" (1995)

Recommend by Senta

なんとこのコラム3回目!

NUMBのVO、ETERNAL BのGu、Sentaです。

本当にしつこいタフガイ、コロナウィルスに本当飽きてきましたが、やはりまだまだ予断を許さない状況ですね。引き続き手洗い、ウガイ、除菌は徹底していきましょう。

さて、この度紹介するのは1995年 IJT RECORDSより発売された ニューヨークハードコアのコンピレーション"New York's Hardest"。

巷で話題のジョナ・ヒル監督映画『mid90s』。90's中期のカルチャー、ファッション、音楽が背景の映画なのですが、 まさにそのmid90sど真ん中に、このコンピレーションはリリースされ、パンクやメタル、HIPHOP的な要素、若手からベテラン、さらに人種の壁を超えて、ニューヨークハードコアの多様性、オリジナリティーを全世界に示しました。

自分ももちろんリアルタイムで体感しました。今回はそのバンド達を紹介します。
Vision Of Disorder
ロングアイランドニューヨークのハードコア/メタルバンド。メタリックなリフにグルーヴィーなリズム。様々なテンポ、シャウトや歌メロを自由自在に操るハードコアファンタジスタ。
この後にロードランナーレコードと契約し、ご存知だと思いますがビッグバンドへと変貌します。




Bulldoze
ニューヨーク/ニュージャージー発、ご存知ビートダウンの祖。ブレークパートで極端にBPMを落とす手法"ビートダウン"は、現在1つのジャンルとして扱われるまでに大きくなりました。
Vo、Kev-Oneの武勇伝含めタフガイハードモッシャー達の神的存在。実は当時このバンドが大好きすぎてKev-Oneと文通経験あり(笑)。


Fahrenheit451
ブロンクスニューヨーク発。メンバーが様々な人種で構成されブラックミュージックに通ずる独特なグルーヴ、リズムにラッピンなボーカルがのる。
日本でいうミクスチャーとは、また違うBad BrainsやBurnに通ずる、あくまでハードコアなアプローチなサウンド。めちゃくちゃB-Boy styleなルックスは当時かなり影響受けました(笑)。




25 Ta Life
ニューヨーク/ニュージャージー発、ブルータルハードコアの第一人者。Vo、Rick Ta Lifeのドレッドヘアに前身タトゥー、ボディーピアスなルックス。そして、独特なスピットやデス声を使った歌唱方はかなりのインパクトを与えてくれました(笑)。当時モノマネする人沢山いましたね(笑)。楽器隊がDMIZEのメンバーということもポイント。

UxB
ニューヨークハードコア レジェンド、Agnostic FrontのVo、RogerとNYHCバンドを数多くプロデュースしてるSalのプロジェクトバンド。
ストレートアップなハードコアサウンドを聴かせてくれます。当時Agnostic Frontが解散していたので、久々Rogerの健在っぷりを確認できる音源でした。 確認できる音源や映像ないので、Agnostic Frontの映像をどうぞ。


Skarhead
クイーンズ/ブルックリンニューヨーク発、ニューヨークハードコアオールスターズ。VoはCrown ThornzのEzecとDMS crew(NYのハードコアクルー)のメンバー達がサイドボーカルを務める複数ボーカルスタイル。初期ソングライティングはBREAKDOWNのMike Dijan。リフの音階が独創的なのが特徴的。


Full Contact
ブルックリンニューヨーク発。MerauderのVoジョージがMerauderをやる前に組んでいたバンド。スロウでヘヴィー、そしてシンセサイザーも使用するオリジナルスタイル。最初に聴いたときの「なんだ、こりゃ?」感はかなり強めでしたが、今聴くとクセになります(笑)。
確認できる音源や映像ないのでMerauderの映像をどうぞ。


以上7バンド2曲づつ合計14曲。
このコンピレーションに関わりのあるバンドや人物達は、この後ニューヨークハードコアシーンだけに留まらず、大きな存在となっていきます。
現在も世界的なハードコア・アイコンとして君臨してる方々多数います。
この中からVOD、25 Ta Life、Skarheadは来日して日本のキッズ達にもかなり影響を与えましたね。

インナースリーブのバンドロゴなんかはゴリゴリのグラフィティスタイル。ルックスは90's感満載のダボダボスタイル。この頃ハードなモッシュも本格的になりました。その辺りのカルチャーに興味ある現代っ子達も是非ググッてほしいす。

「個人的に影響を受けたバンドは何ですか?」と聞かれる機会が多々あるのですが「多すぎて説明するのが無理だからこのコンピレーションを聴いて」と答えます(笑)。

現在ハードコアシーンの礎的なコンピレーションアルバム。
現在廃盤なので手に入れることは難しいですが、見つけたら是非ゲットしてみて下さい。

余談ですが
先日開催した「2020.7.6 NUMB配信ライブBenefit show for 新宿アンチノック」のダイジェスト & NUMBメンバーインタビューがYoutubeにアップされています。
メンバー全員で新宿アンチノックにまつわるレアなエピソード等を語っている内容です(笑)。
90'sのお話も多少出てきますのでお時間ある方は是非。


Selecter's Profile senta


SENTA
東京を代表するハードコアバンドと言えばの2バンド、NUMBとEternal Bに在籍。NUMBではボーカルをEternal Bではギターを担当しているレジェンド。MERCHDIGを公言しているほどのマーチディガー、つまり、めちゃくちゃバンドTシャツのアーカイブを持っている。

https://www.instagram.com/senta76/
https://twitter.com/numb_thc



いかがでしたでしょうか、今回の"ROCK CLASSICS SELECTIONS"。NYHCの数々のレジェンドについて知ることができる非常に貴重なコラムです。熟読してくださいませ。

それでは、次回もお楽しみに!!

ROCK CLASSICS SELECIONS ARCHIVE

Vol.08 selected by BONE$ aka Shuhei Dohi - Korn “Korn”(1994)
Vol.07 selected by TAISHI IWAMI - Jet "Get Born"(2003)
Vol.06 selected by SENTA from NUMB - Madball “Set It Off”(1994)
Vol.05 selected by TAISHI IWAMI-GREEN DAY “Dookie”(1994)
Vol.04 selected by BONE$ aka Shuhei Dohi - blink-182 “Enema Of The State”(1999)
Vol.03 selected by SENTA from NUMB - HATEBREED / Satisfaction Is the Death of Desire (1997)
Vol.02 selected by TAISHI IWAMI - Matthew Sweet / 100% Fun (1995)
Vol.01 selected by BONE$ aka Shuhei Dohi - Rage Against the Machine / S/T (1992)