COLUMN

SATANIC ART CHRONICLE Vol.17 by TM paint

シーンの中でバンドのリリースする作品のアートワークやマーチャンダイズのデザインを手掛けるデザイナーやアーティストたち。彼らのデザインは音源の顔として我々の印象に残っていき「あー! あの飛行機のジャケのやつね!」なんていう会話に繋がっていく。
SATANIC CARNIVALでも、シーンで活躍するアーティストが多々参加している。本企画"ART CHRONICLE"では、このシーンにいるアーティストに彼らのルーツを紹介してもらう。そのルーツは少なからずアーティストに影響を与えているし、このシーンが好きなのであれば知っておくべきレジェンドたちだ。
アーティストに教えてもらうアートのお話、"ART CHRONICLE"。第17回はTM paint。SATANIC CARNIVAL 2022にもブース出展が決定したことへ向けてのメッセージとなっております。

 『僕が似顔絵を描き始めた理由~これかも描き続ける意味』

ご無沙汰しております。TM paintと申します。
相変わらずの筆の重さ……。SATANIC ENT.編集部から逃げ回っており……前回のコラム「SATANIC CARNIVAL 21大反省会」から約1年ぶりのコラムとなりました。お久しぶりです。

今回のコラムでは、SATANIC CARNIVALで毎年やらせてもらってる『似顔絵大会』や『似顔絵に込めてる思い』について書こうと思います。

そもそも……僕が似顔絵をやるきっかけにもなった『ダニエルクロウズのカリカチュア』というアメコミが #ひとつあると言えます。内容はと言うとめっちゃさえないおっちゃんが自由気ままに似顔絵を書きながら日々生活していく、めっちゃ暗~い~。読み終わった後にな~んとも言えない気持ちになってしまう作品です。

似顔絵を書きながら旅をして生活していくという、絵描きにとってなんともカッコいい生き様だなと思います。その主人公のマル(さえないおっさん39歳)の「似顔絵やアートに対する気持ち」に、すごく心を打たれてしまいました。僕はそんなマルと同じ体験をしてその気持ちを確かめたい!と思い似顔絵をやり始めたわけです。

たぶん、これまで約500人くらいを描いてきました。初めは制限時間15分以内に似顔絵を描かないといけない。似せないといけない。など、そんなプレッシャーに負けそうになってましたが……。お客さんとの会話をしていくなかで、その人の性格やこれまでの人生なども、垣間見えて来て面白さが増して、なんかそういう一面を似顔絵に入れ込みたいなぁーと意識するように変化していきました。完成した似顔絵を渡す時のリアクションも人それぞれな喜び方があって、そこも見どころです!(笑)。

たまに、お悩み相談と似顔絵を同時にやっているのですが、結構ガチな本当の相談に来る人もいて、そういうときは、その病んでいる顔をそのまま書いてあげるようにしてます!(笑)。似顔絵を渡した途端、悩んでいた顔から一気に笑顔(ただ絵を見てウケているだけ)になってもらえるときは本当に嬉しい。そして、勝手に悩みを解決した気になっています!(笑)。

2016年からSATANIC CARNIVALで似顔絵を描かせてもらってるのですが、初めはカップルとして来てくれていたお客さんが、次に会う時にはご結婚されて。さらに翌年にはお子さんも生まれてるっ!家族が増えるたびに似顔絵に来てくれたり、超エモさが半端ないです!!!初めて会ったときは、親に手を引かれてた小学校の低学年だった子が、中学生になって、ちょい反抗期入りながらも家族でSATANICに来てたり、超エモさが半端ないです!人の子の成長って本当に早いな~!

さらに、言葉が通じない台湾でのイベントの時は、初めは緊張しているお客さんの表情や身につけているもの、仕草などから何かしらの小さなヒントを探り話題が広がるポイントを観察するところから始め、似顔絵が完成した時には、めっちゃ笑ってくれて日本と共通のリアクションをしてくれるんだと実感しました!

生まれたところや皮膚や目の色も関係ない、似顔絵は世界を平和にできるかも?!
これからも全世界を旅して似顔絵でたくさんの人を笑顔にしていければ~~いいな~~!

以上が『僕が似顔絵を描き始めた理由~これかも描き続ける意味』です。

 

タラタラと表向きな理由を書き連ねましたが、本当の話は……I.S.Oさんに「SATANIC CARNIVALで何かやれっ!ライブペイントは?!じゃ似顔絵やれば?」と半ば強制的にスーパー引きこもりだった当時の僕のプリケツを盛大に蹴り上げては、毎年声をかけてくれ、引っ張り出してくれているから……が正解です。

そんな似顔絵は、今となっては、僕の大事な外の世界とのコミュニケーションツールとなっております。I.S.Oさんにマジ感謝です。あれがなかったら、いまだに顔隠して家に引きこもってるとおもいます。

ということで、今年のSATANIC CARNIVAL 2022でも、1日目に例年通り似顔絵大会をやらせてもらうことが決まりました!そして今回は、さらなる高みを目指し、2日目はお客さんのチカラを借りまくる型『ライブ塗り絵ペイント大会』を開催することになりました!そのため、似顔絵の枠は例年よりも減ってしまいますが……。楽しいSATANIC CARNIVAL 2022にするためにも、ぜひ皆さんのお力を貸してください!

大事なことなので2回言いますが、皆さんの力を貸してください(特に2日目)!マジでお願いします!笑

似顔絵の応募方法や、ライブ塗り絵ペイント大会の詳細は、
TM paintのinstagramで告知させていただきます。
↓↓↓
https://www.instagram.com/tmpaint/


SATANIC CARNIVAL 2021の模様

SATANIC ART CHRONICLE ARCHIVES

Vol.17 by TM paint
Vol.16 by KISHI KOUJI - Roy Lichtenstein
Vol.15 by KISHI KOUJI - JIM PHILLIPS
Vol.14 by Hirotton - Mark Foster
Vol.13 by TM paint コラム番外編! サタニック反省会
Vol.12 by Hirotton - Hundertwasser
Vol.11 by KISHI KOUJI - FRANK KOZIK
Vol.10 by TM paint - Melodic Punk Cover Art 2000年ver
Vol.09 by KISHI KOUJI - 佐伯俊男
Vol.08 by Hirotton - BB BASTIDAS
Vol.07 by TM paint - -僕が影響を受けた "90sくらいのMelodic Punk Cover Art" を描くアーティストたち-
Vol.06 by KISHI KOUJI - Boris Tellegen / DELTA
Vol.05 by Hirotton - USUGROW
Vol.04 by KISHI KOUJI - Andy Warhol
Vol.03 by Hirotton - SWAMPY
Vol.02 TM paint - さくらももこ
Vol.01 KISHI KOUJI - 村上隆