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SATANIC ART CHRONICLE Vol.02 by TM Paint

SATANIC ART CHRONICLE Vol.02 by TM Paint
column

SATANIC ART CHRONICLE Vol.02 by TM Paint

シーンの中でバンドのリリースする作品のアートワークやマーチャンダイズのデザインを手掛けるデザイナーやアーティストたち。彼らのデザインは音源の顔として我々の印象に残っていき「あー! あの飛行機のジャケのやつね!」なんていう会話に繋がっていく。
SATANIC CARNIVALでも、シーンで活躍するアーティストが多々参加している。この本企画"ART CHRONICLE"では、このシーンにいるアーティストに彼らのルーツを紹介してもらう。そのルーツは少なからずアーティストに影響を与えているし、このシーンが好きなのであれば知っておくべきレジェンドたちだ。アーティストに教えてもらえるアートのお話、"ART CHRONICLE"。第2回のセレクターはSATANIC CARNIVALで似顔絵を描いてくれている、あのTM Paint!

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Profile TM Paint


アーティスト、イラストレーター。国内外のアーティストの音源のカバーアート、ライブポスター、Tシャツなどを手がけ、ROCKフェス、アパレルブランドへのグラフィック提供などなど…。その活動がワールドワイドに多岐にわたる。たまにオリジナルアートも製作したりと、幅広く活動中!
https://www.tm-paint.com/
https://www.instagram.com/tmpaint/
THE-B-MART


さて、知っている人も多いだろうがTM Paintが普段どんなアートを描いているのかをまず最初に振り返ってみたい。
CUR
NINJA
tm2
tm3

こんなタッチの絵を描いているアーティストであり、シーンへの密接な関係性がこの例からも伝わってくるだろう。そんなTM Paintがリコメンドするのがコチラ。写真はすべてTM Paint私物を撮影したもの。そこから異様なほどの深い愛が伝わってくると思うので、踏まえて読んでいただきたい。

TM Paint SELECT.01:さくらももこ

漫画家、エッセイスト、作詞家、脚本家。『ちびまる子ちゃん』を知らない人はいないだろう。2018年に惜まれながら逝去した。

about さくらももこ by TM Paint


"みなさんこんにちわ。TM paintという名前で絵を描いております。

影響を受けたアーティストを紹介してくださいとバトンを渡されたわけですが、尊敬しているアーティストになりますが、さくらももこ先生です。
誰もが知っている漫画、ちびまる子ちゃん、コジコジの作者です。エッセイストでもあります。さくらももこ先生の作品に関してはみなさんご存知だと思うので作品の紹介はほどほどに、僕がどの辺を尊敬して止まないかを書こうと思います。

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初めてテレビで、ちびまる子ちゃんを見たのは小学生のころです。
毎週月曜日は、まるちゃんの話で持ちきりなくらい、ものすごいブームでした。もちろん、まるちゃんは佐賀でも放送されてました。
当時、周りには小学生男子で少女漫画を見てる人はあまりいませんでしたが、僕は漫画も読んでいて、二巻の「五月のオリエンタル小僧」が特に好きでした。顔はインド人だけど日本人という設定で一瞬出てくる転校生。オリエンタル小僧の名前は、おりはらくん。謎の設定や登場の仕方に子供ながらに心を鷲掴みされました。※内容が気になるかたは二巻をぜひ見てください!

2

子供の頃は普通にギャグ漫画だと思って見ていましたが、自分が大人になるにつれて、さくらももこ先生は「ついついイジリたくなるようなマニアックな変なヤツ」、「社会への皮肉」、「誰しもが持っている闇の部分」を、気の抜けたかわいい絵で、漫画を通して描いてるんじゃないか、と次第に思うようになってきました。
さくらももこ先生の人や物事への目の付け所、周り傷つけずに面白おかしくイジるところが好きですが、子供の頃の自分を主人公にすることにより、自分のことを最大にイジっているところも本当にすごくてカッコイイ大好きなポイントです! 全国紙や全国放送で自分をダメ人間に書くすごさっ(笑)!爆笑しながら描いてたんだろうなぁと勝手に想像してます(笑)!

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ひろし(父ちゃん)実写のステッカーを付録にしちゃってたときは『まじヤベぇーー!』と衝撃を受けました(笑)!
※『富士山』(ふじさん)は、さくらももこが編集長となり、雑誌の形態を模した「ひとり雑誌」 として新潮社から刊行された、ムック・シリーズ。

4

さくらももこ先生の地元、静岡県清水のエスパルスドリームプラザにある“ちびまる子ちゃんランド”。そう、夢の国(笑)!
まる子の家や学校の教室があり、ちびまる子ちゃんの世界に入れます!教室の中ではお絵描きもできます!
あと、原画やさくらももこ先生の私物なども常に展示してあります。原画がすごいちっちゃくてびっくりしました。
スタンプラリーでスタンプを全部集めるとシールをもらえます。年間パスポートをゲットして、清水に住もうかと悩んだ時期もありました!
まだ5回しか行ったことないけど、また行きたいです。

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2019年に開催されていたリボン展にも、もちろん行きました。※ちびまる子ちゃんは当時リボンに連載されていました。
会場では、たくさんの女性のお客さんが当時を思い出しながらリボン漫画の原画たちをすごく真剣な眼差しで見て回っていました。僕もそれに続いて会場を徘徊していたのですが、とある展示コーナーの前の人だかりは他とは違った雰囲気でワイワイ爆笑しながら原画を見ていました。そこは、さくら先生の展示コーナーでした。王道な少女漫画ばかりの中、ギャグエッセイ漫画で、絵もこれまでの少女漫画とは全然違うのに、ど真ん中を突き進む唯一無二な存在なんだと、絵を見ているお客さんを通じて実感出来て感動的でした。
テレビに出てたけどずっと後ろ姿で顔は出さない。でもすげー喋る。謎な感じもいい。
1度、会ってお話聞いてみたかった。。。。

さくらももこ先生は残念ながら2018年に亡くなられてしまいましたが、家族共々、これからも作品を読んで行きたいと思います。

僕もいつか誰かの唯一無二な存在になれるように、これからも活動していきたいです。

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というわけで連載"ART CHRONICLE"第2回目、TM Paintがセレクトしたのは日本漫画界が世界に誇る、さくらももこ先生でした。パンクなアートを描くTM Paintのルーツに"ちびまるこちゃん"があるなんてい意外だと感じた人もいるのでは? お家にいる時間も多いだろうから、"ちびまるこちゃん"を読み返してみても良いかもしれないですね。

次回もお楽しみに!!

SATANIC ART CHRONICLE ARCHIVES

Vol.01 KISHI KOUJI




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