INTERVIEW

Who’s Next by SATANIC Editing Room Vol.12: Prompts

photograph by Ryohey Obama text by YT



連載企画"Who's Next"はSATANIC ENT.を編集するスタッフが、今現在気になっているけど、まだSATANIC ENT.ではピックアップしていない次世代のバンド・アーティストに会いに行き、ルーツや活動、それを取り巻くカルチャーなどを一方的に紹介するというシンプルかつ偏愛極まりない企画。第12回目はバンド結成から10年の年月を経ながらも、フレッシュで想像の上をいくサウンドを創り続ける今話題のバンドをご紹介。


Left to Right:Matsuno(Gt.)、Piguri(Ba./Vo.)、PK(Vo.)、Heaven(Dr.)、Yasui(Gt.)
 

2018年に新メンバーを迎えて再スタート



ーちょっとPiguriさんまだ来ていないですけど、インタビュー始めますか(笑)。まずバンドの結成は2012年ですよね?結成の経緯は?

Matsuno:オリジナルメンバーは僕1人で、10年近く前なのであまり覚えていないんですよね(笑)。

ーでもそれでここまで続くっていうのもすごいですよね。

Matsuno:そうですね。紆余曲折ありながらもなんとかやっています(笑)。でも今のメンバーがPrompts史上最高の状態なのは間違いないです。




ーでは、PKさんとHEAVENさん、そしてYasuiさんはサポートですが、加入するキッカケは?

PK:僕は韓国出身なんですけど、同じく韓国で活動するメタルコアバンドEND THESE DAYSとは高校の時から仲が良くて、僕が当時韓国でやっていたバンドをよくフックアップしてくれていたんです。それで、釜山のロックフェスとかで彼らがCrystal Lakeと対バンしているときに、RyoさんをEND THESE DAYSのYul(Vo.)が紹介してくれて。



Matsuno:END THESE DAYSは「SOLACE」という曲で、Crystal LakeのRyoがFeat.しているんです。過去にはPaleduskと日本ツアーを行ったりしている日本とも親交のあるバンドなんです。なので、僕が韓国に行ったときに、Yul繋がりでPKとは仲良くなって。で、彼が日本でバンドやりたいって聞いていたので、俺も当時メンバーを探していたので、メッセージをして話したら結構やりたいことが近くて、加入してもらいました。

ーなるほど。

PK:そうそう。

Heaven:僕は地方出身で上京した頃に、とりあえず一から繋がりをつくるよりも途中から加入する方が活動しやすいのかなってのもあって。で、偶然Promptsがドラムを募集していたので応募しましたね。ほんと偶然です。



PK:あと、ベースのPiguriは韓国で別のバンドをやっていて。それで僕がPromptsのボーカルとして日本に来るタイミングで、ベースもいないって話しを聞いたんです。そしたらちょうどPiguriが海外でバンドをやってみたいって言っていたので、最初はめちゃめちゃ断られたんですけど、3回くらい誘って、じゃあやってみようって納得してくれたので、Piguriも韓国から連れて来たんです。

Matsuno:スタジオに入ってみたら、Piguriがクリーンボーカルもいけるということが判明して、『あれ!?これはいいんじゃないか』と(笑)。もともとPiguriが加入していたEighteen Aprilの音源もチェックして知っていたんですが、思っていた以上に良かったのを覚えています。既存の曲にもフィットする感じがあり、手応えを感じました。


ー確かにPiguriさんの歌うまいですよね。

Matsuno:Yasuiは?

Yasui:僕はFrom The Abyssってバンドを今年の3月までやっていました。そのバンドは今は活動休止中ですけど、その最後のツアーにもPromptsは全箇所出てもらっていて。それで、MatsunoさんとかPKと遊んでいるときに活動休止の話をしたら、『じゃあ一緒にPromptsでやらない?』って誘ってもらえて、今に至るって感じですね。



ーSpotifyには、メンバーそれぞれのミックスプレイリストがありますよね?それを見ると、影響を受けたアーティストさんが分かって面白いですよね?

Matsuno:去年からコロナもあってライブ活動がなかなか思うように出来ないときに、少しでもみんなに楽しんでもらえる方法が無いかな、と思ってやってみましたが、結構好評で嬉しかったですね。


ー他のバンドは意外とやってないですよね?

Matsuno:確かにそうですね。海外だと最近聴いているバンドが、ルーツをプレイリストにしていたので参考にしました。Promptsの音楽性に直接影響を与えたバンドもいるし、『こういうのも聴くんだ!』っていう意外なアーティストとかも入っているので、気になった方は、PromptsのSpotifyページから是非チェックしてみてください!また、これは定期的に更新していきたいですね。

Piguri:すいません、お待たせしました。(Piguri到着)



ーこんにちわ!(笑)。

Matsuno:めちゃ寝起きの髪型じゃん。目の下のクマがやばすぎる。

PK:何やってたんですか?(笑)。

Piguri:昨日飲みすぎちゃいました。。

一同:(笑)。

Piguri:すいません。まだ起きたばっかりで脳が働いてなくて。。。

ー先ほどの続きなのですが、参加したタイミング的にもYasuiさんだけプレイリストがないですけど、Yasuiさんはどんなアーティストに影響を受けたんですか?

Yasui:僕はもともとNOFXとかメロディック系が最初でしたね。高校生の時にメロディック・ハードコアとかPOP PUNKが流行っていたんですけど、Slipknotを友達から教えてもらったのがメタルを聴くようになったキッカケですね。そこからどんどん掘り下げていきました。

ーFrom The AbyssとPromptsってテイストは違いますよね?ですが違和感なくサポートとして馴染めたんですか?

Yasui:僕もやる前は、ギャップがありそうだなって思ってたんですけど、実際にやってみるとフィットして高いグルーブで活動できました。

Matsuno:From The Abyssは確かにPromptsよりもメロディックなメタルコアだとは思うんですけど、パートによって凄くヘヴィーなフレーズだったり、面白いアレンジがあって、様々なセンスがあるやつだな、と当時から思っていました。

PK:ツアーを一緒にまわったり、ライブをしてるときに『どういう系が好き?』って話しで盛り上がることも多くて、なんとなくその時から一緒にやってみたら楽しそうだなって。

Yasui:確かに。根本で聞いているところは近い部分があったから、意外とやってみたら違和感なくできたのかなって。

PK:当時から、もうちょっとヘヴィーな音楽もやってみたいと話していたんです。


 

新曲の度に新しいことに挑戦していきたい


ーでは、作詞は誰が?

Matsuno:ほぼPKですね。

ー作詞するときはどんなことを書いていますか?

PK:元々海外のバンドに憧れている部分が大きかったので、じゃあ自分達はアジアのバンドとして、どういうことを書けば英語の歌詞を歌った時に聞いてくれるかって考えて。アジア圏で起こっている社会問題とか、今うちら世代で起きている社会現象を書いています。日本とか韓国の人たちが翻訳して見た時に、『あ、こういうことね!』ってすぐわかるように。

ーなるほど。PKさんのシャウトの仕方は全て独学で学んでいったんですか?

PK:最初はノリでガラガラだったんですけど、その結果、完全に喉が壊れてこのままだと手術だよって言われて。それで完全に1年くらいやめていました。でもどうしてもシャウトをしたくて、声帯の博士さんみたいな人が動画をいっぱいあげてるので、1年くらいずっとそれをみて今みたいに出せるようになりました。

ー今回の新曲「Asphyxiate」で、シャウトでの表現力が増したなと思いました。

PK:Prompts入る前くらいが、一番喉が壊れてたんです。で、Matsunoさんが韓国でデモをレックして送ってって言ってる時に、『のど壊れてるのにどうしようかな。下手だからダメって言われたらどうしよう』って(笑)。でも、最近は上達していろんな声が出せるようになったかなと思います。だから、「Magenta Smile」のEPが終わって、次のフレーズから、自分が出せる声を全部入れてみようって。

Matsuno:よく聴くとAsphyxiateは色んな声が入っているので聴いてみてください。

PK:シャウトじゃない部分も自分の声を入れて、エフェクトかけたりとか。他のサンプルは使用しないで自分の声だけで作成しました。

Matsuno:ボーカルに限らず、些細なことでも毎回新しいことに挑戦するマインドで曲作りをしています。それは、今まで築いてきたスタイルを大事にしながらも、Promptsが結成当初から大切にしてきた部分ですね。例えば、チューニングを変えてみたり、リズム的なギミックを入れてみたりとか、常に面白いアイデアがあれば積極的に取り入れてやっていますね。

ー作曲はMatsunoさんが?

Matsuno:現状はメインとなるリフや展開などの土台は僕が作っていて、ボーカルラインやサウンドエフェクトは、みんなで意見を出し合いながら肉付けしていく流れが多いです。でも今後は、各メンバーが作る曲とかも入れてみたいし、柔軟なスタンスでやりたいなと思っています。

ーそれぞれが「Asphyxiate」の各パートで気に入っているところや、こだわった部分はありますか?



Matsuno:この曲はブレイクダウンひとつとっても、なるべくシンプル過ぎる感じにはしたくなくて。短いフレーズの中にちょっとした小技を入れてみたりとか、全体を通して必殺技を入れられるだけ入れようと思って作りました(笑)。ピッチシフターとかは、前から使ったりはしているんですけど、それまで使ってなかった使い方ができたのが個人的には良かったのかな~と。且つヘヴィーにまとまったので満足しています!

ーなるほど。

Matsuno:あとは、ゲストボーカルにCrystal LakeのRyoが参加してくれて。更にヘヴィーに磨きがかかったというか。この曲のレベルをかなり高いところまで引き上げてくれました。

PK:自分的には、ブレイクダウンの中でテンポを一瞬だけ落としてまた戻す部分が気に入っています。Ryoくんのパートも自分が歌ってそれを聴いた瞬間、これにRyoさんが入ったら間違いなくかっこいいなって。

Heaven:この曲に限らず、誰もコピーできないくらいテクニカルな演奏をしようと心掛けています。他の人がすんなり叩けてしまうと、自分が正規メンバーでいる意味がないのかな、と思ってしまうんです。僕はちょっと卑屈なところもあるんですが、楽曲を壊さない程度になるべくチャレンジしてますね。新曲では、ハイハットっていう左足で開け閉めするシンバルがあるんですが、本来両手で叩くべきポイントをスティックの両端を使って片手で処理したりしています。

Yasui:そんなことしてるの!?(笑)。

Heaven:あとは手動で閉じたりしてるんですけど。

Matsuno:誰が気付けるのそれ(笑)。

Heaven:でも一部のマニアックなドラマーには気づいてもらえてるので、嬉しいです。

PK:Heavenはスタジオでも、簡単なパートにめちゃ難しいフレーズ入れてることがよくあるんです(笑)。

Heaven:楽譜も作って販売していますが、コピーして欲しいっていうよりも、してみろよ。みたいな。

一同:(笑)。

Heaven:ていう感じで僕はやっています。



Yasui:僕は曲中に入っているサウンドエフェクトのアレンジを、PKと一緒にやらせてもらっていて。一番こだわったのは、Ryoくんのブレイクダウンの直前にいれた、インダストリアル感のあるビートのパートですね。でもまあ最初に曲を聴いたとき、ブルータルな感じだったんで、ほんとに人を◯せるような絵を想像しながら、とにかくデジタルでインダストリアル且つダークに聴こえる音をいっぱい入れてみました。

PK:Matsunoさんのデモを、みんなでアレンジする時のオーダーが結構面白くて。例えば、『ここは近未来感で』みたいな。ここのパートはこうしようとかじゃなくて、フィールで伝えてて(笑)。

Yasui:概念で伝えることが多いよね(笑)。人がいっぱい◯ぬ感じにして欲しいとか(笑)。

PK:『最初のブレイクダウンは100人くらいで、ここは200くらい◯んじゃうような音に』って。まあ、細かくないから、色々試せるっていうか。Matsunoさんは、ちょっと基盤を作って、そのあとは結構自由にやらせてくれるから、時間はかかるんですけどそれによって出した時に、メンバーみんなが満足できる状態になっています。

Matsuno:なるほど。全く意図してなかった(笑)。

PK:僕が1人でレックしている場所に、たまにMatsunoさんが来て完成したものを聴きにくるんですけど、普通に何も言わずに握手だけして帰ってくことがあります。

一同:(笑)。

Matsuno:完成がやたら遅いなって思って聴いてみると、『こいつこんなにやってきたのか!』ってくらい作り込んでいたりして。きっと、そこで僕に渾身のドヤ顔をするのが本当に好きなんだろうな~って。

Yasui:『どうだこのボーカルライン』って感じですよね。

PK:Heavenもそうなんですけど、このフレーズだとこのボーカルくるだろうなってのがすごい嫌で、毎回どうすれば新鮮になるかなって考えています。

Matsuno:Piguriはないの?どうせあのタッピングのところでしょ?

Piguri:言うならそこしかないです。

Matsuno:最後のブレイクダウンのWHAMMYの裏でベースがタッピングをしているんですけど、この曲は本当にそこしかベースが目立っているパートが無くて(笑)。他の曲では、彼はクリーンボーカルも歌っているんですけど。

Piguri:こだわりで言うと、僕はクリーンボーカルにしかないかなって。Promptsの曲ってあまりベースが主張するタイプの曲でもないので。

PK:タッピングのところ、急にデスメタルみたいになりますよね。

Piguri:そうです。なんかMatsunoさんが良い感じに作ってくれました(笑)。

一同:(笑)。



PK:Piguriさんはテクニカルなことをやってもらおうとすると、めちゃやる気ない顔するんですよ(笑)。

ー今回の新曲で、Ryoさんが参加した経緯は?

Matsuno:新曲を作っていたときに、この曲に1人Featを入れてみたいなって思って、メンバーと誰がいいか話し合っていました。海外のバンドも候補に上がったんですけど、最後のパートを究極にヘヴィーにする為に、一番理想に近い存在がCrystal LakeのRyoしかいませんでした。僕は彼とは結構付き合いが長くて、Crystal Lakeに入る前の別のバンド時代から一緒にライブをやっていましたね。そういった繋がりもあって、オファーさせてもらったら、快く引き受けてくれて、実現に繋がった感じですね。色々と忙しくしている中で力を貸してくれたことは本当に感謝しています。

PK:一応連絡して誘ったのは、僕の方なんですけど、韓国にいる時からCrystal Lakeが好きで、当時めちゃカタコトの日本語で日本に行ってバンド活動をしたいんですってRyoさんに直接話した時も、『応援するよ』って言ってくれていました。実際に日本に移った時は『ホントに日本に来たんだ!』って逆に連絡もくれて(笑)。



ーそうなんですね。今回撮影させていただくNERDSとはどんな繋がりなんですか?

PK:僕の目線だと、NERDSって韓国の人たちが旅行に来てサイクロンでライブを観た後に寄ったりとか、ハードコアの新曲を買いたい時に、絶対行くって感じです。韓国と日本の繋がりを強く感じるお店でもあるし、韓国のバンドもNERDSに置いてくれていたりしますね。

Matsuno:Prompts初期の頃に影響を受けたバンドは、ずっとNERDSからCDを買ったりしていたんです。当時日本ではあまり入ってこなかったデスコアやモッシュコア、ハードコアなどの音楽をオーナーの1人の小浜さんに色々と教えてもらっていて。確実にPromptsの音楽性にも影響を与えていますね。それに、一時期Promptsがメンバーもいなくて活動が出来なかったタイミングで小浜さんがやっているバンドLOYAL TO THE GRAVEで、サポートベースやらせてもらった経緯もあって、繋がりは個人的には深いし長年通っている場所です。

ーMatsunoさんは繋がりが深いんですね。

Matsuno:あとはさっきのPKの話にもあったように、韓国のバンドのCDも取り扱っているんです。Promptsもよくお世話になっているWATCH OUT! RECORDSやGMC RECORDSなど。また、韓国だけじゃなく色んな国のシーンとの架け橋となっている場所で、NERDSみたいな場所があってこそ、日韓混成の僕たちみたいなバンドが生まれる土俵ができたんじゃないかなと思います。



ーでは今後の目標や目指していることがあれば、教えてください。

Matsuno:今回アメリカのModern Empire Musicから新曲をリリースすることができて、海外からのリアクションも増えたんです。なのでコロナが落ち着いたら、結成当初からの夢であるUSツアーを実現させたいですね。個人的にアメリカにライブを観に行った際に受けた影響とかが今のPromptsに繋がっている部分もあるので、今度は自分のバンドがメタルコアの本場でどういう反応をもらえるのかこの目で見てみたいです。

Yasui:僕も海外でツアーバスに乗ってツアーをまわりたいです。馬鹿デカいやつ乗りたい(笑)。あとは国内外問わずいろんなフェスに出たいとは思っていますし、アルバムも出したいですね。

Heaven:僕も海外に行ってフェスとかの大きいステージに立ちたいですね。

PK:海外のツアーに出たい気持ちもあるし、最終的にはPrompts主催の、大きなフェスを国内外問わず作り上げられたら一番いいなっていうのが今考える最終の目標です。

Piguri:最近、なんか目標になったことがあるんです。それは、いつも西武新宿駅を使っているんですけど、あそこにあるYUNIKA VISIONっていう。あれはなんだろ。 

Yasui:あ!デカい広告?

Piguri:そうです。そのデカいスクリーンにPromptsのMV流したいなって。

一同:(笑)。

ー渋谷とか山手線沿いじゃなくて。

Piguri:はい。あそこに流れたらすごいんじゃないかって。

Matsuno:あそこいったら相当すごいでしょ!

Piguri:最終の目標はそこです。

PK:韓国は日本と違ってラウドロックの知名度は低いですし、日本みたいにSiMとかCrossfaithみたいな規模のバンドはいないから、自分らがこのシーンで韓国人の代表としてでかいフェスに立てたら一番いいよねって、日本に移り住む前からPiguriさんと話していたんです。



ーありがとうございます。あと、最後にバンドとしてアナウンスはありますか?

PK:年内に新曲を出したいですね。

Matsuno:そうですね。年内に新しいのを出せたらいいなとは思ってるんですけど、まあ具体的に決まってないんで。鋭意製作中です。年内は、Prompts主催のOUTERSCAPE TOURを敢行中で、次回は10/17に金沢vanvan V4が決まっています。まだ行ったことのない場所にも行けるよう頑張ります。最新情報は常にSNSにあげているので楽しみにしていてください!



 

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