価値観、世代を超えて

もともとは違う話題のコラムにしようとしてたんですが、あまりにも良い出来事があって、そこで遊びながら撮った写真を添えて音楽でもバンドでもない話だけど書かせてもらいます。

「バスケが好きになりました」。

同郷の友人であり大阪籠球会でパフォーマンスをしている　ISE氏。

彼のフットワークの軽さ、横や縦の人の繋がりの多さ、その中で彼の中心であるバスケットボール。
そんな彼が、昔から馴染みのある地元伊勢のバスケットコート。
通称、伊勢ラブリバーコートで大阪のAKTR,SPORTY COFFEEの久野氏と共に企画されたバスケットボールゲーム『PICK UP GAME』を面白そうだなと思い、軽い気持ちでバスケまともに出来ないのに参加！

※PUCK UP GAMEとは
そのコートに集まった人達が即席でチームを作ってゲームを行うことで、自分ひとりでコートに来てもゲームに混じってプレイすることができる。そのコートに集まった人達でゲームを楽しもうというバスケットボールの遊び方（小学生の頃に放課後に友達と遊んでた様な感覚に近いイメージ）

集まってた経験者、未経験者含め大人、子供も男女や世代を超えて集まっていた。（前日にそのコートでたまたま練習してた人も声掛けだけで翌日に集合してたらしい！なんとSNSしてない＆連絡先も交換なしで）ほぼ初めまして同士でグーチョキパーでチームを決めて円陣組んでゲーム開始！

私も出来ないなりに2ゲーム程参加。
久々のバスケというのもありかなりしんどい!
けど、なんか楽しいし、出来ないから悔しい!

経験者は指示を出しながらも自分のテクニックを披露し、うまくバランスを取りながらゲームを進めていく。
未経験者や子供は何とかしてドリブルして、がむしゃらに前に前にボールを運ぶ。
中にはスポーツするような格好じゃなく、学生服のまま参加している高校生はスカートを靡かせてローファーで参加している場面も!! 
すごく印象的で純粋な姿だった。

ゲームをしていないとき、ゆっくりとみんなの顔や雰囲気を見ていると、真剣で笑顔で、ただ純粋にスポーツをしていることがなんと豊かで素晴らしい環境なんだろうか! と、えらい感動してしまった。
このコロナ禍がなかったら、目を向けたり経験したりすることがなかったのかと思うことも、バスケに限らずあったと思うけど、人と人との繋がりやローカルを大事に大切に思う心、地方だから出来ないじゃなくて、地方だからこそ出来たこと、これからも継続していくこと、これはスポーツに限らず全てに同じことが言えると思う。
明るい未来はすぐそこまで来ていると思う。

気づけば西陽の射すコートにはまだまだボールで遊んでいたい少年少女が仲良く遊んでいた。

"価値観の変わる出来事"
そんな1日がこの先も沢山ある人生であれば、と想う1日の出来事をまとめてみました。

そして、ここに企画をしてくれた大阪籠球会ISE氏、AKTR sportycoffee 久野氏、参加された伊勢やその他、地方のみなさんへ感謝の意を記しておきます。

そして友人が言ってた。

「スポーツは人生を豊かにする。」

まさにその通りだと思った。
そんな日を綴ってみました。
理由なんていらない。

純粋であればあるほどに。

 

Photographer Profile
Yukihide [JON...] Takimoto

三重県伊賀市出身在住
2004年頃より家にあったカメラで写真を撮り始める。
写真が溢れる現代に現実離れした写真ではなくて、
ふと心に寄り添うような愛おしさや生々しさを、
時代に流されないように写していくことをモットーに撮っている。

https://www.instagram.com/ninjajon/
https://twitter.com/NINJA_JON?s=20