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column

SCENE by Photographer Edit. Takashi Konuma 05

ライブハウスを記録するシーンの第一線で活躍するライブカメラマンたち。彼らがいなくては、その現場で何が起こっているのかが歴史として残らない。
SATANIC CARNIVALにおいても"SATANIC PHOTOGRAPHERS 写真展"が展示され、写真を楽しむことができる。だが、その1カット1カットには、フォトグラファーたちの思いがある。そのメッセージを写真だけではなく言葉でも知りたい。
この企画では、そんなシーンに関係するフォトグラファーに、この1枚の写真に、どんな思いがあるのか。語れる写真を紹介してもらう。
企画タイトルは"SCENE"。ライブ写真に限らず、風景や生き物、人や場所、彼らが撮影した写真群とメッセージを伝えていきたい。
今回はTakashi KonumaのSCENE、第5弾。テーマは「“今”を残す、未来に思いを馳せる」。


SCENE by Photographer Edit. Takashi Konuma 05


“今”を残す、未来に思いを馳せる

早いもので連載も今回が5回目となります。
今回は「“今”を残す、未来に思いを馳せる」をテーマに記してみようと思います。

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その名の通り、写真を残すことで“今”に対する記録、その時どう思っていたかを記憶することで未来を迎えた時にその時を思い出し、またその時の気持ちを思い出すのか、それともその気持ちを踏まえて今は違う気持ちを持っているのか、という言葉にすると硬い気もしますが、これを書いている本人としては非常にラフに、今にかかわらず記録が残っている、残せているのは一歩一歩未来に向かって時間を進んでいく中で過去の時間に対して裏付けがあったら良いよねという気持ちでございます。

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ご存知の通り、カメラマンの役割というのは「形としてその時間を記録に残す」ことだと思います。
そこに自身のこだわりであったり、表現したいことをその記録に積み重ねることで自分の作品として手元に残る。
今まで積み重ねてきた時間の中で残してきた記録の大切さがふとした時にやってくる。
きっと数年後に今の楽しみ方、気持ちの表し方に対して、“今”残すことが出来ているものを見返してみて意味があることだろうなとジワジワと感じることになると思います。

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なぜ今回のテーマに「“今”を残す、未来に思いを馳せる」と題したか。
ライブに関しては政府が示すガイドラインを基にフェスであったりツアーもまだまだ難しい状況も続く中、各地でまた音楽を五感でキャッチできる場が戻りつつあります。その中でまだフロアからの声が上げられず、手を上げる、ジャンプする、拍手する、しっかりステージを見届ける、ステージからの熱量を全身で受け取るなどの楽しみ方が今ある中で、声を上げる、モッシュ/クラウドサーフをするなどが制限されている。どういった光景になるんだろう?ライブハウスを楽しみに来ていたり、溜まった気持ちを発散したくて来ていたり、心が動かされる時間を過ごしたくて来ていたりする中で、楽しみ方が制限された時にどうなってしまうのだろう?再開後1回目のライブであればそれは耐えられるかもしれない。でもそれがツアー等で2回目、3回目と続くことで何か今までと違う雰囲気になるのかなぁ?と考えていました。

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結果、楽しみ方の制限はあるものの(※もちろんそれを醍醐味としているファンやアーティストもいるので、個人的には以前のような光景が早く戻ったら良いなと願っている1人であります。)、そのライブで感動したり、心のどこかがスッと軽くなれたりするのは変わらなかった。むしろ今の状況に対しての気持ちをステージからの熱量や言葉によってよりストレートに伝わる光景に身を置けていた。ステージ、裏方、フロア全てで気持ちを共有出来ていた。

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今この時のライブ、音楽以外もそうですが、写真を撮って残すことはもちろんリアルタイムで空間や温度感を共有するということは変わりませんが、それが時間が経った時に改めてその時の気持ちを思い出し、その気持ちを踏まえた上で未来となった今にどう感じてどう時間を過ごしていくのか、その1つの役割を担えるものが写真じゃないかなと今も思っています。きっと昔の写真を見返した時に、あの時感じた気持ち以外にも感じることがあるはず。

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まだまだ生活をする中でしんどい気持ちを持ったり、楽しみ方の制限がある中で、感動できる時間をダイレクトに共有できる時間が増えていって、いざ全て楽しめる時が来た時には本当に音楽の力の凄さを目の当たりに出来るんだろうなと、この状況でカメラを構え続けている中で心からそう思える。きっとその時にはステージとフロアの間のあのピットで感じる声、表情、降り注ぐであろうクラウドサーファーに期待を持ち続けたいと思います。

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Photographer Profile
TAKASHI KONUMA
フリーランスフォトグラファー。1981年、千葉県生まれ。五感で感じる光景、感情が表れる表情、挙動、その場の雰囲気。それらの“SCENES”を写真に残すべく沢山の人の縁に助けられながら、その日、その時間、その時の気持ちを形として共有出来る写真を目指しながら音楽、風景、人物などの撮影活動を行なっています。2018年12月に自身初の写真集「SCENES」を上梓いたしました(現在も発売中です)。
https://takashikonuma.com/
https://www.instagram.com/takashi_konuma/
https://twitter.com/Takashi_Konuma


SCENE by Photographer ARCHIVE

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