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SCENE by Photographer Edit.Takashi Konuma 01

SCENE by Photographer Edit.Takashi Konuma 01
column

SCENE by Photographer Edit.Takashi Konuma 01

ライブハウスを記録するシーンの第一線で活躍するライブカメラマンたち。彼らがいなくては、その現場で何が起こっているのかが歴史として残らない。
SATANIC CARNIVALにおいても"SATANIC PHOTOGRAPHERS 写真展"が展示され、写真を楽しむことができる。 だが、その1カット1カットには、フォトグラファーたちの思いがある。そのメッセージを写真だけではなく言葉でも知りたい。
この企画では、そんなシーンに関係するフォトグラファーに、この1枚の写真に、どんな思いがあるのか。語れる写真を紹介してもらう。
企画タイトルは"SCENE"。ライブ写真に限らず、風景や生き物、人や場所、彼らが撮影した写真群とメッセージを伝えていきたい。連載第2回はTakashi KonumaのSCENEをご紹介。テーマはUNITY。


SCENE by Photographer Edit.Takashi Konuma 01


UNITY


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Crystal Lake "HELIX TOUR" at マイナビBLITZ赤坂 2019年1月13日

"僕が撮影時、個人的にテーマに掲げていることが2つあります。 それが"躍動感"と"お客さんとの一体感"のある写真を撮るということ。

今回セレクトしたのは、ライブという空間における"一体感"をテーマにした写真です。

ライブカメラマンは常にバンドとお客さんの間に常にいるので、バンドマン以上にフロアの熱気を感じるときもあるしお客さんよりもバンドマンのパッションを感じることもある。
この真ん中という部分ってすごく面白いと思うんです。

僕はライブを撮影するとき、バンドと一緒にテンションを上げていって撮影するタイプなので、それこそライブ終了後はバンドと共に放心状態になっていることも多くて。

そんな中でもUNITYを感じられる写真は「この楽曲のこのパートってテンション上がるよね、絶対楽しいよね」ってことを考えながら撮影しています。
必然性を持ってお客さんの手がフロア中に挙がったり、クラウドサーフが起きたり。
そんなライブの自然な瞬間を切り取って眺めてみると、バンドマンとお客さんの関係性が伝わってくる。繋がっているということがわかると思います。

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Crystal Lake, Jynx, at The Kingsland 2019年3月3日

The KingslandはNYのブルックリンにある小さなライブハウスです。Fit For A King、Miss May Iと共にAugust Burns Red "The Dangerous Tour 2019"でアメリカツアーを終えたCrystal Lakeが3月3日に自身がヘッドライナーとしてライブをした模様なんですが、ご覧の通り凄まじい光景でした。

ここ数年、国内のライブにおいて、モッシュピットに入ってストロボを焚いて撮影するということはやっていないのですが、この日に限っては照明やライブハウスのサイズ感などの環境面のこともあって、久しぶりにストロボを焚いて撮影したんです。

衝撃だったのが、いつも一緒にいるバンド(Crystal Lake)のライブが国内とはまったく異なっていたということ。ライブハウス全体が醸す迫力や熱量の異様さに心を奪われました。メンバーも、いつも以上にパッション溢れるスタンスでライブに向き合っていたように感じたのですが、オーディエンスの熱量に応えるには、それ相応の覚悟と気迫が必要だったんだと思います。
このライブが終わった後、僕もお客さんにすごく声をかけてもらいました。「この状況でよく撮影できたよね。すごく楽しかったよね」って。そんなコミュニケーションがライブ後にあるということも"一体感"を示していると思います。

そして、この日のNYは大吹雪だったんですけど、お客さんがそのままTシャツで帰っていっていたのも実に印象的でした(笑)。それだけお客さんも楽しかったんでしょう。

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SHADOWS "SELL ‘EM ALL TOUR II" at 水戸LIGHT HOUSE 2019年9月17日

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SHADOWS "SELL ‘EM ALL TOUR II" at TSUTAYA O-WEST HOUSE 2019年10月21日

SHADOWSが2019年に行った"SELL ‘EM ALL TOUR II"の初日とファイナルの模様より。SHADOWSがライブ前にステージで円陣を組むのは、ライブを観たことがある人ならご存知だと思うのですが、バンドがライブに向かうまでの間に自身を高める作業として行っている行動、言わば儀式的なことにも、これから始まるライブへ向けた"一体感"を感じさせるシーンだと思います。

そして、水戸LIGHT HOUSEでのライブ。SHADOWSの水戸のライブっていつも特別感がすごくって。初日だろうとファイナルだろうと、自主でもそうでなくっても。どこの会場でやっても凄まじいことに変わりないのですが、SHADOWS×水戸の迫力はさらに凄いと思います。ファイナルの東京場所もバンドの仕上がり方が印象的でした。

僕が撮影した写真をメンバーも良く観てくれて、リハ後や時間があるときに「どうやったら、もっとカッコよく写真を撮れるかな。オレはステージでどんな風に動いたらいいかな」なんて会話をすることもあります。それはSHADOWSに限ったことではなく、他に担当させてもらっているバンドも同様で、一緒に共有する時間を作り込んでいくということを話し合うことも多くて。

そんな風にバンドと一緒に構築した"一体感"を感じていただければ幸いです。

そして、また早くバンドとお客さんと共に代え難い時間を共有できる日がくることを祈っています。"

Photographer Profile
小沼高

1981年 千葉県生まれ。五感で感じるライブハウスでの光景。感情を吐き出すバンドマンやお客さんの表情、挙動、雰囲気。それらの"SCENES"を写真に残すべく、たくさんの人の縁に助けられながら、その日、その時間、その時の気持ちを形として共有出来る写真を目指している。
https://takashikonuma.com/
https://www.instagram.com/takashikonuma/
https://twitter.com/Takashi
Konuma
2018年12月に発売したTakashi Konumaの写真集『SCENES』発売中。コチラよりチェックを。
kokuchi



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SCENE by Photographer Edit.Kohei Suzuki 01




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