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interview

Who’s Next by SATANIC Editing Room Vol.17:Stellarleap

Interview by Chie Kobayashi
Photo by Akira”TERU”Sugihara

SATANIC ENT.を編集するスタッフが、今現在気になっているけど、まだSATANIC ENT.ではピックアップしていない次世代のバンド・アーティストに会いに行き、ルーツや活動、それを取り巻くカルチャーなどを一方的に紹介するというシンプルかつ偏愛極まりない連載企画"Who's Next"。今回は直球のメロディックパンクを鳴らすStellarleap。バンドの遍歴と、東京のメロディックパンクシーンについて、メンバー3人に聞いた。

Left to Right:渡邉洋介(Vo/Gt)、曽我蓉司郎(Dr/Cho)、根本響介(Ba/Cho)

 

バンドを続けてみたかったふたり、間違えたメンバー募集

──Stellarleapの結成はいつですか?

渡邉洋介(Vo/Gt):結成自体は2015年。僕と蓉司郎(Dr/Cho)が同じ大学の同じバンドサークルで。サークルのメンバーはみんな卒業と同時に就職してバンドをやめていったので、まだバンドを続けたかったふたりで結成しました。
 

──残ったふたりで「じゃあバンドやるか」となった? それともバンドをやりたいから就職の道を選ばなかった?

洋介:ニュアンス的には前者のほうが近いですね。

 

──響介さんとの出会いはいつですか?

洋介:2017年です。

──何がきっかけで知り合ったんですか?

洋介:つながりは全然なくて……ネットに落ちてました。

──「ネットに落ちてた」?

根本響介(Ba/Cho):僕は中高ではバンドをやっていたんですが、専門学校に通っている時期はバンドをやれていなくて。バンドやりたいな〜と思いながら、専門学校卒業後にライブハウスでバイトしていたんです。そんなときに、自分が働いているライブハウスにThe BONEZがツアーで来て。ステージマンだったので袖からそのライブを見ていたら、「うわ、やべー!」って衝撃を受けて「こんなところにいる場合じゃねえ。バンドやろう」と思ってすぐにライブハウスの仕事を辞めました。

──ものすごい衝撃だったんですね。

響介:はい。号泣しながら母親にLINEして「辞めるわ」って言いました(笑)。それからは別のバイトをしながら、いろいろなバンドをやっていて。あるバンドをやっていたときにドラムが抜けて、ドラムをネットのメンバー募集サイトで募集したんです。そしたら洋介から「うちのバンドでベースやりませんか?」って連絡が来て。

──えっ!?

洋介:あれ? 僕、間違って連絡してますね(笑)。

──そういうことですよね? お互いメンバー募集をしていたのに。

響介:そう。

一同:あははは(笑)。

洋介:間違ってた、ごめん(笑)。

──でも、響介さんはそこでどうしてStellarleapに加入したんですか?

響介:曲が良かったんで。最初「calls」と「spacefly」の2曲をデータでもらったんですが、演奏の上手い下手は置いておいて、普通に曲がいいなと思った。僕が所属してたバンドはしばらくライブできない状態だったし、「じゃあ入ろう」と。

──洋介さんは「ネットに落ちてた」と言っていましたが、落ちてたわけではなかったんですね(笑)。

洋介:間違っちゃいました(笑)。

響介:僕は「なんで?」って思いましたよ(笑)。でもそう考えるとすごい出会いですよね。

洋介:いい曲作っててよかった〜!(笑)


ルーツはELLEGARDEN、FOUR GET ME A NOTS、10-FEET

──それぞれの音楽のルーツを教えてください。

響介:ELLEGARDENです。実家が、一生「スペースシャワーTV」がついているような家だったんですが、小学5〜6年のときにスペシャで「Space Sonic」「Salamander」のミュージックビデオが延々と流れていて。それまではウルフルズや奥田民生が好きだったんですが、エルレのMVを見て「英詞やべー!」ってなって。そこからGreen DayとかSum 41をどんどん掘り下げていくようになりました。

曽我蓉司郎(Dr/Cho):僕もELLEGARDENはずっと聴いてました。あと中高はBUMP OF CHICKEN、Janne Da Arc、ASIAN KUNG-FU GENERATION、ストレイテナーあたりを好きで聴いていました。大学に入ってメロディックパンクが好きな友達と出会って、彼の影響でいろいろ聴き始めるんですが、正直はじめはあんまりしっくり来てなくて。でもFOUR GET ME A NOTSの「Start all over」のMVを観たときに「めっちゃいいじゃん!」ってなって、そこから改めてメロディックパンクを聴きだしました。

洋介:へえ! 知らなかった。

──ドラマーで好きなプレイヤーや憧れのプライヤーはいますか?

蓉司郎:TOTALFATのBuntaさん。参考にしているし、お世話になってます。初めてTOTALFATのMVを観たときに、「この人、なんでこんな速いの叩けるの!?」って衝撃を受けました。

──それこそ中高生時代に聴いていたバンドと、BPMから全然違いますもんね。

蓉司郎:本当にそうです。“速い”の基準が変わったというか。いわゆる邦ロックだと160くらいからが速いって感じなんですけど、メロディックパンクだと200が当たり前みたいな。ツービートも初めは叩けなかったですもん。

──洋介さんのルーツは?

洋介:僕がバンドをやろうと思ったきっかけは10-FEETです。僕は茨城出身なんですけど、高校生くらいのときにある日突然先輩にmito LIGHT HOUSEに連れて行かれて。それまではJ-POPしか本当に聴いてなかったんですよ、CHEMISTRYが好きで。でもなぜかライブハウスに連れて行かれて、そこで10-FEETのライブを見て……すごく衝撃を受けました。ビックリして、帰ってすぐにギターを買ってもらいました。それ以降はずっと10-FEETの「VANDALIZE」を聴きながら通学していました。

──高校時代にバンドは?

洋介:やりたいなと思って、家では弾いていたんですけど、なかなか一緒に組む人がいなくて。バンドをちゃんと始めたのは大学に入ってからです。

──最初は“続けてみたかったふたり”でぬるっと始めたバンドだったと思うのですが、そこから気持ちが変わった瞬間というか、腹をくくった瞬間みたいなものはありましたか?

洋介:卒業したあとに一応2年くらい働いていたんですけど、ちゃんとバンドやりたいなと思って会社を辞めたんですよ。そのときですかね、気持ちが変わったのは。

──そう思ったきっかけが何かあったんですか?

洋介:BACK LIFTの「Search」を聴いたこと。当時の自分になんかすごく刺さっちゃって。さっきの響介のThe BONEZの話じゃないですけど、俺も「なんでこんなところにいるんだろう」って思っちゃって。「Search」、すごくいい曲ですよね。カッコいいけど優しい部分もあって。メロディックパンクの好きな部分が全部入っています。

 

東京のメロディックパンクを背負って

──先ほど響介さんから「英詞やべーってなった」という話もありましたが、Stellarleapは英詞で、直球のメロディックパンクをずっと鳴らしているバンドですよね。ホームとも言える新宿ACBを中心に、現在のメロディックパンクシーンをどんなふうに見ていますか?

洋介:「メロディックパンクのバンド、少ないな」と思ってたところではあったんですけど、最近増えてきましたね。

響介:若い、ハタチくらいの子たちが。

洋介:だから今後はまた楽しくなりそうだなと思っています。

 

──そんな中、4月にはツーマン企画『BLAZING DAYS』を始動させました。6月12日のVol.2ではtwo step gloryを対バン相手に招きます。この企画はどのような意図で始まったものなのでしょうか?

洋介:自分たちがカッコいいと思っているバンドとガチンコでやり合いたいなと。まずは自分たちがやっているのに近い、それこそメロディックパンクのバンドを対バン相手に迎えて、ムーブメントを広げていけたらとも思っています。それこそ年下のバンドともやっていきたいですし。

──“メロディックパンクシーンを作っていく”みたいな気持ちがある?

洋介:はい。増えてきているとは言ったものの、今はまだ本当に東京で英詞のメロディックパンクをやっているバンドが少ないから。お客さんにもメロディックパンクを聴いてほしいし、いろいろなきっかけになればいいなと思っています。

響介:あとはこの企画にあわせて、毎回新曲を出していくつもりです。

 

──バンドとしての今後の展望はありますか? シーンを作っていくのはもちろんとして、例えばライブの規模を大きくしていきたいとかそういう気持ちは?

洋介:あります。今ACBとかで観てくれている人たちを、大きな会場に連れていけるようにしたいですね。

──音源についてはいかがですか? 現在は自主でデモCDを出している状態ですが、どこかのレーベルに所属して全国流通というのは考えていますか?

洋介:うーん……、それに関してはまだそんなに考えていないですね。意外と自分たちだけでできちゃうんで。レーベルの力が必要だなと感じることももちろんありますけど、今はまだ。

──それよりも、シーンごと大きくしていくことに必要性を感じているというか。

洋介:そうですね。それを考えながら活動していることが楽しいです。

 



Stellarleap presents 『BLAZING DAYS』Vol.2

日程:2022年6月12日(日)
会場:東京都 西荻窪FLAT
※チケットはソールドアウト

最新新曲「More I want」配信中

https://linkco.re/TT9Sgx2B?lang=ja

Stellarleap

https://stellarleap.ryzm.jp/
https://twitter.com/stellarleap
https://www.instagram.com/stellarleap_official/

Who's Next by SATANIC Editing Room

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Vol.14 Jason Andrew
Vol.13 Earthists.
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Vol.11 Some Life
Vol.10 IRIE BOYS
Vol.09 Graupel
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